作業療法士が教習指導員として働き始めてみた!Part37:合宿生と路上教習

こんにちは。
教習指導員の資格を取得した、作業療法士(OT)です。
教習指導員としてOTが自動車学校で働くのは日本初!!です。

前回は、“ケガ!その後の業務復帰に思う事”について書かせてもらいました。
今回は、 “合宿生と路上教習”について書いていきたいと思います。




~合宿生が路上教習で感じる事~


私が勤務する自動車学校は、北陸の田舎町といえる場所になります。
人口は5万人を切り、高齢化率も30%後半~40%台に差し掛かっています。

そんな田舎町の道路では、
片側2車線道路の方が珍しいような交通環境となっています。

また、当校の合宿プランを利用する教習生の多くは県外の方になり
首都圏や、大都市からの教習生も来られることが珍しくありません。

そんな教習生からすると、普段見慣れない道路や交通環境が目の前に広がっていることになります。
慣れない自動車運転を練習する環境としては、もしかすると良いと感じる教習生もいるかもしれませんが…

校内教習を修了し、仮免許の交付を受けた後に公道に出るわけなので
宿舎の周りがメインのライフスペースになっている教習生からすると、地域の事を知る機会ともなるのが路上教習となります。




~季節や地域による変化~


上記では、教習生が住んでいる地域と教習を行う地域の差異について述べましたが
季節や天候による変化にも影響を受けます。

例えば、当校の周りでは
先日から雪が降り続け、40センチ程度の積雪がありました。

教習生の中には、積雪を殆ど経験したことが無い…という方もいます。
そんな中、自動車に乗るわけですからすべてが新鮮!と感じてくれる教習生もいます。

また、ありがたい事に
「雪道での運転を経験できてよかった!」
「家族に伝えると、両親も雪道の運転経験が無かった!」
というような言葉もいただくことがあります。




~生活への汎化~


合宿プランを利用して、当校で教習を受けてくれる教習生の
実際の生活環境と、教習を行う当校の違いについて上記では書いてきました。

一方、免許取得すると

実際に運転を行うのは、
やはり生活圏内で行うことになります。

教習で自動車運転の知識や操作の基本を学ぶわけですが
生活での自動車の利用については、卒業し免許を取得してから自身で汎化していく必要があります。

この点を、教習指導員も理解したうえで
教習生が安全な自動車運転Lifeを送ることができるよう、支援を行っていく必要があると感じている今日この頃です。




本日は、ここまでになります。
次回も、感じた事などを書いていきたいと思います。

また不定期になると思いますが…
時間があるときに、覗きに来てもらえると嬉しいです。

それでは、良い一日を。

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