見出し画像

UberがEV充電状況に応じた配車サービスを開始へ

UberがSmartcarと連携してEVの充電状況に応じた配車機能を提供し始めました。EVに関しては後続可能距離に関してドライバー/利用者ともに不安に思っていたところ、UberのEV普及策の一環として打ち出した模様です。
エンドユーザ視点に立ったサービス拡充、非常に重要性を増してきております。

1;UberのEV航続距離不安対応

 UberはSmartcar(モビリティPF開発)と提携して、充電状態に基づきEVドライバーの乗車リクエストをフィルタリングするバッテリー認識マッチングを開発
 UberはEVの充電水準データをアプリに統合してドライバーには充電状態の範囲内でのみ乗車が割り当て。ドライバーはEV充電器の近くで終了する乗車を受け入れたり、既存充電量では長すぎる乗車を避けることが可能に
 新しい機能は既存アプリを数回タップすればよく、Smartcar Connect経由で充電情報を連携することが可能に
 背景には[航続距離に対する不安]があり、Uberは調査を実施して今回の機能がUX向上に資するものとしてAPI接続と対応を実施。調査は22年に北米/欧州のドライバー16,000人を対象に実施、[大多数はEVを使い始めるのに十分なEV充電が存在しないことを懸念している]と結論付けていた
 CPOのAlexander氏は下記のように述べて今回のアプデでの品質向上に自信を見せた
 ‐[ドライバーからのフィードバックに興奮している。初期テストで充電認識マッチングを使用したドライバーは、バッテリー切れの可能性が低くなり、乗車時間が長さで乗車キャンセルする可能性が低くなったと評価している]

2;その他

 今回発表された機能はドライバーだけでなくメーカーも利用可能で、Uberが進めるスマートカーの拡張計画に用いられる
 Uberは25年までにドライバーのEVへの切替を支援するために8億USDを投資。30年までに米国/カナダの都市でゼロエミッションPFを実現し、40年までに全世界で完全にカーボンフリーになることを目指している

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?