早朝の街で
黒いスタンダードプードルを見た。
どこもかしこも真っ黒だった。
きっと、もふもふの毛に
夜を巻きつけてまわっているのだろう。
夜がなくなったプードルの後ろから
朝陽が歩いてきていた。
黒いプードルは
優雅で素敵な朝の使いなのだ。

文章を書いて生きていきたい。 ✳︎ 紙媒体の本を創りたい。という目標があります。