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夜の散歩と自撮り、ルージュ

ファッション昼夜逆転、滅びろ

昼夜逆転には3つのタイプがある。1つは、勉強や仕事で夜眠れず、そのまま昼夜逆転するタイプ。(おつかれさまです)

2つめは私のようになんらかの病でどうしても夜、不眠になってしまうタイプ。

3つめは私が一番恨んでいるタイプで、ファッション昼夜逆転野郎だ。夜にゲームをする自分、昼夜逆転する自分がかっこいいと思っている。
こいつらのせいで、世間では不眠や本物の昼夜逆転というものが理解されていない気がする。

本当に夜眠れない人っていうのは、寝る時間の2時間前に風呂に入り、布団に入ってココアを飲み、決してブルーライトを見ないようにしていても目がギンギンに覚めている人。

お願いだから、不眠の人に「昼夜逆転はだめだよ!」とか言わないでほしい。直そうと思ってできるものじゃないから。

夜のお散歩、楽しす~!

風呂を済ませた後、睡眠薬を飲む前の散歩はとっても楽しい。町もひとも、昼の顔と夜の顔で言ったら夜の顔のほうが断然好き。夜は暗いから、家の明かりや人の存在がより際立って感じられる、そこが好き。温かくて切ない。
これがエモってやつ~!!?!
昼間は、人間なんて欲にまみれてて醜いよ滅びろっていう中学生マインドで生きているけど、夜、外を歩いて家々のオレンジ色の明かりを見ていると、やっぱりごめん、人間には生きていてほしい。

人間は欲まみれで醜いけど、そこがいとおしいところでもあるよね。

JKだから自撮りをしてみる。楽しい。よくあるホラー映画のポスターみたいになる。
いろんな色の蛍光灯に照らされて、いろんな色の顔になる。楽しい、楽しい。
5歳児に戻ったみたいに、色彩を楽しむ。
芸術は、こうでなくちゃね。

一か月に一回は、ドラックストアで化粧品を買う。なぜ一か月に一回かというと、一か月間めちゃくちゃ口コミやレビュー動画を見まくって決めるから。なんであんなただの色付き粉が安くて1000円もするのかいまだによくわからないまま、計2万円ほどはコスメに費やしている。
どこかのテレビの人が、男性が女性におごらないといけないのは、女性のほうがデートの準備にお金をかけているからだと言っていた。
おごってほしいとは一ミリも思わないが(むしろおごりたい)、納得はする。

化粧品は高くて美しいから価値がある。美術作品。
そう思いながら、1700円の超人気のルージュを手に取る。色の名前が素敵。
3:00AMの微酔。
したことないからわからんけど、きっと気持ちいい。

家に帰ってつけてみると、一か月調べた甲斐があって、肌の色によく似あう。ただ、似合いすぎてもとの唇の色とほとんど変わらない。
こんなことに何の意味があるんだろうと思いながら、私は化粧品を買う。

夜の音楽

夜の音楽は、家にいるときは絶対にジャズ。将来はジャズピアノをしたいという願望をひそかに抱いている。しょうもない理由。
ジャズピアノをする女の人は、なんかエロそうだから。

夜、帰り道、バスに揺られているときは、バウンディ。
これはエモ。バウンディもエモを意識して作っていると思う。それにまんまと乗っかってやる。それがバウンディの楽しみ方。
まだそこまで有名じゃないときに予約したド田舎ライブ、一年前行った。しけた小さいホールが、その時はスモークがたかれて、照明もバチバチになっていて全然いつもと違って、「なんだよホールお前、ポテンシャルあるじゃんかよ」って思ったよね。

あとボカロも聴きたくなる。ボカロは夜に生きる人のための曲がたくさんある。
蜜月アン・ドゥ・トロワ/DATEKEN

もうすぐ朝の6時だ。おはようございます。
私はインスタントスープを飲んで、おやすみなさい。


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