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【おいでよ】おい!みんな買い始めたぞ!【コンデジの森】


オールドコンデジはいいぞおじさんを名乗って
懲りもせずに延々と(半月くらい毎日のように)コンデジの話をしていたら、身の回りでコンデジを始めようとする人が何人も出てきて驚いている。


これはすごく嬉しい。
みんなで始めよう。コンデジ。
もう気持ちはコンデジアンバサダーだ。

まず、一人が実家で眠っていたコンデジを発掘した。親が家族写真を撮るために買ったものなのだそうだ。そういうのは、すごくいいと思う。

オールドコンデジで写真を撮るというのは、単に「どこか懐かしい粗い画質」を出力する装置として使うだけではなく、箱そのものがお気に入りのアクセサリーであったなら、素敵だと思う。

出会い方は人それぞれだろう。

秋葉原の中古ジャンクショップで運命的な出会いを果たしても、Amazonの「非常に良い」からポチっても、あるいは親から譲ってもらってもいいのだ。

ただ、装置としてだけでなく、モノとして愛用するなら、家族がずっと使っていたものを受け継ぐというのは素敵なストーリーなので大切にしてほしいと思う。いい話を聞いたと思った。


それから一人は今、まさしくカメラを吟味している。
邪魔をしてはいけない。
余計な口出しをしてもいけない。

カメラを手に入れてからの日々、面白いことや感動することはいくらでもあろうがーどのカメラを買おうか吟味している瞬間ほど楽しい瞬間はない。

それは男の子が(女の子も?)バイクやパソコンやポケモンの最初の三匹を選ぶ時の高揚感と同じだ。

これからきっと長く苦楽を共にするであろう相棒との邂逅なのだ。


この記事でも紹介されている通り、彼は僕が前に書いたオールドコンデジに関する記事を読んでそれを参照にしてブログを書いて購入を検討しているらしい。

そして内容を読んでみると富士フィルムのコンデジを検証しているらしい。

ふむふむ…と当事者でもないくせにAmazonでどんなカメラなのか確認しに行ったりする(めちゃくちゃ踏み込んでる)
そしてカメラを見て、そのデザインが自分の好みとは全然違っていて(要は自分だったら買わないデザインで)すごく嬉しくなった。

そうだよ、これだよこれ。

かつて、iPhoneが日本のパカパカガラケーを蹂躙する前の時代、僕たちはみんな違うケータイを使っていた。同じ色の同じ型番のケータイの人がいたらハイタッチするくらいーすごい偶然だったのだ。

そのくらいの多様性が、面白い。

僕のカメラも、君のカメラも、あの人のカメラも違う。そして出てくるカラーも違うし、撮りたいものも違う。何もかも違う。

これこそが僕が遊びたかった世界だ。


おいでよコンデジの森ー



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