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気持ちを強くするにはどうしたら良いか。

先日、とある保護者の方から練習終わりに質問をいただきました。


「気持ちを強くするにはどうしたら良いですか?」

少し話を聞くと、チームの中でどうしても1歩前に出ることができずにチャンスを逃していた。


上級生やチームメイトに気後れしてなかなか自分から進んで前に出ることができない。


見ていて歯痒いということでした。


この質問をいただいた場面では、色々と自分なりに考えながらお答えさせてもらったのですが、割と多くの選手に共通することなので、もう1度自分でも整理をして僕の考えをお伝えさせて頂こうと思いました。


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自分が経験した小さな成功体験からしか自信は生まれない。
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多くの選手がなかなか1歩前に踏み出すことができない1番の原因は「自信のなさ」です。


そして、自信がないのに積極的にチャレンジすることができる人の方が珍しいです。


じゃあ自信ってどうやってつけることができるのかというと、「小さな結果(成功体験)」を積むしかありません。


なので保護者の方が子供に自信をつけてほしいと思うのであれば、



「どれだけシュートを決めたか」
とか
「どれだけアシストをしたか」
とか
「どれだけ試合の出場時間を得ることができたか」という



【結果】にフォーカスするのではなく


「どれだけチャレンジしたか」

という【過程】にフォーカスして今日の振り返りをしてあげてください。



いつも僕が選手に言っているように、チャレンジして失敗した経験というのは「上手くいかないデータが取れた」と思ったほうが良いです。


こうすれば上手くいかないという経験をたくさん積み重ねれば積み重ねるほど、成功に近づいていきます。


だからこそチャレンジすることには価値があるんですね。


でも、大人や周りで見ている人たちが点数を取ることばかりに意識を向けてしまうと、点数を取れない自分がダメだと思ってしまいます。


たとえ小さくても成功体験を積み重ねれば選手たちは自然と次のチャレンジに向かっていきます。




また、自信というものは僕のイメージでは「指数関数」と同じです。

これです↓

y=自信
a=トライした数
x=成功した回数


グラフで表すと


yの数値は縦軸、xの数値は横軸なので x = 成功した数 が増えれば増えるほど徐々に伸び率が高くなっていきます。


しかしそれは、aという指数(トライした数)に支えられています。


この場合、x(成功した数)が a(トライした数)を超えることはあり得ませんね。


1回のトライで2回成功するということはあり得ないですよね。


つまりトライすればするほど、成功した時の自信の数値が大きくなります。


ちなみにこの指数関数の例で言えば、a < 1 の場合ってどんなグラフになるかご存知ですか?


・・・


・・・


・・・



正解は・・・


先ほどと全く逆の形になってしまいます。


いくらイメージトレーニングをしても、知識を蓄えても、現場でトライした数 = a が1以下だったら自信を持てるはずがないです。


トライした数が1回以上あるということはめちゃくちゃ大事なんです。


そして、次に出てくる x = 成功の数はどんな小さな成功体験でも良いんです。


その子が自分自身でトライしたことに対しての結果が得られれば、それが選手の「やりたいこと」や「モチベーション」に繋がります。


多くの選手がバスケットボールを通して、自分に自信を持てるようになり、チャレンジすることの価値を感じてくれたら、これほど嬉しいことはありませんね。


また、指数関数のグラフからも分かるように最初の変化というのはとても微々たるものですが、後になって数が重なれば重なるほど伸び率は高まっていきます。


成長には時間がかかって当然なので、どうか周りの方々は焦らず長い目で見守ってあげてください。


成長速度には人それぞれあります。


大器晩成という言葉があるように、成長する選手ほど後半になってからの伸び具合が顕著に現れます。


中学生で言えば、中3の春〜夏にかけて、また夏〜秋にかけてが一番選手が成長する時期です。


中学3年生の4〜5月まではとにかくたくさんチャレンジして、成長するための肥やし(肥料)を蓄えてください。


花が成長するためにはまず、地面に根を生やさなくてはいけないのと同じように、立派な花を咲かせるための土台を作る期間は目に見えません。


焦らず、まずは大地に根を張るように、微かな成長の気配を感じてあげてください。

選手たちは間違いなく様々な経験を通して、良いことも悪いことも自分の成長の糧にすることができます。


逆に成長や開花を焦って水をたくさんあげてしまうと、逆に根が張らずに腐ってしまい、花を咲かせるどころの状態じゃなくなってしまいますよね。


立派な美しい花ほど、根っこは大きく深く広がっていきます。


気長に楽しみに待ってあげてください。


釈迦に説法な部分もあると思いますが、少しでも参考になれば幸いです。


それではまた〜

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