作業療法士が教習指導員として働き始めてみた!Part58:カラダに目を向ける
こんにちは。
教習指導員の資格を取得した、作業療法士(OT)です。
教習指導員としてOTが自動車学校で働くのは日本初!!です。
前回は、“技能を伝える時”について書かせてもらいました。
今回は、 “カラダに目を向ける”について書いていきたいと思います。
~職業病~
医療機関に勤めている頃にも、
患者さんの起居動作や移乗動作の介助や、その他清拭などの行為を行う際に
職員の中で腰痛を抱える方が多かった印象があります。
私が幼いころは、
近所の職人さん方は、「腰痛をもって一人前」といわれていたことを思い出します。
しかし、
今思い返すと…間違った解釈であったと感じています。
仕事を行うにあたり、
カラダが健康であることは重要なことであり、
未然に防ぐ事や、痛みに対して対処することが必要になると感じています。
実際に、自動車学校の職員でも
腰痛を抱える職員は多く、座位にて教習を行う機会が多い事にも要因はあると考えています。
また、教習中にはやむを得ず急ブレーキなどの対処が必要になる場合もあり
そのような場合からも要因があるのではないかと考えています。
自動車学校での腰痛の事について述べてきましたが、
それ以外にも、日常の生活の中でのカラダの不具合が業務に影響を及ぼすといったことも見られています。
このようなことに対して、作業療法士として何か関わることが必要ではないか?
と、考えてきました。
~作業療法士ができる事~
作業療法士は、医療従事者でありますが
「診断」をつけることはできず、医師が診断を付けることになります。
我々、作業療法士は医師からの処方箋を基に治療を提供することになります。
では、民間企業の中でなにができるのか?
予防的観点からのカラダへの取り組みや、不調者に対して適切な医療機関へかかる事を進めることができます。
また、診断がついた後には日常生活に含まれる業務を行う環境などの調整を行う事が出来ると考えています。
何故かわからないが…
カラダに痛みや違和感がある…
といった際には、
ヒヤリングをしたうえで、医療機関の紹介やその後のケアを行っていく事を少しずつ始めています。
今後も自社の健康増進という観点についても尽力していきたいと思っています。
本日は、ここまでになります。
次回も、感じた事などを書いていきたいと思います。
また不定期になると思いますが…
時間があるときに、覗きに来てもらえると嬉しいです。
それでは、良い一日を。
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