海外に住んで気付いた大切なこと
海外に住んだことはありますか?
旅行やホームステイでは感じ取れない「なにか」を学べます。
ぼくは海外出向のおかげで、はじめて県外での生活を経験。
発展途上国でしたが、活気があり みんな幸せそうに働いていました。
日本とは真逆とも言える国で過ごし、今までの価値観をいい意味でぶっ壊されました。
日本は超超マイノリティ
これはTVの報道の仕方が悪い気もしますが、日本は海外から見たら超ヘンテコな異世界です。
宗教がぐちゃぐちゃ
金持ちを悪者あつかい
終身雇用
雇用を守りすぎ
他にもたくさんありますが、勘違いが多そうなのはこの辺り。
TV番組では、日本に来た外国人を面白おかしく表現していますが、面白がってる日本人が海外から見たらマイノリティっていう…。
日本は本当にオワコンなの?
日本文化に慣れ親しんで生きていました。
ぼくは日本が大好きです。
本やYouTubeなどで日本オワコン論を見聞きしていましたが、あまり信じてはいませんでした。
というのも、日本のGDPは上位だし、自動車はトヨタが覇権を取ってるし、島国で内需は大きいし…都合のいい部分だけを見ていました。
海外旅行には行ったことはあるけれど、日本のが過ごしやすいな くらいの感想しか持っていませんでした。
とても日本がオワコンとは思えません。
海外に住むまでは…。
イチバン価値観を壊されたのは…
海外に住んで働くと、旅行では気付かないことにたくさん出会います。
最初はこの国は変わってるな〜なんて考えていましたが、途中から日本が変なんだと気付きます。
本当にたくさんありますが、イチバンおかしいと知れたのは終身雇用。
素晴らしい仕組みだと思いますが、今や日系企業の足枷になっています。
本でもよく書かれていますよね。
終身雇用のせいで…
ちゃんと働かなくてもクビにならない
出世の道がなくなったらがんばらない
退職金のために転職しない
役に立たないひとをずっと雇用
現在となってはとんでもない制度です。
海外では仕事で成果が出ない状況が続けばクビになることもあります。
「給料分あなたは働いてないよね。このままだと解雇になるよ」
↓
「1年改善が見られなかったから解雇です」
こんな感じで一緒に働いていた子が何名か会社を辞めていきました。
日本でも終身雇用の崩壊と言われていますが、大企業はまだまだ脱却できていません。
きっと会社が傾くまで変えられないでしょう。
早期退職制度もできましたが、利用者は少ない印象。
従業員を守るすばらしい制度だと思っていたものが、会社の業績を悪くする残念な制度だと思い知らされました。
まだまだ余力があると考えることも…
終身雇用が機能していたのは、右肩上がりの業績を出せていたから。
これから右肩下がり、頑張っても横ばいの状況で終身雇用制度は悪手としか言えません。
30代のぼくとしては、あと20年先もいまの会社が元気に業績を伸ばして、しっかり退職金をくれるのか疑っています。
そうなる前に、終身雇用はもうムリ!といって大きく変革していただきたいところ。
でも、そんなことにはなりません。
それを決めるのは既得権を獲得済みの50代以上の役員です。
大企業の将来よりも目先の自分の退職金。
どうあがいてもサラリーマンなので仕方ありません。
ぼくが同じ立場なら、自分の退職金を優先します。
でもでも、もし、本当に終身雇用をうまく終わりにして、従業員の人員整理をしたら…?
ぼくの所属部署は約500人。
がんばれば50人は働かないおじさんを見つけられます。
ざっくり10%削減可能と仮定。
会社には国内で45,000人。
4,500人の削減ができたとして…
4,500億円/年くらいの人件費が低減できるかも…⁈
デジタル化や自動化で生産性は格段に上がっているのに人が減らないのは変です。
実現できる数字だと思います。
まあ、経営者はやりたくてもやれないですよね。
日本では。
海外ではこれが当然です。
業績に合わせてひとも入れ替わります。
このハンデは大きいですよね。
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