見出し画像

【少しでも快適に】入院お役立ちグッズまとめ

 乗り切ろう 入院生活

 個人的な話ですが、2022~2023にかけて10ヶ月の長期入院をしていました。出産時の入院や別の入院などを合わせて手術6回と、ここ数年病棟のお世話になる生活をしていました。
 コロナ禍真っ只中で見舞い客はゼロ、遠方の病院だったため家族も頻繁には来れない、大部屋でカーテン1枚隔てた向こうには赤の他人様、そんな環境で生き延びる時に役立ったアイテムを紹介できればと思い記事にまとめました。
 また次の入院予定が立ったので個人的備忘録の側面が強くなってしまいましたが、これからご自身が入院される方も、ご家族が入院される方も、もし少しでもこの記事がお役に立てれば幸いです。


【①最低限これだけはというもの】

 病院で貰う入院案内に載っている物たちです。

 ・前開きパジャマ
 ・タオル
 ・下着
 ・歯ブラシ/コップ/くし
 ・シャンプー系、洗顔料


 短期入院ならこのあたりはレンタルしたほうが楽です。
 パジャマやタオルは2日に1回の頻度で回収&補充してくれるので洗濯の手間が要らないのが大きい。
 シャンプー類はレンタルはない所もありますが、浴室に備えられている大きいポンプタイプをご自由に使ってくださいという病院もあります。
 歯ブラシコップくしは退院時にお持ち帰りくださいと言われます。
 
 ・延長コード
 ・S字フック
 ・テレビ用イヤホン
 ・時計

 このあたりも必須アイテムによく挙げられるものですね。病院の売店でだいたい売ってます。
 延長コードについてはスマホだけでなくタブレットやモバイルバッテリーを充電するなら3口+寝ながら手元にスマホが届く長さの追加延長コードを持ってくといいです。
 時計は百均のは針がカチカチ言うので、静音のものを。周りの方への配慮もですし、不安な長い夜に秒針の音がするのは追い詰められ感助長します。

※ベッドの柵にはめて寝ながらスマホができるグッズは、ベッドの柵の太さによっては固定できないです。腕を手術した時にこれは使える!と思い持参したものの、無用の長物になりました。首にかけて寝ながらスマホが使えるやつもこちらもすぐ倒れて実用とはなりませんでした。事前に家で試してからが吉です。

 

【②収納グッズ】

ベッドサイドポケット

 入院中は説明の書類や手術の案内など、紙類がいっぱい配られます。
 そういう時にA4をガサッと入れられてすぐ取り出せるこちらのベッドサイドポケットが便利。
 それだけではなくイヤホンやコード類や筆記用具など小物を入れられました。見た目よりも入ります。スーツケースに入れるときは潰して省スペースになるのもよい。これは役立ちました。

吊り下げバスケット
 
 S字フックでベッドサイドに掛けていました。こちらにはスキンケアやヘアケア系を入れていました。ダンボーに癒されました。看護師さんたちもみんな反応してた。

※S字フックは後述のエコバッグをかけるのも含め、大きめのを5個くらい持ち込むと安心できます。
 滑り止めが先端についてて、落ちた時に音が響かないプラスチック製だと尚良しです。

 ・エコバッグ
 
 必須級なのがエコバッグ。とにかく家にあるエコバッグは大小併せて全部で6~7個もっていきました。
 着替えを入れたりお風呂に行く時アイテムを持っていったり汚れ物を入れたりとにかく使います。
 エコバッグは色違いの配色がパッキリしたものを用意しておくといいです。と言うのは手術後とか自分では身動き取れない時に、看護師さんたちにお願いしやすくなります。青いエコバッグはクローゼットにお願いします、赤いエコバッグはベッドの右にお願いします、と言ったふうに。
 エンビロサックスのエコバッグが好きで集めていたのですが、派手で色も豊富でとにかく入る。色柄も華やかなので気分も和らぎ、大活躍でした。
 またこれとは別に、上部にファスナーがあるエコバッグも見られたくないものを入れる時に重宝します。 

・サコッシュ/小さめショルダー

 ちょっと売店に行く時などに。帰りに蓋付き紙コップの飲み物をを入れられるくらいの大きさで、別室で説明を受ける際にB6の手帳が入るくらいのサイズ感が良かったです。

【③入浴用品/スキンケアほか】

シャンプー・トリートメント・ボディソープ

 トラベルサイズのシャンプートリートメントは売店でいつでも買えますが、長期入院になるとコスパが気になるので、詰め替え用のシャントリ系を持参して小分けボトルに入れ、スパポーチにinしていました。
 あと売店の選択肢のないシャントリ系より自分の気に入ったものを使った方がメンタルに良いです。ビオレのボディソープを使っていたんですが退院後に使おうとすると入院生活を思い出してしまってもう使えなくなりました。ビオレに罪は無い。

 シャワータイムは持ち時間が1人15分とかのリアルタイムアタックです。動きに制限がある方だと中々過酷です。厳しい方は看護助手さんが介護用のお風呂場で入浴介助をしてくれます。

 ・スキンケア・ボディケア

 スキンケアは気持ちが落ちてる時でもケア出来るようにオールインワンジェルが良かったです。気になった時でもササッと塗れるように。

 ボディミルク系も必須でした。病院は乾燥してます。このヴァセリンのは好きなラベンダーの香りがほんのりして、大容量で保湿力もありお手ごろということで愛用していました。

【④飲食系】



ふりかけ類

 食事が絶望的に不味い病院もあるし、まあまあ美味しくてもそこは病院食で毎日食べていれば飽きるので、ふりかけ類やごはんですよは必須でした。
 おとなのふりかけの何種類か味が入ってるものとか飽きがこないです。あとおとなのふりかけは美味しい。
 ただ、塩分やカロリーコントロールされてる方はNGな場合もあるようです。

 ※お見舞いでお菓子や食べ物を差し入れる際には、上記の理由で事前に確認した方がいいかもしれません。甘いものを病院に禁止されている患者さんが甘いもの差し入れで貰って悲しそうにしていたのを思い出します。

タンブラー・マグカップ

 給湯室が使える病院ならば持ってくと良いです。
 こちらは保温保冷機能があり、給湯マシンに入って、蓋がしっかり閉まって鞄の中でもこぼれない所が良かったです。飲み口が小さいのでコーヒー類飲んでも匂いが漏れにくいのも◎でした。
 無味乾燥な入院中に、好きな温かい飲み物を飲むと少し楽になります。

箱買いペットボトル

 給湯室がない病院にいた際には、ペットボトルを通販で箱買いして常備していました。他のみなさんも飲料は箱買いしてる方が多かったです。
 今でもこれを飲むと入院してた日々を思い出します。
 こちらは通販で届けてもらっていました。

【⑤衣料系】

ペーパーショーツ

 使い捨てペーパーショーツは便利でした。術後に洗濯が厳しい時も重宝しましたが、楽なのでずっと使っていました。介助してくれる看護師さんにも褒められた。サイズもM~5Lと豊富です。小さく丸めてビニールに個包装されていました。
 ただしあくまで不織布のため防御力は低いです。生理中は無理でした。

パジャマ系

 寝巻き替わりにユニクロのエアリズムパーカーを3枚持ち込んで着てました。売店行く時とかに外界のかたとすれ違うので寝間着寝間着してるのはちょっと気が引けたり(誰も気にしてないとはわかっているものの)、あとは術後リハビリがあったのですが、その際に動ける衣服に着替えるのも手間だったので、一日中着てました。着心地も良い。
 入院時、パジャマは前開き指定のところも多いと思います。そのあたりもOKでした。ただし被りまくりってました。同じのを着た人を毎日誰かしら見かけました。

 ・カーディガン

 肌寒い時に羽織ものあると便利でした。ニットカーディガンは頻繁なる洗濯のせいでのびのびになりましたが機能的にも精神的に頼もしかったです。

 パジャマ系は長期入院になると季節をまたぐのでその辺は悩ましかったです。当然自宅の衣替えもできないので家族にあれとこれ持ってきてと言っても通じません。

 どこだったか、大規模な病院でユニクロの店舗を併設したところがあると聞きました。確かにそういうときに需要はあると思い膝を打ちました。
 ユニクロは術後や入院患者が使える前開きの肌着やブラジャーを開発していて個人的に信頼しています。

【⑥スマホ・電子機器系】

・楽天モバイル等、使い放題プランがある携帯会社

 必須でした。とにかくスマホが外界との唯一の窓口。スマホないと無理。スマホが生命線。ベッドにうつ伏せで両肘ついてスマホしてたら肘関節炎になりました。

 病院によってはフリーWiFiを用意しているところもありますが、それだけでとてもポイント高い病院ですが、無いところもあります。
 自分も最初はポケットWiFiをレンタルしていましたが、月5000円程度かかるので、使い放題プランがある楽天モバイルにキャリア変更をしました。病室からネットで契約変更でき、SIMカードが送られてくるシステムも良かったですね。
 また、いま大体のキャリアはテザリング機能がありますが、使い放題プランだとテザリングで例えばタブレット繋いでいくら使っても同じ料金なので本当に助かりました。
 まずは病院にフリーWiFiがあるかどうかの確認をされるといいと思います。キャリア変更までは…という場合はポケットWiFiの導入を視野に入れるといいかもしれません。

 わたしが使っていたのは下記のようなポケットWiFiでした。1ヶ月もあれば退院まで余裕でしょうとタカをくくっていましたが延びに延びたのでキャリア変更したという経緯です。

タブレット

 タブレットの真価を発揮する絶好の機会です。読書も映画鑑賞も音楽鑑賞もゲームもなんでも出来る。本を持ち込まなくてもいい。
 わたしは入院の度にソシャゲがすごく強くなっていきました。

・スマホ&タブレットスタンド

 百均のでも事足りますが、こちらのはタブレットを載せても安定感があり便利でした。身動き出来ない真夜中にスマホを床に落とした時の絶望感はなかなかにあります。


・入院中の通販の利用について


 こちらも書いておきたいです。
 述べた通り、家族が頻繁に見舞いに来れなかったという状況下で、ネット通販にはとてもとてもお世話になりました。届け先を病室にすれば届けてくれます。
 ただ、それがNGな病院もありました(看護師さんにチクリと言われる)。たまたま大きいコンビニが併設されている病院だったので、そのコンビニ受け取りにしてなんとか通販を使っていました。コンビニなければ詰んでました。
 いまは面会制限も随分緩和されているようですが、ご家族に頼れない状況の方もいるかと思います。入院先の通販等の荷物の受け取り方法についても確認されると良いかと存じます。


終わりに

 以上、とても個人の主観とはなってしまっていますが、わたしが使って役立ったアイテムのご紹介でした。
 この記事がお役に立つ場面が訪れないことが何よりですが、避けられない孤独な入院時に少しでもお心が安らぐようなグッズの情報が載せられていたら幸せです。

 お読みいただき、ありがとうございました。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?