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#232 【雑感】女性だけでフランスに行く話がモヤモヤする理由

自民党女性局のフランス外遊が物議をかもしてますね。

あえて「外遊」と書きましたけど、まぁお遊び半分かなというのは否めないと思います。こういうのって。

ただ一方で、
現地に行ってみて、直接見て話すことの価値を訴える論調もありますね。

これに関してはですね、その通りだと思います。
自分自身も長らく”現場主義”ってのを社会人活動の軸にしてきたってところもあって、なんでもかんでも現地!現地!ってのは今のご時世 時代錯誤だと思うんですけど、
逆になんでもかんでもリモート!ってのも核心的な部分を見落とすという点で絶対にあると思うんです。



■論点

まぁ僕がこの手の報道を見ていて一番ヤバいなと思ったのがですね、
今回の騒動が「税金の無駄遣い」に対して、国民の耐力が無くなってきたというのを象徴していることです。


ぶっちゃけ自分自身に不満が無ければですね、こんな興味ないおばちゃん(失礼!でもあえてこう呼びます)のエッフェル塔ポーズにかみついたりなんかしないんです。
繰り返しになりますけど興味ないですから。

でもですね、我慢できなくなってるんですよね。毎月の給与明細見てると。

それが著名人などそこそこの収入を得ているような人たちにもイラつかせるレベルになってきた。これって結構ヤバいと思うんですよね。

で、
増税の首謀でもある与党の皆さんがハイシーズンにヨーロッパへ。
燃料代も、円安の影響で活動費も恐ろしく高いことぐらいみんな知ってますから、そりゃ怒りますよ。


現地で観てきたものに刺激を受けて非常に勉強になるかもしれません。
そしてそれを実現するために新たに金を掛けるのでしょうか。

つまり結局、増税ネタを見つけに行っただけ。38人分もの税金を使って。



■都合のいい男女平等

世の中は男女間格差をなくしましょう!って動きがものすごく活発になってきています。

これまで社会的に低い地位を強いられてきた女性に対して(世界では今もある・・・)そんなもの排除しましょうって動きなのであって、これは全く以って当たり前のこと。

そしてさらにそのような歴史を鑑みなくても、男女を括って語ること自体がナンセンスですよね。これは僕自身もその通りだと思います。つまりは男だから、女だからって論調を排除するような動き。

それをですね、
こう見えて世の中の男性たちは割と一生懸命に実践しようと戦ってるんですよね。それはハラスメントとの戦いでもあります。

アンコンシャスバイアスというのがあって、どうしても無意識的に「(善意も含めて)女性より男性の方がいいかな?」と思っちゃうところがあって、でもそんな括りはナンセンスだなと思い改めてあるべき姿を模索しているんです。

で、女性局ですよ。

何ですかこれは(笑)。



■意味不明

女性局ってなんやねん。

ということで調べてみました。

自民党女性局では、女性ならでは視点で政治・政策を考え、女性活躍、子育て支援などの政策活動や、全国各地で女性向けの勉強会や対話集会を行っております。

自民党HPより

だそうです。
圧倒的女性括り。

しかしながらこの「女性ならでは」を強調すること自体は良いと思うんです。男女間の視点の違いってのはそうはいっても抗えない何かがありますから。

実は僕の会社にも、女性役員が中心となって会社生活をより良くしようという女性だけの活動グループがあります。でもこれって完全に有志でやってます。業務時間外に。

素晴らしいと思います。あぁ本気なんだな、と。そして凄く楽しそうにやってます。
例えエッフェル塔ポーズをしていても有意義な時間を過ごしているんだなと見ることが出来るんだと思います。


しかしながらこれが公金を使った正式な活動になると話が変わってきます。

おっさんたちがここ数年で思い改めて、積極的に止めてきた性別括りと課外活動(外遊合宿なんでもっての外)を、なにノリノリで実践してんだ、と。


そんでもってですね。ここからが本題なんですけど・・・
流れで女性局のメンバーを見てみたんです。

え!
おっさんだらけじゃん!!!


おっさんが、”女性ならではの視点”謳ってんじゃん!!!
マジかよ!?


もはや意味不明。。。メンバーは36人いるから全員行ったんでしょうね。女性ならではの視点で。




盛大に公金使って活動する女性局は時代錯誤の産物。

エッフェル塔ポーズの投稿と、おっさん次長の多さがそれを証明しています。





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