見出し画像

「学校へ行けて偉いね!」なんて言わないで

こんばんは!
株式会社学びの庭ひまわり代表&エデュケーション・ディレクター、鈴木敬です。

まもなくクリスマス!

「ひまわり音楽教室」ではクリスマスイベントがたくさん🎄

写真は先週末の「ひまわリトミック」

ギャラリービュー1目線入り

こんな子供の笑顔を見てると、あ〜これって本当に大切だなあ、って改めて思いますね。


そんななか高校生、A君とお話ししました。

「僕、中学時代、不登校だったんです」

「え?そうだったの」

「僕は、別に学校がキライなわけじゃなく、家での方が学習効率が上がるから行かなかったんです。両親も納得はしてくれていたように見えたんですけど・・・」

「なるほど。それで?」

「あるとき、(このままじゃさすがに出席日数ヤバいよな)と思って学校へ行ったんですね。そしたら、両親が『おお、学校へ行ったんだ、エライね!』って褒めてくれたんです」

「ほう」

「僕は、(これって、違うんじゃね?)と思いました。自分の意志で学校行ったのに、人から褒められる筋合い、無いって」


そうだよね〜A君。君は正しい!


親心からして、学校へ行けなかった子が学校へ行った。君はエライ!

そう言いたくなるんでしょうが、実は言ってはいけない「禁句」です。

「命令に従う」「社会に従う」

のが良い子。そんな目で、僕のこと見てるんだ。

子供から、そう思われます。


僕も親なので、親の気持ちはとてもよくわかるんですが、ではそんなとき、どうしたら良いんでしょう。

ほっとく。

の一択です。


ほっとく、といっても見守るっていうこと。手出ししないっていうこと。なので「無視する」ことではありません。念のため。

ほっといて、自分で考える時間をたくさん与えることなんですね。


僕は毎朝自然の中を歩いているんですが、春の新緑も、

画像2

秋には落ち葉に変わります(同じ場所の写真)

画像3

これが自然。

人間も同じく、元気なときと、そうでないときがあってバランスを保っているのです。

「新緑なんだ、偉いね!」

とは、木に向かって言わないでしょ?(笑)


「新緑、落ち葉、どちらも美しいな。木の幹も根っこもしっかりしているから大丈夫!」

そんな目で、一度、我が子を見てみませんか?


オンライン音楽教室を運営する会社を経営しています。他に、ピアノの先生の学校学長、作曲家・ピアニスト、オーケストラ指揮者。最近、スポーツジムにハマってます!http://himawari.ishikawa.jp