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「0からの活動」等、ゼミ活動をふりかえる期末「自己評価」報告 木曜4限

木曜4限の「メディア社会学方法論ゼミ(2年)」2023年度のまとめです。ゼミの「自己評価報告書」を期末課題として書いてもらいました。
<課題1 「授業に関する自己評価報告書」(春学期の課題と同じです、この機会に春からをもう一度振り返ってください)
 この授業を受けて、何を学び、何を身に付けることができましたか。この8カ月を振り返って、自己評価してください。>

鈴木ゼミ活動を通して学んだこと
①    はじめに
私は2年次の専門ゼミで様々な経験をした。当初はこんなにも様々な経験ができると思っておらず、どれも貴重な経験であったと言える。今回はそのゼミで学んだことをまとめていきたいと思う。
②    これまでの振り返り
4月
初回の授業では実際に隣の人にインタビューをして、その人を3つの観点から紹介するという授業があった。簡単そうに見えて実際にやってみるととても難しい作業であった。しかし、質問をしたり、相手のことをどのように紹介するか考える時間はとても楽しかった。
5月
次々プロジェクトの話題が出て、長野県木曽平沢市の町おこしに参加したいという意欲が出てきた。もともと地域おこしや町復興に興味があったため、このプロジェクトに絶対に参加したいと思った。
また、河北新報の大泉さんの講演会にも参加し、就活に対する意欲が湧いた。大泉さんのお話は録音してしまったくらい、とても為になるものであった。名刺を渡す練習もした。
6月
次々プロジェクトと平行でカミングアウトストーリーというLGBTの映画を視聴した。実際に松岡さんをゲストスピーカーでお迎えし、監督の方と話せる機会は中々ないためとても貴重な経験であった。
7月
長野県の木曽平沢市に実際に向かうことはゼミ生どうしのスケジュールが上手く合わなかったため、断念した。とても残念であった。計画性が足りなかったのだと反省した。
9月
ホワイエ江古田に伺って、江古田にはこんな場所があったのだと驚いた。ヨガをしたり、タロットカードを引いてもらったり、みんなでフラダンスの服を着て写真を撮ったりと、ゼミでの思い出が作れたのではないかと思う。江古田はまだまだ知らない面白いところがあり、このゼミに入っていなければ知れなかったと思う。
10月
江古田のまちの芸術祭が近づき、カフェブルさんでの木曽漆器のコラボ企画の実現に向け、ゼミ全体で動いていた。私はパンフレット担当で、カフェブルさんに置かせていただく木曽漆器のパンフレットを作成した。しかし、実際に漆器を見に行くことは出来ず、後悔している。いつか絶対に木曽漆器をこの目で見て、触ってみたいと思っている。
また、話し合いの機会も多く、自分の意見をみんなに伝えたり、他人の意見から新しい発見や視点を得ることが出来た。
11月
江古田にある「えんむすび」というお店に伺って、色々なお話や質問をした。オーナーの方がとても面白い方で、いつか食べにいきたいと思った。やはり、このゼミでは江古田の様々な面白い場所を知ることが出来て、本当に楽しい時間であった。
12月
最後のまとめとして、まわしよみ新聞を行った。3人で気になった記事を共有すると、全く違う視点で記事を選んだ人がいた。新聞の中の広告に目をつけていたのだ。新聞はターゲット層がどちらかというと年配の方向けのため、価格設定が怪しい商品などの広告があった。目の付け所が人それぞれで、とても興味深いと思った。
③    おわりに
鈴木ゼミでは多岐に渡るテーマの中で様々な経験や学びを得ることが出来た。他のゼミではここまでの経験は出来なかったと思う。鈴木先生に感謝の気持ちでいっぱいである。様々な知見を得た今、世界に対する自分の視野が広がったのを感じている。私は町おこしや地域復興に変わらず興味があるため、そちらの研究を深めていきたい。

鈴木ゼミの1年を 振り返って
1.はじめに
 この鈴木ゼミでは、春学期にはさまざまな内容を取り扱い、ゲストや映画などから多様な知識や自分の考え方を得た。そのため、いろいろなものに目を向け、学び、知見を得ることや考えることを楽しむことができたと私は感じている。特に、ゲイであるとある男性のカミングアウトから現在までにフォーカスした映画「沖縄カミングアウト物語」を視聴したことが最も記憶に残っているし、映画から多くの学びを得られたと感じる。
 秋学期は、江古田のまちの芸術祭での企画に向けての動きが主な取り組みとなった。上手くいかなかった点も多いが、この企画を実施することができて良かったと思う。

2.各回の振り返り
春学期
第1回 自己紹介・他己紹介で、これから一緒にやっていくゼミ生を知り、自分を知ってもらった。(4/13)

第2回 ネット上で得られるニュースは、記事の出どころにも注目し、内容の信憑性について検討する必要がある。(4/20)

第3回 世界報道自由デーについての情報を交わし、それにまつわる現在の問題や目的を知ることができた。(4/27)

第4回 河北新報の大泉さんによる講演を受け、就活において不可欠となる自分のアピールの効果的な方法・強みの見つけ方がわかった。(5/11)

第5回 三田村有純先生から、漆の歴史を詳しく教えていただき、次々プロジェクトに繋がるヒントとなった。(5/18)

第6回 とあるゲイの男性のカミングアウトを題材にした映画の一部を視聴し、LGBTQ+を取り巻く社会の現状に目を向けたいと感じた。(5/25)

第7回 「同性婚認めない=違憲」という裁判所の判決についての新聞記事を読んだ上で意見交換をし、他のゼミ生の疑問を知ったり、同じ意見に共感したりした。(6/1)

第8回 映画「沖縄カミングアウト物語」を第6回に続き視聴し、登場している方々のはじけるような笑顔の多さに元気をもらった。(6/8)

第9回 映画を最後まで視聴し、LGBTQ+への関心が高まった。(6/15)

第10回 「沖縄カミングアウト物語」で監督を務めた、ゲイの当事者でもある松岡さんから直接お話を伺い、当事者だからこその、私にはなかった新しい視点を持つことができた。(6/22)

第11回 鈴木先生との個別面談の機会が設けられ、自身のゼミへの向き合い方を考えるきっかけになった。(6/29)

第12回 江古田で開催される芸術祭に、漆を用いて我々が関わる方法について話し合い、他のゼミ生から良いアイデアが生まれた。(7/6)

第13回 日本情報技術協会から4名のゲストがお越しくださり、ChatGPTの能力やおもしろさを初めて知った。(7/13)

秋学期
(秋学期は主に「漆器で味わうイタリアン」企画の準備だったこともあり、それぞれの授業ごとに回を追って振り返るのが難しいため、まとめて書かせていただきます。)
秋学期に本格的に始まった「江古田のまちの芸術祭」の準備だが、ゼミ生の集まりやコミュニケーションが思うように上手くいかないといった苦労もあった。10月末の開催まで時間も限られていた中で、本当に間に合うのかという焦りもあったが、何とか当日を迎えることができた。

この企画が進んでいくなかでの私自身にとっての反省点も多くあった。ただでさえ情報共有や相談などのコミュニケーションが少なかったゼミであるが、私は特に他のゼミ生と上手く会話をしたり協力したりすることが出来ず、あまり役に立つことができなかったことを深く反省している。また、木曽漆器の魅力を広めるための企画であったが、自分で実際に漆器を使ったり、木曽に足を運んだりということができなかった故に、肝心の私たちが漆器の魅力を実感することなく企画を終えたことも非常に勿体なかったと感じる。

しかし、この企画に対しては、匿名の方からの反響や江古田に店を持つ方からのお褒めの言葉などをいただき、企画に携わることが出来て良かったと強く思った。

最終回のまわしよみ新聞では、新聞を今まで読んだことが無かったが、勝手に堅苦しいイメージを持って敬遠していた自分を改めさせられた。幼い頃は難しくて読んでもわからないと思っていてが、大学生となった今、難しいことなど無かったし、むしろ毎日の話題をわかりやすい文章で理解することができ、新聞の魅力を発見する良い機会だった。

3.1年を振り返って
 この鈴木ゼミでは多様な物事について考えてみる機会をもらったり、貴重な経験をさせていただいたりした。ゼミがスタートした頃は、このゼミで江古田のまちの芸術祭に企画を出すとは思いもしなかったし、江古田にそのようなイベントがあることすらも知らなかった。また、大切な人たちへのカミングアウトに焦点を当てた映画を視聴し、同性愛について考えたりしたが、まさかその映画の監督から直接お話を伺えるとは考えてもみなかった。さらにローカルラジオに出演させて頂くなど、これらは全て本当に貴重な経験だった。また、メディアとは一見関係が薄そうな内容でも、実際には全てメディアが深く関わっていて、今までにはなかった視点でメディアについて考えることが出来た。新聞記事の力をお借りしたことで、顔も名前を知らない誰かに、私たちの取り組みが届き、それに対し感謝のハガキが送られてきたことも非常に印象的だった。

 特に、ラジオを通して自分の声が誰かに届いたことについては、忘れられない体験になったし、発信することが持つ力について考えさせられた。秋学期に取り組んだ「漆器で味わうイタリアン」からは、終わってみて感じた反省点からも、発信するということからもたくさんの学びがあった。

4.おわりに
 正直に言えば私は、ゼミ全体を通して毎回の出席率の低さに不満を抱いていた。全員で作り上げていくのがゼミだと考えていたからこそだ。しかし、実際は自分がゼミでの学びから何を吸収し、何を考えるかが大事であると今は思う。このゼミでは鈴木先生のさまざまなネットワークのおかげでたくさんのゲストの方や経験からたくさんのことを学ぶことが出来たので、このゼミで得たものを無駄にすることなく将来に活かしたい。

江古田のまちの人との繋がり
初めに

今回は木曾平沢の漆と江古田のカフェブルとをつなぎ、江古田のまちの芸術祭に出店しました。実際に木曽の漆について触れてみましたが、とても軽くて美しかったです。ただ、反省点もおおかったため、今回はこの活動を振り返ってみることにしました。
ふりかえり
9月10月 木曽の漆と江古田のまちを繋ぐ準備として、江古田のまちの人々と会ったり、木曽の漆のオーダーをしたりしました。
11月   実際にカフェブルに漆を配置しました。私はワイングラスの発注と片付けを担当しました。
12月   ラジオ局の社長さんが来てくれました。また、反省会をしました。
本文
今回、江古田のまちの芸術祭に出店してみて、江古田についてもっと知りたいなと思うことができました。江古田のまちを知ってから、約2年がたとうとしてますが、私はほとんど江古田について知りませんでした。今回このプロジェクトに参加してみて、古藤さんやえんむすびさんなど様々な方と関わることができました。とても良い機会だったとおもっています。だが、反省点も多くあります。私たちが広めようとしている漆について、自分自身が理解できていなかったことです。現地に行って漆に触れることをしないと、漆について知ることはできないと改めて感じました。来年のゼミでも、町復興についてやりたいと思っています。現地に行くことが大切なので、行きやすい地元のまち活性化を行いたいと思っています。
おわりに
今回初めて町復興について活動しましたが、やはり現地に通うということが大切だと感じました。本当に心からこの町を活性化させたいという強い気持ちが私にはなかったです。ただ、漆という日本の伝統品を知ることができ、日本の魅力をもっと自分自身知りたいと思うことができました。日本の良いところをもっと知っていきたいと思います。そして、これからも人との関りを大切に生きていこうと思います。

真の多様性社会
1.はじめに
1年があっという間だった。ゼミの時間、たくさんの人と出会い、たくさん話を聞いた。そのどれもが偶然から発展したものであり、先生がよくおっしゃっていた「縁」の存在の大きさを実際に感じた、そんな1年だった。

2.各回のふりかえり
4/13 初めてのゼミで友達ができ、他己紹介で「見出し」の重要性を学んだ。
4/20 班の人がそれぞれ個性的なニュースを調べて印象深かった。
4/27 「町おこし」という大きなプロジェクトに関わるきっかけを得た。
5/11 ゼミの後、奥村先生に就職する際の自分の長所の探し方についてお話を聞いた。
5/18 三田村先生から、漆だけでなく、その背景知識についてまでのお話を聞いた。
6/1 コロナ禍の林泉堂についての番組から、SNSのフェイク情報に関する知識を得た。
6/15 映画の最後、かつきママがみんなとハグをする場面が印象に残った。
6/22 初めて、実際に性的マイノリティの方と対話をして、たくさんの学びを得た。
7/6 「江古田のまちの芸術祭」と「木曽平町の町おこし」を絡めるアイデアが出た。
7/13 AIをポジティブに捉えるお話を聞いて新たな視点を得ることができた。
9/14 川野洋志さんをゲストに迎え、LCBTQやタロット占いについてお話を聞いた。
9/21 ホワイエえこだへ行き、レクリエーションをした。
9/28 「江古田のまちの芸術祭」に出店するため、丸嘉小坂漆器店と連絡を取り始めた。
10/5 前週作った草案から引き続き、さらに具体的な案を出し話し合った。
10/19 塩尻市のPR動画を鑑賞し、木曽平沢や漆器について理解を深めた。
10/26 芸術祭で展示するためのパンフレットを作り、当日の流れを確認した。
11/2 ギャラリー古藤へ行き、今回のイベントの反響や、他の方々の作品を見て回った。
11/9 芸術祭の活動が記事になり、匿名の方から感謝の手紙が届いた。
11/30 金沢シーサイドFMの社長、松原さんがゲストで来てくださりお話を聞いた。
12/7 大学の広報部に我々の芸術祭での活動について取り上げてもらった。
12/14 班で分かれてまわし読み新聞を作り、ニュースについて意見を交換した。

3.初めて出会う人
この1年、鈴木先生のご厚意でたくさんのゲストスピーカーからお話を聞くことができた。毎回、様々な年代、職種の方が来てくださって、話してくださった内容はどれも知らないことばかりだった。その来てくださったゲストの方々の中で私が1番印象深いのが、映画監督の松岡弘明さんだ。
私はこれまでの人生の中で性的マイノリティの方に出会ったことが一度もなかった。近年ニュースでジェンダー問題がよく騒がれていて、自分もLGBTQに関して一般的な知識は持っているが、身の回りにはそんな人がいないし、どこか遠い場所の話だと思っていた。だから、ゲストとしていらっしゃった松岡監督が初めて出会ったLGBTQの方であり、とても印象深いのだ。
松岡監督は、それまで私が考えていたLGBTQの方のイメージと全然違っていた。そもそも、性的マイノリティの方は、あまり表立ってカミングアウトする印象がなかったのである。どちらかといえば隠す方が多いのではないか。しかし、松岡監督は教室に入って最初のうちに自分はゲイであることを公表したのだ。松岡監督からは一切の躊躇を感じず、この時、LGBTQは自然で、こんなにも普通のことなのだと感じることができた。この監督のフランクな態度がきっかけとなり、教室が質問や疑問を素直に聞くことのできる雰囲気になったと思う。
監督が作った映画には「LGBTQに対する理解を深めてもらいたい」という思いが込められている。そこには性別も超えた大切な人への愛が描かれた温かい作品だと感じた。今なお残る差別や偏見と向き合う、性的マイノリティ当事者の方のお話を聞けたことはとても貴重な経験であった。
今の時代は“多様性”がキーワードであり、色々な人が過ごしやすい世界になっている。これから先の未来は、マイノリティに対して“大げさに”気を遣うのではなく、それも多種ある形の内の一種であると、当たり前に受け入れる姿勢を持つことが必要なのだと私は考える。いつか「一般的」という言葉がなくなり、みんながみんなそれぞれの形で生きていけることこそが多様性の社会なのだろう。

4.おわりに
ゼミの活動の中で一番印象に残った回をテーマにコラムを書いたが、その他にも印象深かった授業はたくさんあった。もちろん、江古田のまち芸術祭に参加したことでできた思い出もたくさんある。
鈴木ゼミでは、1年を通して偶然できる縁と、それを大きく発展させていく過程を学ぶことができた。人と人とのつながりで一つのプロジェクトを成功させられたことは大きな経験になった。このゼミでの経験を、また新たなことに生かせたらいいなと思う。1年間ありがとうございました。

NPO法人活動認知の現状と関心向上への案
いま現在、日本社会においてNPO,NGO団体やそれらの行うボランティア活動は関心を持たれることが少なく、また実際にボランティアに参加する人も少ない。その上でわたしはどのような戦略が有効か、政府がおこなった調査をもとに考えてみたい。内閣府のNPOホームページに載っている2019年に行われた調査によると過去にボランティア活動に参加したことがある人は約17%であり、残りの約80%の人たちは参加したことがなかった。やはりボランティアへの参加率は著しく低い。また参加できない理由に最も挙げられる理由は「参加できる時間がない」というものであり、その次に挙げられる理由が「ボランティア活動に関する十分な情報がない」というものであった。これらの理由はおおむね納得できるものであった。いまの日本の労働環境では土曜日曜以外の休日を取るのが難しいという所も珍しくない。また休日をとれたとしても家族のために時間を使わざるを得ないことが多く、それらの要因がこの時間がないという理由に繋がってくるのではないか。そして寄付をしたことがある人は約40%で、したことがない人は約58%であった。ボランティア活動への参加率と同様に、したことがないひとの方が多いことが分かった。しかしボランティア活動への参加率よりもしたことがある人とない人の差は開いていなかった。これは活動へ参加するよりも募金をおこなう方を参加のハードルが低いと感じる人が多いのではと考える。一方で寄付したことがある回答者個人の年間寄付金額で一番おおかったのが1~5000円であり海外、とくにアメリカの個人寄付金額と比べると低いことがうかがえる。そして年間の寄付回数も2回以上の人が半分以上であると分かった。またどこへ寄付していたかという質問に対し多かった回答は共同募金会に対してであった。またNPOに対して関心のある人は約37%であり、関心がない人は61%であった。そして公益法人に対する寄付による所得控除などの税制優遇制度を知らない人が約70%であった。やはりNPO法人や公益法人への寄付によって受けることができる税制優遇措置の認知度は低いことがわかる。この原因として考えられるのはNPO法人の宣伝不足やそもそもこれらの情報を知る場面が少ないことが挙げられる。また寄付による税制優遇制度を利用したのはわずか17%であり、80%の人は利用しなかった。これは制度を利用する手続きなどを面倒に感じる人が多いからと考えられ、このような面からも授業内であったボランティアや寄付活動への感覚的な拒否が読み取れる。以上が政府の出した調査報告書から得られた情報である。
ここからはこの報告書から得られた情報を基に具体的な戦略案を考えていく。まず一番手早くNPO法人への関心や参加率を高める方法はNPO活動やボランティア活動への参加に大きな価値を持たせることだ。たとえば、学校内の成績欄にボランティアに参加した回数などの項目を作り、その回数によって成績が良く評価されるというものだ。これはアメリカの大学入試などでは実際に取り入れられており、そのひとを評価する基準ともなっている。これであれば子供に教育の一環でボランティア活動に参加させるなどを行う家庭が増え、結果的に参加率が増加するだろう。しかしこの案ではボランティアに参加させられる家庭とさせられない家庭で差が開き、格差を生んでしまう可能性がある。そこで次に考えられるのが義務教育にNPO法人の活動体験や積極的なボランティア参加を組み込むというものである。これであれば家庭間で格差を生むことなく平等に参加させることができ、さらに子供たちにボランティア活動を通して社会への福祉に対する重要度を理解させることができる。
メディアの行うべき役割として考えられるのはNPO法人がどのような活動を、どのように行い、どのような結果であったかを明確にそして大きく報道していくことが重要であると考える。また税制優遇制度や受けられる恩恵も報道していくべきである。アンケートをみるに、寄付や活動へ参加するにあったて正確な情報がないことで行動を起こすことに抵抗を感じる人が多いようだ。そこでメディアはより多くの情報を発信し、ある種の警戒を解く必要があるだろう。また、SNS上に公的な機関が情報を出していくことも重要である。これは多くの人々はSNSでNPO法人やボランティア活動への誤った情報を受け取っていることが多く、それを正していくためにも公的機関が多くの活動を正確に発信していくべきであると考える。以上が私の考える戦略案である。まとめるとボランティア活動やNPO法人への参加に今まで以上に付加価値をつけ、メディアはその価値と活動内容や結果報告をさまざまな媒体で行うというものである。これらが達成されれば日本のNPO法人に対する無関心は少なくなるだろう。
参考資料
令和元年度 市民の社会貢献に関する実態調査 内閣府(2023.1.2)
https://www.npo-homepage.go.jp/toukei/shiminkouken-chousa/2019shiminkouken-chousa

2年次のゼミ活動を通して
1.        はじめに
2年次のゼミで何を学んだかを考えると、多くのことを学んだ。この経験は他のゼミでは得られないと思うし、何よりも主体的にアクションを起こしていく重要さというものを身をもって学んだ。多くの関わりが生まれ、見聞が広まったのは確かだし、たくさんの大人との交流が生まれたことは間違いなく自分にとっての貴重な財産となった。そのまとめを本文でしていく。2.        各回のふりかえり
①      川野さんの講義
②      芸術祭準備
③      ホワイえこだ訪問
④      芸術祭準備
⑤      牛山さんとズーム
⑥      芸術祭準備
⑦      芸術祭準備
⑧      芸術祭準備
⑨      芸術祭準備
⑩      ふりかえり
⑪      学生社長の松原さんを迎えて
⑫      芸術祭・報道の自由・つたえびとなど
⑬      回し読み新聞
3.        本文
一番印象に残っているのはやはり、木曽漆器を使って料理を提供した江古田のまち芸術祭に参加したことだ。この企画が全てうまく行ったわけではない。段取りの悪さや主体性に欠けていた部分、周りとのコミュニケーション不足など、あげればきりがないのではないかと思った。実際に木曽平沢に足を運べなかったこと、そしてより大々的に告知し周りを巻き込めなかったことも課題としてあげられる。そのような点で言えば、今までしたことがなかった貴重な経験をしたことで、次に繋げていこうと強く思ったし、なによりすこしでも反響があったことに喜びを覚えた。個人的によかった点と言えば、無事に自分たちの企画に幕を下ろすことができたことである。計画が頓挫しかけたこともあったが、それを乗り越えてゼミのメンバーで完遂できたことに安堵の気持ちとともに達成感のようなものもあった。このように無事に終えることができたのは、多くの人の支えがあったからだということはいうまでもない。鈴木先生をはじめとした各種関係者に改めて感謝の意を示したいなとこころから思う。
私が実際に担当した仕事は、プレスリリースと信濃毎日新聞の牛山さんとのコンタクトだ。まずプレスリリースに関しては、人生で初めて作成に携わったため、正直何をどのようにかいたらいいのか、本橋くんと二人で試行錯誤しながら進めた。多くの指摘と修正を経てやっと完成したプレスリリースをまずは牛山さんに届けることができてよかったなと思う。牛山さんとのコンタクトを担ったが、メールで正式に連絡をする機会は今回が初めてで、自分なりに考えながら連絡を行った。結果的に牛山さんとの繋がりが信濃毎日新聞に私たちの取り組みを掲載していただけたことになったので、無駄ではなく大きな一歩なのかなとふりかえる。
最終回の回し読み新聞は、これまでになんとなくやったことがあるが、ちゃんとやったことはなく、みんな違う意見がしっかり出てきておもしろいなと思ったし、色々な見方があっていい刺激になった。
4.        おわりに
 1年間を通して自分の人生の糧になったことがたくさんある。私はここで得た糧を今後どのように活かしていくかが大事であると考える。一年を通して学んだ主体的・自主的に発案していく行動力、周りとの意思の疎通を絶えず行い必要があれば率先してひっぱり統率していくコミュニケーション能力とリーダーシップなど今後の学生生活や就活も含め多くの事柄に活かしていければといいなと思う。

0からの活動
はじめに
私は4月から12月にかけて約8ヶ月間鈴木ゼミに所属し、活動を行なってきた。秋学期では第4回「江古田のまちの芸術祭」に参加し、漆器を広めるためにさまざまな業務に取り組んだ。本報告書では4月からの活動を通して学んだこと、自分の身になったこと、自分が成し遂げられたことをまとめていく。
各回のふりかえり
春学期
4月13日、他己紹介を行う。
4月20日、新聞に目を通し、ピックアップしたニュースについてみんなで話し合う。
4月29日、次々プロジェクトの存在を知る。
5月18日、三田村先生から漆の話を聞く。
6月9日、「沖縄カミングアウト物語」を視聴する。
6月23日、セクシャリマイノリティの方との対談。
7月13日、増田聡さんの話を聞く。
秋学期
9月14日、川野洋介さんの話を聞いて、アルコール依存症の話が印象的だった。
9月21日、ホワイエえこだでストレッチ。
9月28日、漆器のレンタル方法について話し合い。
10月5日、「かしだしっき」丸山さんとやりとり開始。
10月12日、信濃毎日新聞の牛山さんと話し合い。
10月19日、店内で使用できる動画の確認。
10月26日、芸術祭本番への下準備。
11月9日、芸術祭の結果報告。
11月16日、「えんむすび」訪問。
11月30日、金沢シーサイド松原さんと話し合い。
本文
 今回のゼミの活動を通して印象的だったのは「江古田のまち芸術祭」への参加である。イタリアンレストラン「カフェブル」との協働でプロジェクウトを進めたことはかつてない体験であった。全てが手取り足取り用意されていない活動では自分自身の取り組みが重要になっていく。私は主に出店先である「カフェブル」との連絡、交渉と今回漆器をレンタルした「かしだしっき」担当者の丸山さんとの連絡、打ち合わせをおこなった。実際に外部の人と連絡をとってみて感じたことは、企業、団体の人は学生の活動に協力的であるということだ。「カフェブル」のシェフである橘さんも私たちの活動に非常に関心を持ってくれ、最終的には店に漆器を取り入れるかを検討していた。漆器を実際に手に取ることは彼にとっても新鮮なことであり、今回の活動に協力できて良かったと話していた。
 外部の人と連絡を取ることは社会人の疑似体験のように感じた。今回の経験は外部との接触機会を多く提供してくれる鈴木ゼミならではだと考えている。この経験を糧にして来年のゼミ活動でも精進していきたい。
おわりに
 個人での「江古田のまち芸術祭」への参加は非常に難しいと考えていたため、ゼミを通して今回の漆器と江古田のコラボでプロジェクトに参加できたことは非常に貴重な機会であったと思う。実際に課外活動を行い、新聞にも取り上げてもらえるといった結果を残せたことは誇らしく思う。

お互いのことを知る姿勢がよりよい社会を創る
〇はじめに
 私は2年生の鈴木ゼミで様々なことに触れてきました。春学期から次々プロジェクトに参加することが決まり、漆について三田村先生からお話を伺い、秋学期にはどのようにみんなに木曽平沢の漆を知ってもらうか本格的に活動を始めました。また、世界報道の自由デーフォーラムについて知ったり、様々なLGBTQの方をゲストに迎えお話を伺ったりしました。他にも、嘘の情報をどのように見抜くのか、チャットGDPなどが登場しこれからどのような能力が必要になるのかなど幅広いお話を聞くことができました。

◯各回のふりかえり
9/14 川野洋志さんをゲストに迎え、お話を伺い、「つたえびと」の繋がりで、兼古先生も教室にお越しいただいた。
9/21ホワイエえこだの取材をし、ヨガを体験したり、アロハの衣装を着たり、お話を伺ったりした。
9/18 江古田の町芸術祭でどのような展示やメニューにするのかなど話し合った。
10/5 活動の宣伝内容や企画自体の具体化について話し合った。
10/12 信濃毎日新聞東京支社の報道部長、牛山健一さんとzoomで話しした。
10/19 カフェBLUで流す動画など細部について話し合った。
10/26 江古田の町芸術祭に向けて最終段階の意見交換や確認やなどをした。
11/2 江古田の町芸術祭のち途中経過として、振り返りや今からできることなどについて話し合った。
11/9 江古田の町芸術祭を終えての振り返りや成果などを共有し、大学の広報部などに頼み記事を掲載していただくことになった。
10/16 「えんむすび」にお邪魔し江古田の町芸術祭で私たちの企画した内容や、「えんむすび」のお店についてお話を伺った。
11/30 金沢シーサイドFMの社長、松原勇稀さんをゲストに迎え、コミュニティFMのこれからを一緒に考えた。
12/7 江古田の町芸術祭の振り返りをし、残りのゼミで何をするのか話し合った。
12/14最後のゼミで振り返りや課題の確認をした。

私が一番印象に残ったのはLGBTQのお話です。現代社会では様々なLGBTQに関する問題があります。どちらのトイレやお風呂に入るかという問題や、オリンピックでもLGBTQは課題となっています。性犯罪目的の男が女性専用スペースに入りやすくなってしまうことが懸念されます。女性のふりではなく、トランス女性のふりで足りる恐れがあるので、通報しにくくなったり、性犯罪が起こってしまったりする可能性があります。このようにLGBTQについては様々な問題を抱えているが、鈴木ゼミを通じて実際にLGBTQの方にお話を伺うことができました。「沖縄カミングアウト物語」の監督にお話を伺い、私のLGBTQに対する考え方は大きく変わりました。私は最初LGBTQの人がトイレを男女兼用にすることを求めていたり、LGBTQの方々が強く抗議したりしているのをニュースなどで見ていました。正直、私はトイレを男女兼用にすることなどは、女性のプライバシーと安全が守られないように感じLGBTQの方々が唱えていることがすべて実現してしまうと怖いと感じていました。しかし、実際にお話を伺ってすべての方が偏った考え方をしているわけではないということが分かりました。また、映画を鑑賞してLGBTQの方も私たちが想像できないような多くの葛藤や悩みを抱えていて、生きづらさを感じているのだと分かりました。様々なお話を伺って、大切なのはLGBTQの方とそうではない人がお互いを知ろうとする姿勢を持ち話し合うことが大切だと感じました。はじめはすべてを理解できなくても、お互いのことを理解しようとする姿勢を持つことで、LGBTQの方だけでなく様々な人が共存し、生きづらさを感じることのないような社会を創り上げてくことができると考えます。

〇おわりに
 私が鈴木ゼミを通して学んだことは、お互いに理解しようとする姿勢が大切ということです。前章で述べたようにLGBTQの方や様々な方と共存するにはまずはお互いを理解しようとする姿勢が大事だと感じました。それだけではなく、漆にはどのような特徴があるのか、江古田の町芸術祭ではどのようなアーティストやお店が参加しているのかを知るといったようにお互いやその事柄について知ろうとする姿勢がとても大事になると考えます。これは、様々な活動においても同じようにいえると考えます。鈴木ゼミを通じて今までかかわったことのないような人たちと関わることができました。ありがとうございました。

①ゼミを通した地域活性化への道
②秋学期ゼミを通して
秋学期では実践的に行動するという活動が目立ったように思う。様々な職業の人にインタビューを行い、また江古田の町を散策するなど地域活性化に向けて考えることができた。

9/14 LGBTQについて議論したりタロット占いについてお話を聞けたりした。
9/21 「ホワイトえこだ」へ実際に赴き取材をして、ハワイの文化まで学べた。
9/28 漆器に関する知識の再確認や実践的にする手立てなどを考えた。
10/5 「かしだしっき」という仕組みがあることを知り、とても興味深かった。
10/12 芸術祭に関するパンフレット案を考えた。
10/19 木曽漆器の紹介を高校生が行う動画を視聴し、高校生の行動力や考え方に共感した。
10/26 プレゼンテーションを行うためのスライドを共有した。
11/16 芸術祭の振り返りを行い、反省点や継続すべき点をみんなで話し合った。
11/23 今回の活動がニュース記事になりみんなで読み合い、達成感を共有した。
11/30 芸術祭の他のお店の活動を知り、それぞれ特色があって面白かった。
12/7 1年間のゼミの振り返りができて、3年次に生かすべきことをまとめられた。

鈴木ゼミでは、大学が位置する江古田は私たちの街と言っても過言ではない。そんな江古田の街で行われているイベントや活動、住んでいる人々、長年愛され続けているお店など、2年も過ごしていたのに知らなかった江古田の顔がたくさん知ることができた。今後は江古田の魅力を知ってしまったからには、他地域や他大学の人々に興味を持ってもらえるように発信することに努めたい。

以上、9人。

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