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深夜テンション

幸せってなんだ。

「幸せになりたい」って言葉を見かけて、ふと思った。

わたしは、あんたは今幸せかと問われれば「幸せだ」と答えると思う。
もちろん日々の辛いこと、ツイてないこと、自分はダメだと思うこと、悲しかったりイライラしたり寂しくなったり、そういうのは沢山あって、数えたらキリがない。
でも不幸かと聞かれたらそうではない。と思う。


自分を「不幸だ」って思う時って、大抵他の人と比べてるんだと思う。
他の人が持ってるものを自分は持っていないと感じる時。目に見えるものも、目に見えないものも。
生い立ちや環境に嫉妬したり、人と比べて自分はダメだと卑下したり、キラキラしたような人の話を見聞きして悲しくなったり。
でもそんなもの他人と比べたらキリがない。(そりゃそうじゃ!cv.オーキド博士)
他人と比べてたら一生苦しい。
わかっていても、幸せそうな人を見ると心の中の影が濃くなる。

ヨソはヨソ!
ウチはウチ!


わたしはいつも過去のことばかり考えてしまう。
過去の悪魔と契約しているので…。
そのおかげで前を向けることもある。

10代の頃とかって、自分ではどうにもできないことが多くて、もどかしくて苦しかった。
学校に通うのが嫌だった。同年代の集団が怖かった。人の目が怖くて、うまく話せなかった。みんなと同じ制服を着なくちゃいけないのが嫌だった。
ケータイひとつ契約するのに親の同意書が要るし何かと面倒臭くて煩わしい。
早く家を出たかった。
15の夜の気持ちチョーわかる。

毎日ひたすら勉強した日々を経て、ようやく家を出て大学行ってもなんだか苦しいのは変わらないし。
生活費で精一杯で、毎月ゆうちょの残高マイナスになるし。
ライブ見にきてくれって言う先輩、チケット代タダにしてくれと思った。
そういえばこの頃は周りの人と自分を比べがちで、それで余計にしんどかったな。

しかしハタチになって、さらに社会人になってみれば、どんどん自由が増えるじゃん…。
好きなところに住めるし、好きなものが食べられるし、好きなものが買える。
大学時代にお金無さすぎて通えなかった歯医者も通い放題。
好きな人と遊んで、好きなように休日を過ごせる。

この頃から「今が1番幸せじゃん」を感じながら過ごすようになった。

「人生は運ゲーのクソゲー」って思っちゃう派だったけど、考え方と努力次第でどうにでもなるんだと思った。
家族が嫌だったけど、友だちと出会えてずっと関係を続けられることは自分で得てきたものだった。

将来が不安な人ばかりと縁があるから必死でマッチングアプリ攻略して、将来縁側で一緒にお茶する未来が見える安心な人と出会えた。
これも自分で選んだ人生。


階級社会とかじゃなくて良かった。
ちゃんと人権があるこの時代のこの国に生まれて来れて良かった。

選んでここにいると思えることが幸せ!
戻りたくない過去があって助かる!


色んなことがあるけれど、「自分で選んでここにいる」という感覚を大切にしていきたい。
そうすれば自ずと「不幸だ」なんて思わない。



深夜テンション/ラッキーオールドサン

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