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私の好きなこと


今日は一時保育の日。一週間ぶりのひとりじかん。なんでもできるはずなのに、良いお天気なのに、家に帰ってきてしまいました。

だってね、「なにしたいかなぁ」って思った時に、「ゆっくりごはんでもつくろうかなぁ」って思っちゃったんだ。帰ってきてからでもできるし、何も特別なことじゃない。ひとりじゃないと行けない場所だってたくさんあるのに。でも、それでも私のしたいことは「ゆっくりとおうちしごとをする」それなんだなぁ。


なんにも考えず、なんにも気にせず、身体が動くままにおうちしごと。床も水拭きしてみたり、ちょうどなくなったバターを切って補充したり。朝に遊んでちらかったおもちゃを片付けたり。

あ、これ。あ、これ。と気になったところから手をつけていって、すいすいと動いているうちに、家の中が整っていく。あるべきものがあるべき場所に収まって、使いやすいようにスタンバイされて。家の中の空気までもがきれいになっていっているような気がしてしまう。あぁ、こういうのがすごい好きだなぁ。


日曜日にめいっこちゃんに会った。小学生になったばかりのかわいいめいっこちゃん。はるくんとめいっこちゃんの3人でごはんを食べながら、いろいろお話をしている時におそうじの話になって。おそうじが好きなの?と聞かれて、こんな言葉が自分から出てきた。「おうちのしごとが好きなんだよねぇ。おそうじしたり、おかたづけしたり、せんたくものたたんだりね」って。

無意識に出てきた言葉に、自分で言っておいて「そうなのか」とハッとしてしまった。結局私の好きなのはそれなのか、と。


好きなことって、もっとちがうものだと思ってた。「おうちのしごと」って、もうみんなが当たり前にすることで、ベースみたいなもので、その上に何か「したいこと」があるのかと思ってた。おうちしごとをして、やるべきことが終わったからさぁピアノを弾くぞ、みたいに。

今日だったら、せっかく時間があるから大好きなあれをやろう!みたいにね。おうちしごとなんて、いつもしていることじゃないか。


でもちがう。今日は大好きなおうちしごとをめいっぱい味わうことができる。それだけに集中して、それだけを楽しむことができる。

そうか、私の好きなのは「おうちしごと」じゃなくて、「おうちしごとをゆっくりと楽しむこと」なのかもしれないな。

「今のうちに!」とかって急いで焦ってするのは、同じことをしていても、全然好きなこととはちがうんだ。


もう少しでおひっこし。おひっこししたら、更におうちしごとができるなぁ。おうちをいごこちよく、みんなが過ごしやすいように。それが私の好きなこと。もうそれでいいのかもしれないなぁ。

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