もつ煮を求めてカシマスタジアムへ そして笠間の栗に恋をする
とある記事を読んで、猛烈にもつ煮が食べたくなりカシマスタジアムに行きたくなりました。
もつは大好きというわけではなく、普通と苦手の間くらいです。「嫌いなんか!」というツッコミはいりません。
こんにちは。横浜・Fマリノスサポーターの すずです。
ちょっと苦手なもつ煮を食べたくなり、そして、いつも勝ち点3を奪えず泣きながら帰る羽目になる鹿島に行きたくなる不思議。これは洗脳されたのかもしれません。
猛烈にもつ煮が食べたくなり、カシマスタジアムに行きたくなる記事はこちらです。
なんとしても今シーズン中にもつ煮を食べたいと、カシマスタジアムに行ける日を探したら……。
ありました!!!
11月7日(日)浦和レッズ戦。その週はマリノスの試合が6日(土)開催で、わたしにとって好都合でした。
「鹿島に行きたいなんてめずらしいね」と、鹿島サポーターの夫がチケットをとってくれました。マリノス戦以外でカシマスタジアムには行きませんが、鹿島のことは嫌いじゃないですし、夫の鹿活には理解がある「いい妻」だと自負しております。クラブワールドカップ決勝戦のチケットが高いと躊躇していた時も「優勝するかもしれないんだよ!」とチケットを買ってあげたし、イランのアザディ・スタジアムに行くか悩んでいた時も「ACL優勝の瞬間に立ち会えるかもしれないんだよ!」と背中を押しました。マリノスがACL決勝戦に進んだ暁には、背中を押すとともに餞別も欲しいです。
あぁぁACL優勝したい……。レッズ、ガンバ、アントラーズに続きたい。
話をもつ煮に戻しましょう。
一番有名であろう鹿島食肉事業協同組合のもつ煮は食べたことがあるので、今回の目当ては、「エミールのもつ煮」と「ゆがふのトマトもつ煮」です。タケゴラさんの食べ比べ記事では、こんなふうに紹介されていました。
エミール もつ煮 500円
ホームゴール裏(南側)の一番メインスタンド寄りにある売店で、お店は鹿島神宮の参道にある純喫茶で、スタグルの名物はボリューム満点のカツカレー。こちらのもつ煮は味噌も入っているが、醤油の味が強め。そして、具材で特徴的なのは大きくカットされてゴロゴロ入っている大根。もつ煮の旨味が染み込んだ大根をこれでもかと味わうことができる。
ゆがふ トマトもつ煮(小)400円、(大)600円
今季途中から2年ぶりに復活。名物は先程も紹介した通り、トマトもつ煮。モツ特有のクセなどは完全に消えており、ジャンルとしてはミネストローネなどに近いので、もつ煮が苦手な人でもこれはいけるという人は少なくない。チーズやタバスコで味変も可能であり、またトマトもつ煮にはトーストがついてくるし、これをご飯にかけたものもあり、炭水化物との相性も○だ。
ね、食べたくなるでしょ。文字だけで美味しそうじゃないですか?
作戦はこんな感じです。
11:00頃 スタジアム到着
11:30 ハラミメシとエミールもつ煮
13:30 ゆがふトマトもつ煮
14:00 キックオフ
14:45 ハーフタイムに甘いもの
11月7日 カシマスタグルvsマリサポ
その日、スタジアム前にあるジーコ像は柵で囲われていました。
浦和戦になるとジーコ像にいたずらする輩がいるらしく、柵で守るそうです。鹿島vs浦和のことをダービーマッチとは言いませんが、サポーターのバチバチ感やこういうところも因縁のライバルという感じがします。全てのサポーターが同じ感情ではないでしょうが、我が家では、浦和、とくに興梠選手の名前を出すのはタブーですし、「浦和すごいね」みたいな話題になるとピリピリした空気が漂います。一方、マリノスに対しては余裕をかましているというか、相手にされていない感があるんですよね……。なんだか浦和にジェラシーを感じます。
話をスタグルに戻しましょう。
まずは、居酒屋ドリームのハラミメシに挑みます。「まずはもつ煮じゃないんか!」というツッコミはいりません。鹿島サポーターの方がアップする写真を見て、ずっと食べたかったスタグルなんです。
並んでいる途中、メニューに「タンシチュー」の文字を目にし心が揺れてしまい、注文口に辿り着くまで「ハラミメシ!」やっぱり「タンシチュー?」いや「ハラミメシ!」いや「両方いっとく?」と葛藤しました。当初の予定どおりハラミメシを購入してから気付いたのですが、少しずつ食べれるセットメニューがありました。視野が狭すぎてパスコースを見付けられずバックパスを選んでしまった……。そんな気分です。
よく煮込まれた肉、豆腐、刻んだネギ、食欲をそそる色合いです。ミニなのに肉がてんこ盛り。ずっしり。500円でこんなに山盛りでいいのでしょうか。写真右上が並、左下がミニです。
まずはお肉をひとくち。
ぅぅうまぁぁーい。
ホロッとしたハラミ肉も美味しいですが、味がしみた豆腐もおいしいんですよ。ご飯が進みます。豆腐もっと食べたい。
続いてもつ煮を攻めるはずでしたが、予定を変更せざるをえなくなりました。だって無理……。ハラミでお腹がいっぱいになってしまいました。例えるなら、試合開始後すぐに筋肉系のトラブルが発生した感じです。交代する(予定変更する)しかないですよね。
仕方がありません。まだ時間はたくさんあります。攻め方を変更して、キックオフ前にエミールもつ煮、ハーフタイム少し前にトマトもつ煮を食べることにしました。12時半を過ぎてどこのお店も混雑していたので良しとしましょう。キックオフ直前になれば行列は解消されるはずですから効率的に買えます。少しぐらい試合を観れなくても問題ないのは私ぐらいでしょうから、スタグルは私の天下になるはずです。独り占めです。ふふふ……。
バックスタンド席に座り、日向ぼっこしながら選手のアップを眺め、お腹が空くのを待ちます。
ハラミメシを食べてから2時間経過しました。間もなくキックオフだというのにお腹はいっぱいです。「もつ煮」が入る余裕は全くうまれません。
そして、さらに45分経過し前半終了が近付いても全然お腹が空きません。むしろ、さっきよりも満腹感が増していて、ハラミがお腹の中で増殖しているんじゃないかと思うくらいです。
わたしの胃袋どうした?
まずい……。このままじゃもつ煮を2杯食べられない……。
更に予定を変更し、エミールのもつ煮は諦めることにしました。2杯は無理でも、トマトもつ煮(小)1杯ならいけるはずです。引き分けでもいい、なんとか勝ち点1を。そんな気分です。バックスタンド座席後ろには「ゆがふ」のお店があり、「トマトもつ煮」がすぐそこにあります。
しかし、後半が始まっても満腹感は続き、全然お腹が空かないまま試合終了。1-0で鹿島アントラーズが浦和レッズに勝利しました。
まだお腹が苦しいけれど、なんとか「トマトもつ煮」をと急いで向かうも、鍋はきれいに片付けられ販売は終了していました。ですよね……。そうですよね……。
スタグルアウェイ戦は、ハラミメシミニ1杯という結果で終了しました。本来の目的だった「もつ煮」は全く味わうことができませんでした。戦い方を間違えました。完敗です。
「もつ煮食べてないんか!」というツッコミはいりませんよ。
こんなはずじゃなかったよ……アウェイカシマスタグル戦……。
撤収!!!
笠間の栗に癒される
試合が終了し、スタグルが買えなくなってから小腹が空いてきました。なぜ今頃……。なんだか悔やまれます。
そうだ!
試合開始前に買ったおやつがあることを思い出しました。
笠間の洋菓子店グリュイエールのモンブラン。
スタジアム着席と同時に「甘いものは別腹だ!」と蓋を開けそうになりましたが、もつ煮の余白を作るため、ぐっと我慢して残してあったのです。
車の中でひとくち。
マロンクリームが美味しい!
甘過ぎずやさしい味わいで、クリームとスポンジケーキのバランスも好みです。むしゃむしゃ食べ空腹感は満たされました。もつ煮敗戦の悲しみがチャラになるくらい美味しくて幸せ気分になりました。
モンブランのことが好きになりすぎて調べてみると、グリュイエールは笠間駅前にある有名な洋菓子店でした。そして、お店で販売されているモンブランは上品な出で立ちでした。
美味しそう!美味しそう!美味しそう!
スタジアムで買ったカップ入りのモンブランとの違いを味わいたい……。
しかしながら、横浜から気軽にモンブランを買いに行けるほど笠間駅は近くありません。時間もお金もかかりすぎます。ならばと笠間の栗を使った焼き菓子を取り寄せました。
注文して数週間待ち、届いたお菓子がこちら。人気のチョコクッキー「おちぼ栗」も入っています。
茨城県笠間市は日本一の栗の生産地です。秋には栗祭りが開催され、栗を使ったお菓子を食べ歩くことができるとか。昨年と今年は栗祭りが中止となったようですが、2022年はグリュイエールのモンブランを求め笠間を訪れたいです。
もちろん、もつ煮を食べにカシマスタジアムにも行きますよ!!!
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