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出来る化の方針

西田哲学の発想で

「物事が出来るようになる」

について考えます。

西田哲学の発想では

現実の世界に存在する「個物」
それを「種」としてまとめた「一般者」
を区別し
理論は「一般者」に成立
現実に働くため「個物」として実現

と考えています。

西田哲学の個物と一般者

さて、ここで

使える知識

について考えると

複数の理論が網のように繋がる

必要があります。例えば、携帯電話の設計について、考えるなら

電子回路の知識
周辺の電磁波の影響
素子の発熱とその影響
振動などの機械的影響
実装のための材料

等の種々な観点が必要です。ここで大事なことは

対象のモノを上手くモデル化

して、適切な理論を適用する発想です。

さて、西田哲学の発想では

個物で出来るようになる
つまり
個人技での実現

と言う道もあります。これは

経験を積みながら勘やコツを身に付ける

場合が多くなります。

但し、両者は

相互に絡み実現

します。理論的知識があっても、経験しないと、見落としがある場合があります。一方、経験したことを、理論的に説明できると、理解が深くなり、経験知識を一般化して、広く使えるようになります。

こうして、西田哲学の見方は、使える知識の位置づけを、明確にします。

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