ゆう

小さな幸せや思想の記録。 写真と文章で綴ります。 Kamakura Japan

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マガジン

  • 大学編入日記

最近の記事

気温19度

「19度だって!散歩に行こう。」 薄手のカーディガンを羽織って靴を履いた。早く外に出たくてうずうずする。 快適な温度、気温19度になると私はワクワクする。私には気温19度の思い出があるのだ。 「ねえ、心地よい温度だね。今何度だと思う。」 太陽が落ちて完全に暗くなった河原を私たちは歩いている。河原の涼しい風が心地よい。気持ち良い風は、生え始めたばかりの草の香りを運んでくる。夏はもうすぐそこなのかもしれない。 「16度!結構当たってる自信ある。」 彼は答えた。 「16度

    • 珈琲店で紅茶を頼む

      雨だ。 今日は雨が映えるカフェに行って写真を撮ろう。カフェで本も読めたらいいな。 そう思って前日の夜から楽しみに計画を立ていた。 しかし外へ出ると思ったより雨が強いし寒い。急遽近場のカフェに行くことにした。 そのカフェは前にも行ったことがあって、私のお気に入りだ。飲み物と食べ物が美味しいし、古民家を改装している雰囲気も好きなのだ。 木造の家の雰囲気を残しながら、 オレンジ色の優しい光が店内を照らしている。人が歩くたびに木材がしなる音もまたいい。 私が頼んだ紅茶が運ば

      • この街の記憶 ショートショート

        ギラギラと熱い太陽が私を照りつける。 太陽はちょうど真上だ。真夏日とはこういう日のことを言うんだと思う。なぜこんな日に母校に行こうと思ったのだろうか。自分を責めた。 駅でバスを待てば良かったか。でも2時間に一本しかないバスを待つのは億劫だ。結局歩くことにした。炎天下で暑かったが、歩きながら昔のことが蘇ってきて懐かしい気分になれた。 ちょうど今歩いている場所は、お祭りで餅まきをやっていた場所だ。私がお祭りで一番好きだった場所。いくつかの地域の神輿が集まってきて、ねりが始まっ

        • 運命ってあるのかな

          私には分からないよ。出会いや出来事が運命であることはそんなに重要かな。 大事なのは運命という言葉に振り回されないことだと思うな。運命だから、仕方なく諦めたり周りに流されると辛くなってしまうから。 運命という言葉は、自分が思うままに生きていて良い縁に恵まれた時に使いたい。たとえ、自分が行動してなかったら出会えていなかったとしても、素敵な縁が運命だったと思えたら嬉しいじゃん!

        気温19度

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        • 大学編入日記
          3本

        記事

          小さな幸せ

          目的もなく散歩をしていたら、目の前に花畑が!こんな場所があるなんて知らなかった。 ここは鎌倉の稲村ヶ崎駅近く。 稲村ヶ崎は、富士山が見える絶景スポットや温泉、ヨリドコロ(レストラン)などが有名だ。だけど、花大根の花畑のことは聞いたことがない。 日常に思いがけず素敵な出来事が加わった瞬間だった。

          小さな幸せ

          5月を感じる風が心地よい。 風が藤の香りを運んでくる。 五感全てで幸せを受け取った。

          5月を感じる風が心地よい。 風が藤の香りを運んでくる。 五感全てで幸せを受け取った。

          時間の流れ

          歳を重ねていくにつれて、 小学生、高校生、大学生が幼く見えてくる。 当たり前のことだけれど。 小学校入学当初は6年生がとても大きく見えた。そう思っているうちに自分もすぐ6年生になって卒業した。 学校を卒業してすぐは、小学生は幼く見えない。でも時間が経っていくうちに小学生が幼く見えてくる。 現在社会人2年目の私は、大学生との違いはまだ感じられない。でも、あと5年もしたら大学生が幼く見えるんだろうな。 なぜか入学や入社したばかりの人が多い4月はよくそんなことを考える。

          時間の流れ

          季節は移りゆく。 桜はあっという間に散ってしまった。今度は藤の花が咲きはじめようとしている。 日々同じようなことをしていると時の流れに気づかないけど、花を見ていると未来へ進み続けていることを実感する。

          季節は移りゆく。 桜はあっという間に散ってしまった。今度は藤の花が咲きはじめようとしている。 日々同じようなことをしていると時の流れに気づかないけど、花を見ていると未来へ進み続けていることを実感する。

          見上げた先には 薄ら雲がかかった青空と桜が広がっていた。

          見上げた先には 薄ら雲がかかった青空と桜が広がっていた。

          桜の気持ち

          桜の花は1.2日したら散り始めてしまう。儚い花だ。 散り始めとほぼ同時期に青々とした若葉が生えてくる。 花が散り、葉が目立ってくると桜が終わってしまったかと私たちは寂しくなる。 でも桜の木は、葉を青空の下いっぱいに広げられて嬉しいのかもしれない。

          桜の気持ち

          桜が散る

          幸か不幸か、花びらが散って車についていた。 花びらがついて可愛い車になったけど、 運転するには大変そうだな🤔 期間限定の柄の車🌸

          桜が散る

          旧脇村邸

          神奈川県逗子市にある旧脇村邸のお掃除に行きました。 とてもアーティスティックなお家でした。 普段は一般公開していない。 今日掃除を手伝えるということで偶然入れた場所。 ボランティアで掃除している方が歴史や建物の特徴、旧脇村邸からわかる日本文化について色々説明してくれた。 これからもこの建物が保存され、今後活用されれば良いなと思う。

          旧脇村邸

          雨も映えるカフェ

          北鎌倉にある「喫茶ミンカ」に行った。 雨の日に訪れた。 鎌倉より北鎌倉は落ち着いた雰囲気があって、 喫茶ミンカも落ち着いた雰囲気がある。 薄暗い外と店内の優しい明かり。 静かな温かさと美しさがある異世界に来たようだった。 店内はゆったりとした空気が流れていて、 呼吸が深くゆっくりになった。心も自然と落ち着いてくる。 普段の日常生活(仕事をしている時や携帯を見ている時など)のほとんどで、呼吸が浅くなってしまうことが多い。 たまには何もせず、 ゆっくりとその場の美しい景

          雨も映えるカフェ

          「地ごく」

          人間を言語化している本だと思った。その中で私が印象に残ったフレーズ。 「人々は本当の辛いことから目を背けて、目の前や身近に起きていることを憎む」 確かにそうだと思った。 今は目の前のことに不快感を感じているけど、のちにその背後にあることが本当に辛かったと気づくことがある。 「病名を使うことで生きやすくなる社会」 であると思う。最近流行ってるHSPという言葉とかも。私も高校生くらいの時に自分のことをそう言ってたな。人の目線が怖いとか。 病名がつくことで他にも同じような人

          「地ごく」

          雨粒が開きかけの桜に滴り落ちるのが綺麗! 少し前の写真。この桜も今日の雨と風で散っちゃうのだろうかと思うと寂しい。

          雨粒が開きかけの桜に滴り落ちるのが綺麗! 少し前の写真。この桜も今日の雨と風で散っちゃうのだろうかと思うと寂しい。

          蒸し小豆が美味しい

          最近米粉のパウンドケーキを作るのにハマっている。 今回は抹茶と小豆のパウンドケーキ。 小豆は蒸した小豆を使ったが、 茹でたものより美味しく感じる。 少し硬さがあり、 中はホクホク。 味も茹でた時より小豆の味がしっかりする気がする。 この小豆単体でも美味しい。 また買おう!

          蒸し小豆が美味しい