私は会社員のかたわら、数年前から複業ライターとして活動している。それまではライティングや編集を仕事にしたことはなかったので、ライターを仕事にしている人との接点は少なかった。

しかしローカルライターとして活動する中で、同じ東北地方で活動するライターさんとお話したいと思う気持ちが強くなった。

今年のゴールデンウィーク、ついにその夢が叶った。仙台の先輩ライター・岩崎尚美さんが｢今度、仙台で東北のライター交流会をしようと思っているのですが、よかったら参加しませんか?｣と声をかけてくれたのだ。

｢ぜひ、行きますっ！｣と参加を即決。そして岩崎さんの行動力に感動していた。情けないことに私は企画する勇気がなかったからだ。

交流会当日は、スッキリとした青空が広がっていた。ウキウキとした気分になる。会場のイタリアンレストランへ向かう足取りも軽かった。

この日集まったのは、4名。岩崎さんと私、そしてお隣の福島県から山根麻衣子さんと奥村サヤさんが来て下さった。

実は私、ローカルライター山根さんのnoteを愛読していたり、サヤさんとはお互いにオンラインサロン｢京都くらしの編集室｣のメンバーだったりと、オンライン上では繋がってはいたものの会うのは初めて。
なので、実際に会ってお話できるのが楽しみだった。

ランチを食べながら、東北のライタートークをたっぷりと。私以外の3名は様々な媒体で取材記事などを書かれており、活躍されている。
みなさん取材をたくさんされているだけあり、話を引き出すのが上手で、どんどん話したくなってしまう。インタビューの極意を会得した気がした。

また、嬉しかったことも。自分が｢いつかライターとして書いてみたい｣と思っているメディアで、既にライターとして書かれている方がいたことだ。

ついつい｢どのようなきっかけで書き始めたのですか?｣などとたくさん質問。そんな私に優しく自分の経験を話してくださった。そのおかげでボンヤリとしていた目標が輪郭を持った気がする。次とるべき行動が見えたと同時に、やる気がわいてきたのである。自分の夢の先を行く人の話を聞けたことは、とても幸せなことだったと思う。

この日はライティングの話はもちろんのこと、東北の話もして、あっという間のランチタイムだった。

今まで私の中では、｢東北地方はライターが少ない｣という思い込みがあった。しかし、同じ東北でライターとして活躍している方たちと出会えたことで、その存在が励みとなったのを感じる。そして、この縁を大切にしていきたいと思った。

主催して下さった岩崎さん、ご一緒した山根さん、サヤさん、どうもありがとうございました！