#9 仮面ライダー555 パラダイスリゲインドを見て 20年前の本編が好きだから思ったこと 

※映画のネタバレを含みますので、まだ見ていない方は読まないで下さい。(映画を見た後また読んでもらえると幸いです)

「仮面ライダー555」20周年を記念し、2月2日に仮面ライダー555パラダイスリゲインドが公開されました。
パラレル世界がテーマのパラダイスロストと違い、正式な本編の続編映画であり、20年の時を経て当時のキャストが終結するということで、555が好きな私からすると見に行かない理由が見当たりませんでした。
早速特撮好きの友人を誘って日時を決め、見に行くまでに記憶を呼び起こしておこうと思い、ネットなどで様々な考察を読み返しました。
YouTubeではキャストのインタビュー動画も上がっており、どのキャストさんも555の正式な続編としてふさわしい映画になったと言っており、私のパラダイスリゲインドに対する期待は膨らんでいく一方でした。

ここから映画の内容と気になった点を述べていくのですが、一部始終振り返っていると膨大な文字数になってしまうので、個人的に気になって点だけ振り返らせて頂きます。

最初に単刀直入に見終えた私の感想を述べます。

「いろんな意味ですごいものを見た。(見せられた)」というのが私の見終えた感想です。

まずいきなり手術シーンから始まるのですが、取り出した内臓が丸見えで20年前に少年だったパパやママが子どもを連れて見に行けないと思いました。

~スマートブレインと新ライダーミューズ~
新ライダーのミューズはデザインやAIで相手の動きを予測し攻撃を回避するなど様々な面で今風な感じでした。
ミューズが政府によって企業再生されたスマートブレインの開発した新ライダーで、北崎社長の元、オルフェノクの殲滅を行っていました。

ちなみにテレビ版では北崎としか表記されていませんでしたが、社長室の壁のセットに「社長 北崎 望」と書いてあり、何も触れることがない中本名があらわになっていました。

途中モンハンの双剣のような2本の小刀を使って戦うのですが、2本ともすごく短いです。
せっかくならもう少し長い方がリーチもできて闘いやすいんじゃないだろうかとそればかり気になってしまう短さでした。

~20年経った世界の巧たち~
主人公の巧は自分に死が近いことを悟り、気を遣わせないためか、真理たちのところからある時いなくなってしまいます。
みんなどうしているだろうと心配している中、仲間の1人がミューズに殺され、助けに来た海堂やカイザ、仲間のオルフェノクが交戦している中ふらりと巧が現れます。
階段をゆっくり登って来るので少しずつ顔から見えてくるのですが、改めてスクリーンで見ると「おじさんやな~」と感じてしまいました。
そしてスマホになった555ギアで変身するのですが、おじさんになっていることでテレビ版の時と違い「変身!」の声が渋くなっています。
20年経っているので仕方ないと言えば仕方ないのですが、あまりに声が違いすぎて、同一人物の20年後とは思えませんでした。

その後、真理が埋め込まれていたオルフェノクの記号を覚醒されて、猫のオルフェノクになってしまいます。
オルフェノクとの共存を目指していたはずですが、自分がオルフェノクになってしまったことはさすがにショックだったようで、投身自殺をしてしまいます。
オルフェノクになったことで体が強くなっていて生きていたのですが、巧に運び込まれた廃校?の空き部屋で2人の時間を過ごすのですが、「ここでキスしたりして欲しくないな~。」と思ってみていたのですが、想像を上回る展開が待っていました。
2人はオルフェノクの体になって体を重ねることになったのです。
そういう関係になって欲しくなかったのでショックでしたが、今思うとオルフェノク同士が体を重ねるという表現にすることで生々しさや真理のファンのショックを和らげようとしていたのかもしれません。

その後北崎に見つかり戦いに入るのですが、北崎はスマートブレインが作ったアンドロイドだったことがわかります。
草加も北崎も生きていたのではなくアンドロイドになっていたのです。

アンドロイドの北崎はとても強く、鞭のような鋭い触手を出すことができ、それによって裏切ろうとした玲菜(ミューズの変身者)を粉みじんにして殺害します。
勝ち目があるのか心配で見ていると北崎はあろうことか触手を出せなくなるミューズに変身するのでした。
職種が出せなくなったことで善戦するのですが、途中から北崎の加勢に入った草加のニューカイザの2人の攻撃により劣勢の状態。ウルフオルフェノクの巧に啓太郎の甥の条太郎が旧ファイズギアを持ってきてファンには嬉しい展開となりました。
変身の声低いな~、顔がでかくなった気がするな~と多少気になる点はありましたが旧ファイズに変身します。
するとなぜかミューズのAIがファイズの行動を予測できずやられっぱなしになります。
不意を突きライダーキックをミューズが放つのですが、片手でガードして簡単に防いでいました。
最後にクリムゾンスマッシュを放つと2人一遍に倒してしまうのでした。

旧式のはずがえらい強いし怒涛のようにやっつけたな~と感じました。

その後スマートブレインの部屋が移るのですが、冷凍保存のカプセルが複数稼働しており、まだアンドロイドはいるのだろうなと見て思いました。
個人的にラッキークローバーのメンバーかと思っています。

ざっくりと思ったこと等を書きましたが、20年の時を経て、当時の世界観を守るのは難しいのかなと感じました。
私はキャストが若い頃の初々しいファイズの思い出があるので、特に巧が別人になりすぎていてなかなか素直に感情移入することができませんでした。

巧と真理もくっつきそうでくっつかないけど、心で繋がっている関係が良かったのですが、これも20年経って大人の世界になっているのでしあkたないのかもしれません。

ただ要所要所でファイズらしさはあり、ある意味見て良かった作品でした。

この作品をきっかけにファイズ以降の作品も20周年などを記念して続編が作られえることを願っています。

#映画にまつわる思い出

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