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#146 面白半分日記28 米を喰らいながら未来の社会を考える

北海道産米の品質が向上し格段においしくなった。

温暖化の影響もあり稲作に適した気候になったせいもあるが、品種改良と土づくりなど有機農法に関する技術向上も奏功している。

若い頃は、米なんて腹を満たしてくれたらなんでもいいと思っていたけれど、おいしい米に慣れてしまうと、時々出会う不味い米はテンションが下がってしまう。

他県名産地の高価なブランド米よりおいしくて安価となれば、エンゲル係数は上がらないし「もう私はこの米なしでは生きていけないわ!」となる。

ひいきにしている農家の七分しちぶづき(七分精米)を買うようになって半年ほど立つ。

この農園の七分づきは玄米っぽいかというとそうではなく、一般的な白米(十分づき)よりおいしくてビタミンも豊富で健康にもよくて、冷めてもおいしい。

なんなら、これでチャーハンをつくって、それをおかずにしてご飯を食べてもいい。
すいません、言い過ぎでした。

そんなわけで、いつものようにドライブがてら札幌から車で40分走ったところにある農園のショップで米24㎏と野菜を買った(重い、重い!)

そして、恒例となっているファームレストランでのランチ。

今回は野菜たっぷりカレー。
妻はハンバーグランチ。

野菜をカレースープで煮込むより、後から焼き野菜をゴロンゴロンと入れたほうが  “ 野菜、ちゃんと食べてます! ” 感があっていい。

この農園の野菜の風味と甘さを生かすにはこれが一番なのかもしれない。

そして、いつものように、最後にレストラン特製のアップルパイを買って帰宅。

秋に来たときは、アップルパイを注文したのに店員さんのミスでパンプキンパイが入れられていた。

帰宅してから箱を開けてびっくりハロウィンパーティー。

次に行ったとき、それを伝えたら、私たち夫婦が帰った後に店側で間違いに気付いたけど連絡先がわからず申し訳ない気持ちでいっぱいだったそうだ。

それで、お詫びにアップルパイをいただいた。

そういうことなら、毎回間違ってくれると、2回に1回はタダで食べることができるじゃないか。

なおかつ、お詫びの品を間違えてシフォンケーキにしたら、二重、三重のミスが続き無限ループになるかもしれない。

「僕は時々間違ってくれたほうが嬉しいです。毎回でもいいですよ」と言ったら、バイト学生らしき子たちが笑っていた。

コロナ後はどこも海外からの観光客でごった返している。

冬季はスキー場のあるニセコ町や富良野市へ人が流れるので、札幌近郊は割と空いていて予約なしで入れるのがいい。

そういえば、ニセコは富裕層のインバンウンドであふれかえっているせいか、ラーメン、カツ丼、牛丼、カレライスーが3,000円、うな丼が5,000円という価格帯らしい。

バイトや清掃員の時給は2,000円超。
バイトしに行こうかな・・・・

海外資本のホテルも増えて1泊平均価格が6万円。

もちろん1、2万円台もあるけれど、なかなか予約がとれない。

スイートルームだと50~300万円というところもあるらしい。
なんだか50万円が安く思えてしまう・・・・・

しかも、1ファミリーのランチが200~300万円というものもあり、もう別世界だ。

ちょっと旦那さん、奥さん、いま投資するならニセコ関連株や国内のインバウンド株ですよ!

大丈夫、300~500億円くらいあればいけますって!

10年ほど前までは家族でスキーに行っていたニセコ町もすっかり様変わりし、なかなか手が出ない、足が向かない、五十肩で腕が上がらない存在になってしまった。

物価高騰の折、家計を気にしながら米や野菜の話をしていることが、なんだかちっちゃく思えてきた。
でも、やっぱり老後の家計が気がかりである。