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日米「茹でガエル」対策比較

日本の企業は

保守的で新しい物事への対応が遅い

と言う見方があります。例えば、自動車を見ると

アメリカにはテスラなどがEVを売る
日本はまだエンジン利用のハイブリッド

という感じです。

この理由の一つを、科学哲学の立場で、説明します。

つまり、アメリカなどの西洋文明には

古代ギリシャ哲学の伝統
イデアの利用

があります。これは

抽象的な論理思考

を強化します。それに加えて

抽象的理論の説得力

を、多くの人が認めるようになります。

こうした風土は

現状打破の新しいモノ

を提案しやすくなります。ただし、実現後の検討漏れでの大失敗のリスクもあります。

一方、日本の文明は、古代ギリシャとはことなり、大乗仏教の

皆に仏の力がある

と言う発想があります。この場合、西洋文明のような

割り切った理想化検討

ではなく

より完成度の高いモノ

を求めるようになります。これがよく働くと

完成度の高い物作り

となりますが、悪くなると

完成度の面から
新規理論を潰す

面もあります。例えば、車の例でも

色々な安全性
保守体制

等で、EV開発と普及は遅くなります。

こうした

哲学思考の突破力
但し『地図の上での領土分割』の危険性

が西洋文明の力であり

皆の納得
総合的な検討の完成度
保守的で突破力に欠ける

が日本文明の特徴です。


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