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大企業の開発部署がどんなところ知りたい?

会社員のすずきです。
大企業でぬくぬく働いています。

ぼくの勤務する会社全体がぬくぬくしているわけではなく、ぼくの所属している部署がとってもぬるま湯職場という感じです。

今の部署に異動して3年。

「石の上にも3年」理論に刃向かえるようになったので、まあまあ開発部署についてわかってきました。

7回以上も部署異動を経験したぼくの視点で、開発部署ってこんなところだよ!ってのを記事にします。

ちなみに日系自動車部品メーカーの最大手で働いています。

大企業の歴史ある開発部署ってこんなところ

会社が大きすぎるので開発部署がたくさんあります。

現在は開発部署戦国時代。
電気自動車、水素開発、自動車部品以外の開発…。
自動車業界の激変に合わすために開発部署がどんどん増えています。

その増え方というのが、事業部の傘下に開発職場ができるというカタチ。

「事業部から独立してどんな開発にも対応する」というぼくの所属する開発部署は窮地に追いやられています。

どちらも一長一短ではありますが、事業部傘下の開発職場が今はトレンドになっています。

こういった状況ではありますが、独立した歴史ある開発部署について語ります。

開発部署の管理すること

設計部署からの依頼品を作った場合。

  • 事前にできそうにないところは申告

  • 開発なので失敗も許容されやすい

  • ほとんどの案件は納期調整が容易

  • コストについてあまり気にしない

Q:品質、C:コスト、D:納期、全てにおいて管理することが極端に少ないです。

自動車部品、航空機部品などを製造したことある方なら容易に想像できると思いますが、QCDの管理がラクって…製造業じゃないやろ!って感じることでしょう。

開発部署だからいいんです。

  • できるかできないかの判断

  • 課題はなにかの確認

  • とりあえずの試作サンプルを作る

こういったアウトプットがあればいいので、めっちゃ楽チンです。

成果を出すためには、作業者にある程度の知識と経験が必要ですが、そこをクリアすればOK。

そのため、管理者の能力は著しく低いです。
これは他部署と比べて明白です。

責任を負うことが極端に少ない

製造業の量産職場では責任区分が明確です。

製造責任は「生産課」
製造工程には「生技」
品質管理は「品保」
モノの流通は「物流」

こんな感じで持ち場立場で責任を負っています。

たまに責任の押し付け合いはしていますが、基本的には区分がハッキリしています。

開発部署はというと、極端に少ないです。

作るときにミスったら謝りますが、それ以外は「設計が悪い」「仕入れ先が遅い」「費用がもらえないならここまで」と全て他責。

前述したようにQCDの設定がそもそも曖昧で、できなかったらできなかったという結果がアウトプット。

費用はいくらでも依頼部署から吸い上げるし、人が余っているので1人あたりの作業量も極小です。

こんな感じなので管理者のやることといったら、出なくてもいい会議に参加だけして、責任が自分に及ばないように立ち振る舞うだけ。

まとめ

「会社に行ってできるだけ何もせずに給料が欲しい!」
っていう人には最高の職場です。
天国だと思います。

「しっかり働いて自己成長も社会貢献も!」
って人には本当に苦しい職場です。
地獄です。

ぼくの所属してる開発職場はこんな感じ!


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