吉利傘下のZeekrが11月初旬に発表した[007-Sedan]のお披露目を本格実施する前にPower-dayなるイベントを開催するとのことです。
こちらのイベントではZeekrが自力開発したとされるBRICS-バッテリーの技術紹介などを実施する予定。ここ2ヶ月は新車種発表/上場申請などを立て続けに行ってきた同社、中国EVの次なる動きとして注視必要です。

1;Zeekerによる新型EV発売とイベント

　吉利傘下のEV専業メーカーであるZEEKRが年末に新型車のお披露目を行うと公表。12/27に[ZEEKR007-セダン]を発表し、その後数日で中国における初回納車が行われる予定
　発表前に[Power Day 2023]と呼ぶ新型バッテリー技術の発表イベントを12/14に行う。ここでは自社で開発した[BRICSバッテリー]のお披露目で、007-セダンに搭載予定。技術詳細や見通しについては同イベントで明かされるとみられる
　親会社の吉利はCATLとバッテリーJVを運営、半導体に関してもJidianとのJVを造成予定との噂も。

2;最近のZeekrの動き

　11月はZeekrにとって飛躍への足掛かりの月となり、下記の動きを進めてきた
(11/初旬)　新モデル発表
　007-セダンと呼ばれる新モデルを発表、のちに広州モーターショーでお披露目。すでに2.5万台の予約注文を獲得しており、新型の大衆向けSUVについても報じられた
(11/16)　欧州へのショールーム設置
　ストックホルム(瑞典)に海外ショールームをオープン。グローバル化のペースを加速
(11/24)　NYSEへの上場申請
　NYSEでのIPOを通じて10億ドル調達/100億ドルの評価額を目指す。目論見書ベースで2023年1-9月で[売上高;7400億円(YoY91％増)][営業損失;約1100億円]。同書類では、同期の納車台数は9万台程度。設立以来の累計納車台数は17万台に