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書記が経済やるだけ#24 マンデル-フレミングモデル

開放経済モデルについて扱っていく。


問題


説明

外国為替の取引では,必然的に「自国通貨と外国通貨とを交換する」こととなり,その交換比率は為替レートとして表される。購買力平価説においては,為替レートは自国通貨と外国通貨の購買力の比率によって決定される。


一方で,金利平価説ではどの通貨で資産を保有しても収益率が同じになるように為替レートが定まる。


マンデル-フレミングモデルは,代表的な開放経済の短期モデルである。


詳細は省くが,純輸出についてはマーシャル・ラーナー条件が成立する。


解答

購買力平価説では,名目為替レートは2国の物価水準の比率により決まる。


金利平価説について,以下の図式より名目為替レートは名目金利と予想為替レートにより決まる。


マンデル-フレミングモデルにおいて,純輸出の式を加えることでIS曲線は以下のようになる。なお,LM曲線は閉鎖経済と変わらない。


固定為替相場制度では,財政政策は有効だが,金融政策は無効である。



変動為替相場制度では逆に,財政政策は無効だが,金融政策は有効である。



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