私の教室が「宿題」を出さなくなった理由

こんにちは!「ハーモニー経営」学びの庭ひまわり🌻のけーさんです♫

いつもお読みいただき、本当にありがとうございます(^^)


「来週までに、どうしたい?」

「ここからここまで、練習する!」


私のピアノ教室では、このような会話でレッスンが終わります。


「あれ?宿題って、出さないんですか?たとえば、この曲をやりなさい!とか」

はい、出しません(笑)


では、なぜ、出さないんでしょう?

「先生自身、宿題がキライだから」・・・それもあります(笑)


でも1番の理由は、

「生徒さんが、自分で考えなくなるから」

です。


実は、以前は「来週までに、ここから、ここまで練習してくるように」と、宿題を出していました。

そして、練習の励みになるようにと「〇〇小節から〇〇小節まで、△回」と、練習回数を書く表までつくりました。


生徒さんは、初めのうち、楽しそうに取り組んでいました。

ところが・・・・


だんだん、様子がヘンになってきました。

「△回」という、回数を埋めることが、いつの間にか目的になってしまったのです。


「確かに、何回も練習しています。でも、なんか、雑なんですよね」

「早く遊びに行きたいのか、すごく速く弾くんですよ(笑)」

このような、保護者さんのご感想もいただきました。


生徒さんが自分で練習のやり方を考えず、ただただ「消化行事」にしている・・・


こりゃダメだ!

本末転倒。よくある「手段の目的化」です。


・・・ということで、表を廃止し、ついでに「宿題」そのものも廃止してしまいました。


その結果、練習しなくなったでしょうか?

面白いことに、ピアノに向かう時間が、全体に増えたのです。

いろんな曲の楽譜を引っ張り出してきては、まるで遊ぶように弾いています。


これは、1曲をじっくりなんども練習する、という、よくある練習風景とは違うかもしれません。でも、そこには、ある「大切なもの」があります。


それは・・・「自主性」です。


私は、生徒さんの、そのような「自主性」を育てていきたいと思います。

どんなメソッド、教材より、生徒さんの「自立」が大切です。


★お家での練習、楽しいな♫

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今日も、最後までお読みいただきまして、ありがとうございました(^^)



オンライン音楽教室を運営する会社を経営しています。他に、ピアノの先生の学校学長、作曲家・ピアニスト、オーケストラ指揮者。最近、スポーツジムにハマってます!http://himawari.ishikawa.jp