ウズウズが止められなくてついにＢリーグについてもnoteを書くことにしました。

と、その前に
なぜ私がバスケが好きで、なぜ私がビーコルを推すことになったのか、その辺を整理しておこうと思います。

つまりのところ、これは自己紹介であります。

■バスケと私

私は静岡県の西部地方に生まれました。

まだＪリーグもスラムダンクも無かった頃。
このころの静岡は自他ともに認めるサッカー王国でした。
ローカルテレビにはサッカーボールが飛び交い、冬の選手権では必ず県勢が国立に行く。否が応でもサッカーは身近になり、ボールリフティングは未経験者でも上手くなる。

しかしながらここで多くの方が誤解しているのが、
あの頃の静岡でも本格的にサッカーをしているのは清水か藤枝ぐらいだったということ。
県内でもほとんどの少年少女たちは野球やほかのスポーツをしていました。

僕の育った西部地方は浜松や掛川を中心に特に野球が盛んな地域。選択肢など無くスポーツと言えば野球一択でした。
そんな時、（個人的にとても大きな）とある変化が起きます。

BS放送の開始です。

親父が意気揚々とBBCニュース見るべし！と勧めだしたときはとんでもなくウザかったですが、結果としてこれが僕の運命を変えたといっても過言ではありません。

BSが見られるようになって海外の番組が身近になったとき、僕が最も嵌ったのがNBAの中継でありました。
当時はブルズが一時代を築き始めた時。
ジョーダンはマジでカッコよく、勢いそのままに僕は中学進学と共にバスケ部に所属することとなりました。

■Jリーグと私

相変わらずサッカーとは身近に接しながらも、バスケに嵌っていった私でしたが、ここで環境を一変させるビッグウェーブがやってきます。

1993年。そう。Jリーグ開幕です。

これまでの静岡県民はプロスポーツ球団というものにコンプレックスを持っていました。野球が大好きな人がこんなにたくさんいるのに、残念ながら地元にプロ野球が無い。

ある人は巨人ファンに、ある人は中日ファンになっていくのですが、そんなプロ球団コンプレックスの我々の前についに神々しい「プロ」が誕生します。

私にとってそれがジュビロ磐田でした。

実は少年時代から野球少年でありながら、親に連れられてヤマハ発動機サッカー部を現地観戦していた私にとってそれは何事にも代えがたい誇らしい存在になったわけです。
そして、1998年～2000年代初めにかけての黄金期。それはもう夢中でしたね。

NBAではシャックが一世を風靡していた頃、
私はすでに上京しておりジュビロ磐田を見に国立競技場へ。ジュビロは強かったのでチャンピオンシップなどで向こう側から都内にやって来てくれるわけです。
今思い返しても何とも贅沢な時間。

こうして、たっぷりと都内での生活を満喫し、私は就職と共に住居を新宿区から横浜市に移動。

晴れて横浜市民となるのです。

■Bリーグと私

横浜市にやって来て仕事に明け暮れていた頃、
日本バスケ界はと言えば日本リーグとbjリーグがガチャガチャやっていて、それはそれは目も当てられない状態でしたが、救世主が現れます。

かつてJリーグ創設で静岡県民にプロ球団をプレゼントしたキャプテンこと、川淵三郎です。

三郎さんは発言力があり過ぎて今でこそ一部からは老害認定されてしまっていますが、間違いなく功労者ですよ。

その功績はこちらのnoteでもまとめさせていただいたわけですけど・・・

たった一つですね。たった一つだけ三郎に物申したいのがですね、静岡に単独Bリーグチームを作らなかったこと。

それが三遠ネオフェニックス。

地元密着に拘った三郎さんでしたけど、「三遠」なんて土地は無いんですよ。これは三河と遠州という愛知県東部と静岡県西部の旧称を足した造語。

残念ながらこれは愛せなかった。

その昔バスケ少年だったので知っているのですが、特に浜松市におけるバスケ人気って当時からかなり高かったんです。
同時にその実力も全国クラスで、県の西部を勝ち抜けばそれはもう全国レベルと言われるほどでした。

そんな絶好の地にBリーグチームが出来なかった。これは痛恨の極みとしか言いようがない…。

その後、
愛知県内（名古屋）にチームが乱立し、ついには三河にもうひとつチームが出来てしまった。
いよいよネオフェニックスは浜松を冠しても良かったのでは？と悔やんでも悔やみきれない歴史が出来てしまったわけです。

■ビーコルと私

さて、
横浜市民としてすっかり馴染んできた私は（偶然ですけど）横浜出身の奥様と結婚し、間に生まれた浜っ子を2匹（娘２人）ほど育てることとなりました。

子供たちがある程度 成長し時間と小遣いに余裕が出来てきたころ、またヤマハスタジアムでサッカー観たいなーという地元欲が沸々と出てまいりました。

最近ジュビロはすっかり国立なんぞに来てくれなくなりましたから（泣）。

近所にマリノスやフロンターレはあるわけですけども、揚々とそこに足を運ぶことは出来ません。これはもう宗教みたいなもんです。

こうして年に何回か子供たちを連れて、あるいは単独で静岡に帰省しジュビロ磐田を堪能していたわけですが、そこでもう一つの欲が出てまいります。

「なんか、地元民らしくふらっと試合を見に行きてぇな」

理想はチャリです笑。

地元民は「お、時間あるな。チケット買えるし行くか」ってな感じで昼飯がてらスポーツ観戦に行くのです。
これには憧れましたね。僕がヤマハスタジアムに行くときはいつも数日前から渋滞予想と天気予報とにらめっこ。高速を走って走って実家に寄ってからようやくたどり着く場所でしたから。

そう考えたらですね、行けるんですよ。チャリで。横浜国際プールって。

■河村勇輝と私

ダラダラ書いてたら思いのほか長くなってしまった・・・。
そろそろ〆ます。

あとはやはりですね、この男の存在は正直デカかったです。
私も現役時代はPGやSGをやってましたので河村勇輝の名は福岡大一時代からかなり意識していたわけで。

そんな彼が三遠に入ったときは、これは三遠ブースターになるきっかけになるかも！？と思いましたがその後 横浜にやってきたのはある種 運命的なものを感じましたね。一方的に笑。

これはもうビーコルを推すしかないな、と。

で、
2022-23シーズンに念願だったチャリで国際プールに行ったわけですけども、その相手がまたネオフェニックスという。
三遠は怪我人が多かったですが好チームでした。前半はリードされますが３Ｑでターンオーバーを決めまくって逆転。そのまま勝利。

バスケ熱を再燃させるには十分な試合でした。

その後のワールドカップは説明不要。
そして新シーズンを迎えるわけです。

様々なスポーツと、”地元”の考え方が期せずしてねじれてしまった私ですけども、とにもかくにもバスケはビーコル。

家族の中で唯一 横浜市歌が歌えない私ですが、バスケはビーコル。

一発目は、
国プ最寄りの北山田駅にある家系ラーメンの名店。近藤家の一枚から。

横浜ブースターさんにはお馴染みかな🤔

兎にも角にも
よろしくお願いいたします。