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吉利と百度のEV合弁がスタート、自動運転も実装しまっせ!

 中国のEV専業;吉利(Geely…Volvoの親会社ですな)は百度(Baidu)と自動運転に関するJVを設立、Ji-Yueブランドでの展開と本年度第4四半期の上市予定を発表しました。EVの製造/活用で先行する吉利と中国全土でのデータ収集/解析/利用に強みをもつBaiduとの連携はWaimo&Googleの中国版ともいえそうです。

 中国の自動車メーカー、吉利控股集団とハイテク大手の百度は、「Ji Yue」という新ブランドの下、中国で初の量産電気自動車モデルを発売

1;JVについて

 JiYue社は8/9に設立され、吉利;65%/百度:35%の保有比率。両社は下記を持ち寄って事業を進める。
 -吉利;JiYueのベースとなるEV製造に関するアーキテクチャ/専門知識/供給網を供給
 -百度;スマートキャビン/自動運転技術/AIに係る技術を供与
 これに先立ってJiduブランドのEV事業で資金調達しており、22年6月にコンセプトカー[Jidu Robo-01]を発売済み。両社は[JiYueは販売/サービス/マーケティングに加えて、スマートEVへの消費者の需要を満たすために、中国で独自の充電NWを構築/開発する]とコメント

2;共同開発モデル;JiYue01

 [比類のないインテリジェントな自動車体験]の提供を目的とするPremium Intelligent Tech-Brandであると説明。両社は車両の仕様を公表していないが、工業情報化部は申請書に添付された仕様の一部を明らかにしている

Ji Yue 01

[機能詳細]
 200Kw(268馬力)のシングルモーターパワートレイン+400kW(536馬力)のデュアルモーターセットアップを提供
 LiBにはCATLが供給する三元系を搭載、申請書にはHoneycomb Energyが供給するリン酸鉄LiB搭載Verも発売予定とも。
 車体サイズは[長;191インチ][幅;78.3インチ][高;63.4インチ][ホイールベース;118.1 インチ]で、Model-Yより若干大きめ
 デザインはクロスオーバーSUVのボディスタイルを採用し、磨き上げ表面/プランジフード/傾斜スタイルのルーフラインなどが特徴
 自動運転ソフト関連では[2つのLiDAR][複数の8メガピクセルのカメラ][運転支援用の31個のセンサー]で構成、半導体は[Qualcomm Snapdragon 8295]が搭載

3;その他

 Ji-Yueは[極越]を示しており、スマートカーの[極]限性能と卓[越]したAI技術の二つを掛け合わせたネーミング

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