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AIが行動を指示する表現が面白い:映画評「ハート・オブ・ストーン」

ガル・ガドット主演Netflixオリジナルのスパイ・アクション映画。
なかなか派手な展開です。


MI6の新人IT担当官ストーン(ガル・ガドット)は、実は超国家的スパイ組織チャーターの凄腕スパイ。
チャーターは「ハート」というAIを活用して、全世界のあらゆるデータに接続し、その情報力と軍事力で世界の平和を維持している。
ストーンはMI6に潜入し、チームで謎の武器商人を追跡するのだが…


どこかで「女性版ミッション・インポッシブル」と言う売り文句を目にしましたが、設定的には「キングスマン」?
まあアクションの多さや捻りの具合は「ミッション・インポッシブル」の方かな?
ただ最近のアクション映画は「アクション」がてんこ盛り過ぎて、本作についても、確かにナカナカ派手にやってはくれているものの、そこで「おお〜」とまでは行かない。
いや、ガル・ガドットは頑張ってますがw。
正直、ラストのバトルにたどり着いた時には食傷気味にもなってたくらい。
ここは「銃弾一発」くらいの方がクールで良かったように思うんだけどなぁ。



個人的にはAI「ハート」が面白かったですね。
あらゆるデータに接続しながら、成功率から行動計画を組み上げ、それを視覚的に提示するんですが、ここが興味深い。
「マイノリティレポート」の進化版?
主人公の行動によって成功率が変わり、それによって行動計画がどんどん変わっていくのが面白いんですよね。
まあこう言う設定なんで、話的にはこの「ハート」の争奪戦になり、その活用方法にも「?」がついたりもするんですが、そっちよりももっとこの「ハート」を使ったアレやコレやを見せて欲しかったな〜、と。
まあお金がかかる…ってのがあったかなw。



続編も作れる作品だと思いますが、昨今のNetflixの財政状況だとどうかな?
「あってもなくても」ですが、ガル・ガドット作品としては「レッド・ノーティス」よりはこっちの方が面白いんじゃないかとは思うんですがねぇ。
まあアッチも「あってもなくても」だけどw。(「レッドノーティス」はシリーズ化が発表されてたはずですけど)



#映画感想文
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