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書記の読書記録#383『華竜の宮』

上田早夕里『華竜の宮』のレビュー


レビュー

SF作品としては中々に重厚な設定で,地球惑星科学から地政学,交渉術まで幅広い知識を総動員したものとなっている。500ページ超の上下2段組という量を読み切るだけの,バランス感覚としての筆力にも優れる。

エンターテイメントとしての質は高いことは前提で,-1点したのはcriticalの欠如への疑問による。SDGsみたいで。



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