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研究発表会を経て K⑥

 1月26日に勤務校で校内研究発表会があった。1年間、研究主題に沿ってこだわってきたことを発表する会。授業公開と実践報告の2本立てて行われ、私は公開授業を行う予定だった。しかし、学級閉鎖明けで子どもたちが集まらず、非公開となった。誠に残念であるが、研究発表に向けて事前授業を行ったので、それを振り返る。

 私は6年生の算数科「場合を順序よく整理して」の1時間目を授業した。そこで学んだことを2つ記録しておく。
 1つ目「子どもに何を考えさせたいのか」
 授業で行ったところは、単元の1時間目。1時間目でコケるわけにはいかない。そう思った私は、たくさん意見が出るように、入念に準備をした。ドッジボールの試合の組み合わせを図や表を使って考える授業で、教科書で紹介されている図や表の中身をくり抜いたものを用意した。これが用意のしすぎだったことに、授業中に気がついた。これでは、子どもたちの考えが固定されてしまう。授業の1番の盛り上がりの部分を潰してしまっていたのだ。研究発表会当日の授業では、子どもたちに自由に考えて分類・関係づけする予定だった。

 2つ目「ペアで話し合うタイミング」
 これについては、無意識に行っていたが良かったところだと言ってもらえたのでここで残しておこうとする。授業の中でよく使う「じゃ、ペアで話してみようか」というペア交流。このペア学習を何のために行うのかということが事後検討会で話し合った。よくあるのが、全体交流の前に一回ペア交流。低学年ならあってもいいのかもしれない。しかし、高学年には必要か。高学年には「これって、どういうことだ?」という子ども達が話したいタイミングを見極めて行うべきだという意見が出てきた。どうやら、私は無意識にこれを行っていたみたいだ。しかし、今回で無意識が有意識になったこれは今後も意識しなければいけないことなので、頭の片隅へ。

 自分が考えたことや、1年間取り組んできた実践が他校の人にどのように映るのか。意見をいただける会になるはずだった。非常に残念。このリベンジは、いつの日か。

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