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「発酵」をテーマにすると棚田と都市農業が1プレートにおさまって良い感じに

おにぎりと野菜

5/26㈰ 第④回M.Z会(みんなが知らない内に絶滅してしまいそうな生きもの達を想う会)のテーマは「新潟の発酵文化」です。

発酵食品と言えば、味噌、醤油、麹、糠漬け、納豆‥etc

「発酵」をテーマにすると、おにぎり(棚田)と野菜(都市農業)が1プレートの中に調和しておさまって良い感じかなと思って企画しました。

その献立とレシピ開発を、縁農仲間で食材スタイリストの みーる さんにお願いしました。

新潟の発酵文化

昨年('23年)、私は新潟県十日町市を4回、上越市を2回旅行しました。

両市共に豪雪地帯です。

長い冬の間は米も野菜も生産できませんが、その間も美味しく栄養を摂取したいという切実な需要が、新潟の発酵文化を育んできた歴史を学びました。

↓ 一面白銀の新潟県上越市・板倉区の棚田('23年2月 撮影)

雪室(ゆきむろ)とは

雪室とは、雪を利用した天然の冷蔵庫のことです。

その中に米や野菜、酒などを入れることを「雪中貯蔵」と言って、雪国では長く親しまれてきたそうです。

米や野菜の質を劣化させずに保存できるだけでなく、 ほどよく熟成させる効果も見込まれています。

酒や味噌、しょう油などの醸造品は、熟成が進むことでよりマイルドな味わいになるそうです。

参考 : 雪室推進プロジェクト

↓ 上越市安塚区の雪中貯蔵施設「ユキノハコ」('23年2月 撮影)

M.Z会の趣旨

‘23年春以降、都内近郊で知り合った援農仲間たちと新潟県十日町市・池谷集落の棚田に通い始めました。

'23年9月23日 十日町市・池谷集落の棚田にて

そこには、多様な生きもの達が生息していることを知り、
「人間もこの生きもの達の一員であり、共有している自然環境の中でお米をつくらせてもらっている」ことを実感しました。

そしてこの生きもの達は、自然界の中でそれぞれが大切な役割を果たしながら繋がっていて、もし何かがいなくなってしまったらその絶妙なバランスが崩れてしまうこと、

一度失われてしまったら、もう元には戻らない。

かけがえのない存在であること等を学びました。

こうした多様な生きもの達が生息できる自然豊かな環境で育ったお米は本当に美味しい!ということを一人でも多くの人たちに知ってもらえたらと思ったのがきっかけで、このイベントを始めました。

そして、「みんなが知らない内に絶滅してしまいそうな生きもの達」には、棚田に生息する多様な生きもの達だけでなく、都市農業や固定種・在来種の野菜なども含めでいます。

5/26㈰のM.Z会について

みーるさんとメニューを相談して決めたり、試作して頂いたりするのはこれからですが「こんなイメージかな」という画像をいくつか頂いたのでチラリ

イメージ1
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イメージ3

メニューが決まったり、試作できたりしたら、少しずつ公開していきたいと思っています。

第4回 M.Z会のお申し込みは こちら から

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