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2023年の振り返りと、2024年に向けて

 こんにちは。ライターのすずき・ちえです。
 私は、会社員をしながら複業ライターとして宮城県を中心に活動しています。

 昨年より、ライティングのオンラインサロン『京都くらしの編集室』のサロンメンバーになり、現在サロン内のAdvent Calendar2023という企画に参加しています。それは、12月1日から12月25日までの間、ADVENTARで、サロンメンバーが交替で、2023年の振り返りを綴るというものです。

※下のカレンダーのタイトルをクリックすると、サロンメンバーのみなさんの「2023年の振り返り」を読むことができます。
ぜひ、ご一読を!


本日12月22日は私の番!
ライティングのオンラインコミュニティの企画なので、「書くこと」を軸に2023年を振り返りと2024年の展望(野望?)を書かせていただきます。


2023年の振り返り

 2023年は引っ越しによる環境の変化や、ライティングを通して活動の幅が広がるなど、慌ただしくも充実した一年でした。
中でも印象に残っているのは、次の3つのことです。

1.京都ライター塾アドバンスコース受講

 5月から10月までの半年間、ライターの江角悠子さんの講座「京都ライター塾アドバンスコース」を受講しました。

   江角さんは、オンラインサロン『京都くらしの編集室』の主宰者でもあります。サロンの「勉強会」で江角さんのインタビューの講座等を受けているうちに、書くことに真剣に向き合いたいという気持ちが強くなり……

インタビュー、イベントレポートなど、すぐに商業ライターの仕事に生かせる内容を学べる「アドバンスコース」に申し込みました。

 講座は、オンラインのグループレッスンで、毎月1回、全国各地の4人の“同期”とともに学びました。
    事前課題の文章が書けない時もありましたが、そんな時に同期の顔が浮かんできて、やる気を取り戻すなんてことも。

 そして課題で書いた自分の拙い文章に対する、江角さんの温かいアドバイスに救われました。前向きな気持ちになり、ブラッシュアップに励み、ひたすら書くことと向き合えた貴重な時間に。
 師匠や仲間の存在の大きさを実感した半年間でした。

2.書きたいテーマで依頼が!

 私には、書くことで伝えていきたいテーマがあります。それは2011年に発生した東日本大震災の経験。私が暮らす宮城県でも地震とそれに伴う大津波で甚大な被害を被りました。

 あれから10年以上が経過し、復興が進み、震災を知らない世代も増えました。それに伴い、記憶の風化を感じることも多々あり「経験者として当時の状況などを伝えねば!」と思うようになったのです。

 そこで今まで訪れた震災遺構について、個人ブログ記事を書いて発信したところ、ブログ経由で思わぬ依頼がありました。

 それは、ある出版社からで「出版予定の書籍で、東日本大震災についてのページの原稿を書いてほしい」というものでした。

 今までweb記事は書いていたものの、書籍は初めて。求められている文字数も今までにないくらいに多い。経験が浅い自分にできるだろうか…。依頼を受けた時は、嬉しさと不安が入り混じった気持ちでした。

 しかし、「書きたい、伝えたい」という気持ちが高まり、引き受けることに。震災復興の活動をする団体に取材し、原稿を書かせていただきました。

 先方の都合で詳しくは書けないのですが、書籍は2024年春に発刊とのこと。今からワクワクしています。


3.創作プロジェクト「オテアワセ」展示

 2021年より地元仙台で、創作プロジェクト「オテアワセ」という活動に参加しています。
それは、毎月1回決まったテーマで、メンバー4人がそれぞれ作品を制作し、Instagramで発表する、というものです。

https://www.instagram.com/ote_awase/?hl=ja

表現方法は、物づくり、絵画、文章など人それぞれで、私はエッセイを書いています。

 現在のメンバーになってからは、オンライン上での発表がメインでしたが、2023年11月に初めて、カフェ・ギャラリーでの展示が実現しました。


展示会のチラシ。「名取熊野勧請900年祭実行委員会」様とのコラボ展


展示の様子。テーマごとに文章(エッセイ・詩)とアクセサリーをまとめて。

 絵画や手工芸などに縁がない私が、展示する側になるとは!そしてエッセイが展示につながるとは思わずにいました。当事者の自分が一番驚いています。

 展示を通して印象深かったのは「作品の見せ方」。設営では、物作りをするメンバーを中心に展示方法を考えました。その中で、作品を並べる角度や棚の位置を変えたり、小物を付け加えたりしました。
すると、同じ作品でも見え方が全然違うのです。

 文章も同じで、表現ひとつで大きく変わるような気がしました。その経験から「文章を書くとき表現に心を配れるようになりたい」と魅せ方を考えるようになりました。

 そして仲間からはいい影響を受けるとともに、支えられました。
 展示会の時期が私自身の繁忙期と重なり、準備の時間を取ることが難しい状況の中、仲間に展示物を作ってもらうなどたくさん助けてもらったのです。おかげで、無事に展示に参加することができました。

仲間の存在の大きさを感じさせられた展示会でした。いつか恩返しせねば。

2024年の展望。野望とも言う?!

ここからは、2024年にやってみたいことを書きます。展望というよりかは野望に近いものも?!

1.第2のふるさと岩手県で取材記事を書きたい。

 出生地である岩手県でのライティングの仕事に関わってみたいです。


2.NPOや企業の市民活動を伝える記事を書きたい。

 私が取材記事を書いたのは、NPOや市民活動団体を支援する公共施設での「市民ライター」のボランティアが始まりでした。話をうかがうと、多くの人に知ってもらいたいと思える活動ばかり。もっと伝えられるような記事を書きたいです。


3.創作プロジェクト「オテアワセ」ZINEの作成

 2023年に展示会が実現し、メンバーの間では「次はZINEを作ろう!」という機運が高まっています。私は、メンバーそれぞれにインタビューして記事を書いて掲載できれば……などともくろんでいます。


 ここまで読んで下さった皆様、どうもありがとうございました。ライティングを通して様々な経験をさせてもらえたこと、仲間の存在の大きさを実感した2023年でした。感謝の気持ちでいっぱいです。
 2024年もどうぞよろしくお願いいたします。