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WaymoがLA市でもロボタク事業を展開へ

WaymoがSF市で実行しているロボタク事業(料金収受可能な商用サービス)についてLA市でも行うべく当局に申請をしたとリリースしています。
Cruiseが事業停止状態にある中でロボタクでは一強のWaymo、インシデントも発生していますがかなり丁寧に対応しているようで、ますますCruiseが引き離される可能性もあります。

1;Waymoの事業拡大

 1/19にWaymoはXの公式アカウントでLA市へのロボタク免許申請を行い、[政策立案者/初期顧客/地域組織]と継続して連携すると投稿。
 LA市では自動運転事業(ロボタク)の拡大を目指して試験走行を実施。また、既にSF市では大規模なロボタク事業を展開しており、同規模のロボタク事業をLA市でも行いたいとする
 ここ1年、LA市では[白いジャガー車での自動運転試験][市内特定地域で無料ロボタクサービス]等を実施してきた
 
 ちなみに、CA州はロ市タクが移動違反を受けない点で無人モビリティにとって最適な場所で、CA州の法執行機関は人間に対してのみ交通違反摘発が可能で、完全自動運転車は摘発対象外(無人運転モードで走行する自動運転車はオペレータが操作している場合には対象になるが)

2;SF市での事業

 WaymoはSF市でロボタクの運航許可を取得しており、乗客はアプリ経由で乗車予約/支払が可能
 SF市では250台の運航許可を得ており、現在は常時100台を配備。加えて、Phoenix市での事業展開も拡大(最近では高速道路走行)している
 ちなみに、Austin市での拡大も計画中

3;その他

 Waymoは現時点までに自動運転を総計で700万マイル強を記録しており、一方のCruiseは事業停止までに500万マイルを記録していた
 Waymoも問題が無いわけでなく、下記のような事故が発生している
 -[交通の遮断(急停止など)]
 -[警察の停止命令無視]
 -[濃霧環境下での急失速][消火活動地域への直進]
 何れでも負傷者は出ていないが、行政/地域社会は規制強化にトレンドが向かっているため順風満帆ではない…

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