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初対面11人で共同生活!~奄美大島でボランティアvol.3~

ECOFFのボランティアの醍醐味の1つは、はじめましての人達と10日間ずっと一緒に過ごすこと。食べるのも寝るもの一緒。
こういうのが嫌いなお姉ちゃんはこれ聞いて信じられんっ!無理!って言われたけど私はこれが楽しい。

今回は11人もいたからみんな個性豊か。

コミュ力おばけひなちゃん、料理長ももちゃん、ジェントルマンかおるくん、ムードメーカーやまとん、意外と変な人さっちゃん、癒し系天然かえで、感受性豊かなまーちゃん、恋バナ大好きしゅう、LGBT講師みゆっちぃ、ポッドキャスターたかくん

メンバーについて思ったことを書くのはまた今度

私から見てどんな共同生活だったかを書いていこうかな


共同生活でのあれこれ

滞在先は一軒家。本来は6人でいるところに11人。いや無理があるだろ笑
夜は床という床に人がいてみんなで雑魚寝。完全に修学旅行状態。いや修学旅行よりも密だったな。気を抜くと人踏みそう。

食器も足りなくて、みんなまちまちだし、グラスが足りなくてビールジョッキで飲んでた笑
11人分のご飯作るのに台所は小さすぎるし、よく作ってたなって

お風呂も1個しかないけど11人入る必要あったから、ボランティアから帰ってきた人から入って、大体4,5時~10時くらいまでで入れ替わりで入ってた。

洗濯機も一日中回しっぱなし、洗濯量多くて何回洗濯機止まったことか…1回夜にトイレットペーパーが完全になくなった時は近くのお店閉まっちゃってて焦ったなー

共同生活ならではの幸せ

まず1日目の夜ご飯。共同生活最初の自炊はカレー!定番だね
まだ打ち解けていない中、みんなで作って食べた。
「いただきます」して一口。もちろん美味しかった。
食べだしてまもなく、まーちゃんが一言。

「幸せ…」

これは今でも覚えてる初日のハイライト
まーちゃんは「みんなで食卓を囲んで、作ってくれたカレーを食べるという空間にすごい幸福感で満たされた」って

まーちゃんの言いたいこと分かる。

「そして毎朝、誰かがご飯を作ってる音で目覚められたことも幸でした。一人暮らしの身だから特にそう感じたのかも」ってまーちゃんは教えてくれた。
これは一人暮らししていない私にはわからないけど、確かに人の生活音で目覚めるって幸せだよなって。当たり前を再認識。

私は朝起きたらみんな眠そうに「おはよー」って声かけあってたの好きだったなー

ボランティアから帰ってくると家からみんなのわちゃわちゃした声が漏れてたのが聞こえたのもなんか幸せだったなー

夕方にはみんなで「今日は何したのー?」「○○でこんなことしてね、△△が面白くてね」「次行くの楽しみだなー」とその日のことを報告し合ってた。家族ではあまり起こらないこの会話に楽しさを覚えたなー

当番のない共同生活

この共同生活が今まで経験したものと明らかに違ったのは、当番を何も決めてないのに生活が成り立っていたこと

普通は、朝ごはん当番は誰で~、掃除は誰で~、こういう順番で回そっかってなる
初日はまぁボランティアになるとしても2日目からは決めるかなとか思う人もいると思うんだけど、最終日まで全く決めなかった。なのに成り立ってたの!

食前「じゃあ私ごはん作るね!」「私も手伝う!」「ありがとう」
食後「ご飯作ってないから皿洗いするね!」「ありがとう!」
みたいに皆が率先的に動いてくれてた。

11人もいたら今日何もしてない!って自覚する人がでてきたんだけど
「何もしてないからやる!」「私も何もしてないからやるよ!」「ありがとう、でも人数足りてるー!」
みたいに若干仕事の取り合いになるほど笑

まーちゃん曰く「皆んなが率先して料理とかで動いてくれるから、私も少しでも役に立ちたいと思って皿洗いに徹してたけど、それが全然嫌じゃなくて、自然とそういう風になってたこのメンバーすごい」

私は皿洗いよりも料理することが多かった気がするんだけど、作ったご飯をみんなが美味しい美味しいって食べてくれたからより作りたくなっちゃったりするんだよね笑
決して11人の仕事量が平等だったとは言えないんだけど、自分がたくさんやっててもなぜか嫌という感情は全く出てこなったと思う

なんで当番決めなくても生活が回ってたのか考えたんだけど、

①みんなが自主的に、率先して動いていた
②やってもらったら自分もやるという精神が強かった
③やってもらったら必ず「ありがとう!」があったかなと思う。

理由付けはしてみたけど、たぶんこれだけじゃないはずだし、もっとみんながすごかったから成り立ったことなはず。

今でも不思議だけど、共同生活は何回もしたけど、ここでしかこれは起こらなかった。本当にすごかった出来事。

みんなでもいいひとりでもいい

もう1個ここで感じたこと。

11人もいると全員で何か同じことをするってことは難しいからか少なくて、各々やりたいことをしていてた印象が強い。
みんなで何かしたのは人狼やった時くらいかな?めっちゃ盛り上がってたよね笑

メンバー誘ってボードゲームしたり、語ったり、ラジオとってたり、外出たり、1人で好きなことしたり…

個人的には全員一緒にやろうね!っていう雰囲気が少ないのが過ごしやすかった。

なんでかというと……理由は2つ。

1個は、私が大人数での場があんまり好きではないから(最近気づいた)

みんなで盛り上がるのももちろん楽しいけど、2,3人で話すのが一番好き。
会話の参加率が高いからたくさん話して聞けるし、自分の興味ある話や共通点の話がしやすい。
あとは、大人数の時では静かなメンバーの話を聞ける大チャンスだから!

要約すると、大人数だと広く浅い話になることと、自分に興味のない話が出る確率が高くなってしまうから。少人数で話す方が好きなんだと思う。

もう1個は…………
誰かが○○しよう!って提案してくれるのはすごいありがたいんだけど、どうしてそれがみんなやりたいと思ってみんな参加する前提なんだろう?って発案者に思うことがある。
乗り気じゃないけど、そうは言いづらいかったり場を読んでちょっと無理して参加する人もいるだろうに(私がこの立場の時もあった)って思う。

だからみんなで一緒に!って空気少ないと、各々やりたいことができる。
1人で過ごしたきゃそうできるし、何かをみんなに呼び掛けてやりたい人たちだけが集まる。これが私の理想の共同生活のかたち。

だから、10日間で、みんなといるのがちょこっと辛くなった時に
「ちょっと一人で過ごそう」って何のためらいもなく思えたのも良かったな



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