見出し画像

Ola Electricが上場準備へ

インド最大手の配車サービス;Olaの子会社であるOla-Electricが上場準備を加速、最速で10月末までのIPOを目指すものの現実路線としてはせいぜい年末~年明けではなかろうかと思われです。
今回の動きが投資家のSBG/Temasekの強い要請に基づく元である点、金融投資家の引き上げが顕著になってきました。

1;PJ;Himalaya

 Reuterによると投資家であるSBGやTemasekHDは先導してIPOの計画が進んでおり、PJネームは[Himalaya]とのこと。株式価値は54億USDと推定され、うち13%程度(7億USD)が公開対象になる
 OlaはIPO担当の投資銀行に対してスケジュールを最も重視するよう要請。直近5週間で書類準備作業を加速すべく、関係者に[空き状況を確保するために長期休暇を計画しないよう]要請した
 Olaは相当に積極的になっておりIPO作業は加速されそう

2;スケジュール感

 OlaがIPO書類を提出すると、インドの市場規制当局が審査/承認に向けたプロセスを開始するが、審査中にも追加情報の要求や質問送信が可能で、具体的なスケジュールは不透明
 実際の上場は数か月先になる可能性が高いが、内部資料によると最速24/01-02にIPOロードショーを実施したいとの意向。
 OlaのIPOに関してはここ数か月観測記事が流れており、23年末までにIPOを達成するとの報道もある

3;Olaについて

 今回IPOを予定するOla-Electlicはインド最大のモビリティーPF(世界最大の配車サービス企業)であるOlaの子会社。
 電動モビリティの製造/販売をインドで行っており、現在は[Ola-S1]ブランドの電動スクーターと電動バイクを上市。24年末までにEVを発売する予定。 インドでのEVバイクシェアは1位で昨年度のシェアは21%、直近23/08までの販売シェアも30%を超えた
 持続可能なモビリティへの移行を通じて、世界をこれまでよりもより良くすることに存在意義を置く

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?