西田哲学で伝承法を理解
読書の効果として、ある人の行動や思考を理解し、自分の心の中で『人格』を再現する場合があります。典型的な事例は
論語を読んで
孔子ならこうする
と言うようになる昔ながら儒教の学びです。
さて、この発想をもう少し広げると
XXさんならXXする
と言う行動への影響があります。尊敬する人に、生活姿勢など全てが似てきて、色々な場面での判断も、同じような形になってきます。
これは、日本の昔からある
内弟子制度
徒弟奉公
等での育成で起こることです。
さてこのような、技の伝承法は
効率的でない
理論化した訓練にすべき
と批判する人もいます。
しかし、これを西田哲学の世界観で見ると、必然的なモノが見えてきます。つまり、西田幾多郎は
創造の一面として人格の実現
理論的な記述と別物
を認めています。
こうした西田哲学の使い方もあります。
他に、以下のnoteも参考にしてください。
断片情報から人格再構築|鈴木良実 (note.com)
読書の二つの目的|鈴木良実 (note.com)
人物・場面のイメージ化|鈴木良実 (note.com)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?