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WaymoのCA州での事業拡大が一転認可へ

先月にCA州でのロボ楽事業拡大に向けて当局申請を実施したものの審議停止となっていたWaymoの事業拡大ですが、一転して許可されました。
LAも加わり、かつSF国際空港へのアクセスも可能となったことでロボタク事業の顧客/利用シーン拡大が確実となりました。
自動運転の商用化はWaymoをコアに益々進んでいきそうです。

https://www.cpuc.ca.gov/-/media/cpuc-website/divisions/consumer-protection-and-enforcement-division/documents/tlab/av-programs/waymo-al-2-disposition-letter-20240301_signed.pdf

1;Waymoの事業拡大認可

 3/1にCA州公益事業委員会(CPUC)はWaymoに対してLA/SF半島/SFの高速道路での商用ロボタク事業運営に係る認可を発出。今回の承認によりWaymoは拡大対象地域での商用事業(乗車料金徴収)の展開に向けたハードルが無くなった
 特にSF半島での事業展開が認められたことで国際空港へのルートが開かれることが大きい。ちなみに23/08以降、SF市内全域で商用サービスを24/365で運営しているがLAでは[一部無料サービス]に留まっており、他地域では認められていない状況

2;本件以前の対応

 CPUCの担当部は2月に行われたWaymoの申請に対して審議停止(120日)をリリースしていた。背景にはロサンゼルス郡/サンマテオ郡でのロボタク事業拡大申請に対し、追加の審査時間を保持するためとされる。
 本件について[81件の回答][5件の抗議]を受け、担当者は[慎重な検討/決定には30日を超える追加の時間が必要だった]と述べている
 抗議はサウスサンフランシスコ市/サンマテオ郡/LA運輸局/SF交通局/SFタクシー労働者同盟から行われた

3;Waymoによるコメント

 CPUCの決定につきWaymoのCEO;Takedra Mawakana氏は下記コメント
(利用状況)
-[ロボタクは市内で温かい歓迎を受けており、15,000人以上が日常の用事に利用していることがデータから明らかで、ロボタク事業がLAでも上手くいくと示唆している]
-[2,000件以上の利用は、非常に基本的な用事(買物/飲食)をする人たちでありロボタクサービスが生活習慣に組み込まれている]
(事業展開)
-[LAでは5万人がWaitingListに加わっているが、当局承認後でもすぐに開始できるわけでないのは残念だが、SF市での展開と同様に商用事業実施前にサービス拡大する]
-[数か月間は無料サービスで事業展開を行って、利用状況/充電把握/WTP把握を行っていきたい]

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