マチカ

統合失調症を患うハンガリー人の彼との出来事について、綴っていきます

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統合失調症を患うハンガリー人の彼との出来事について、綴っていきます

最近の記事

統合失調症の外国人の彼と私の恋愛:ともに暮らす中で見えてきたこと

こうしてシーラと一緒になった私。 統合失調症の症状と直結するのかはよくわかりませんが、 彼と暮らしながら見えてきた特徴についてお話してみようと思います。 まず、 彼の決断と行動までの時間のスピードがものすごく速いことです。 はじめ私が住み始めた時は、5名の女子ルームメートと一緒でしたが、 彼は自分の部屋にある2つのベットを繋げて無理やりダブルベットにして、 1人ルームメートがいるのもお構いなしでここに引っ越して来なよ。 と言ってきて、もう部屋できてるかという事になり、

    • 統合失調症の外国人の彼と私の恋愛:キャンプでの出来事【後半】

      キャンプの最終日の夜、 私たちは学校のある唯一のクラブにて、打ち上げパーティが始まりました。 お色気たっぷりな洋服で身をまとう女子たち 男子たちもしっかりと髪を整えて、3日間の気持ちが溢れるかのように、 時間が重なれば。 私はお酒は飲めませんが、踊るのは好きだったのでそれなりに楽しく過ごしましたが、彼らの積極性はなかなかのものです。 キャンプで出会って結ばれたカップルもチラホラ。友達同士でにぎやかに楽しんでいます。 踊っていると目の前にシーラが現れました。 かれは真っ白な

      • 統合失調症の外国人の彼と私の恋愛:キャンプでの出来事【前半】

        ハンガリーで大学へ進学すると、必ず訪れるのがこの新入生歓迎キャンプ。 内容はというと、簡単にいえば お互いに仲良くなりましょう!というものです。 さまざまなゲームや体験を通して、なかなか濃厚な時間を過ごします。 私が通った学校は農業系で、主に野菜や食べものを使った セクシュアルなテーマでゲームが展開されました。 二人一組になって、 片方がキュウリにヨーグルトをつけて相手が舐めるリレーだとか、 五人一組になって、 氷を口にふくんでリレーだとか、 すさまじいリレーが繰り返され

        • 統合失調症の外国人の彼と私の恋愛:出会い

          2010年8月20日。 忘れていない理由は、この日がハンガリーの建国記念日だったから。 この時、偶然にも飛行機から花火が見えて、飛行機が着陸すると、東欧独特の風習で機内の乗客が拍手をしていて、1人どぎまぎしていたのを、今でも覚えています。 私は夜の便でブダペストの空港に到着。 コンタクトパーソンの先生が手配してくれたあるご夫婦の車で、留学先の街へと夜な夜な移動することになりました。 大学に着いたのは、夜の0時を過ぎた頃だった気がします。 私が住むことになったのは、大学の

        統合失調症の外国人の彼と私の恋愛:ともに暮らす中で見えてきたこと

          統合失調症の外国人の彼と私の恋愛:はじまり

          はじめまして。 マチカといいます。 これから統合失調症を患うハンガリー人の彼と私の間で さまざまな出来事が起きました。 病気の彼と関わる中、私と彼の関係は少し奇妙で、曖昧で、 終わりの無い時間が流れ続けています。 2010年に彼と出会って13年。 交換留学生としてハンガリーへ留学をした時から始まりました。 未知のハンガリーの言葉・歴史・文化。 ハンガリー語・英語もままならないままスタートした留学生活のはじめは 新入生歓迎キャンプ(Gólya tából)。 彼が私に向

          統合失調症の外国人の彼と私の恋愛:はじまり