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かみさまからのごほうびは、書いているからこそ


noteさんからの通知を見て、驚いた。それは「スキが届きましたよー」という嬉しいお知らせだったのだけれど、そこにあったお顔がとてもよく知っている人だったから。

知っているといっても、ただ一方的に知っているだけ。そうだな、作家さんとか芸能人とかそういう感じ。好きな小説があって、長い間読んでいて、著者近影とかでお顔も拝見したことがあるけどあくまで知っているのはこっちだけってやつ。10年以上前からweb上でその方をずっと「すてきだな」と見ていた方のお顔が、今、目の前に。

嬉しい気持ちと同時に、とっても不思議な気持ち。だってさ、スキをつけてくれたってことは、読んでくださったということで、たとえまちがって私のページをひらいてしまってまちがってスキを押してしまったとしても、その方の世界に一瞬だけでも「私が現れた」ということなんだ。


私の人生、時折そういうことが起きる。大好きで大好きで、ただ一方的に好きで見ていて、向こうは私の存在すら知ることがないような距離があるのに、ある日突然、目の前に現れるようなことが。

いや、現れたのは向こうじゃない。だって私の世界にその人はずっとあるのだから。ただ普通に暮らしているなんの変哲もない私なのに、大好きなその人の世界にある日ぽんっと私が現れたことが分かる瞬間がある。

それはたいてい「読みました」なの。ブログの記事を、アンケートを、今ならnoteを。その人が私の文に触れていた時間があった。それはその人のひとときを私の文を読むことに使ってくれたということで。あぁなんてこと!


書いているからこそ起きる、素敵な魔法。

書くことから少し離れていたから、この魔法のことをすっかり忘れてた。書いているとたまーにたまに、こういうかみさまからのごほうびみたいないいことがあるよね。そう、書いているから。そのためっていうんじゃないけど、うれしい気持ちで「さぁ今日も書こうかな」って気持ちになるよね:)

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