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科学の成立条件を考える

このnoteで前に、科学的な思考について書きました。
科学的世界観|鈴木良実 (note.com)
科学的探究法|鈴木良実 (note.com)
科学的な技能|鈴木良実 (note.com)
実はこの記事は、1989年に発表された「すべてのアメリカ人のための科学」を参考にして書きました。
SFAA_Japanese.pdf (project2061.org)

しかし、この議論から

理論の成立条件
理想化の功罪

の考察が抜け落ちています。これについては
知恵ある人は理論の成立条件を知る|鈴木良実 (note.com)
幾何学から学ぶ学問の意味|鈴木良実 (note.com)
図の上だけで考える効果|鈴木良実 (note.com)
図の上で考える危険性|鈴木良実 (note.com)
でも議論しました。

つまり

理論を作るためには
複雑な現実を切り取り
理想化したモデルで考える

比喩で言えば
地図の上で考える

ので、現実の問題解決には

そのモデルの適切さ

を考える必要があります。確かに

地図の上で見通しを作る

のは作業効率を上げます。しかし

地図には書かれない現場の事情

もあります。この問題に関連して、アメリカでは、アルフレッド・コージブスキーやS.I.ハヤカワの【一般意味論】運動が起こりました。
一般意味論 – 片桐ユズルウェブサイト (yuzurukatagiri.net)

私は、この問題の根本には

自分で理論を造る苦労を知る

人が

イギリスやフランスなどの
科学を拓いた国には多い

しかし、アメリカや日本のように

科学の成果を利用

する国には

理想化の危険を見ずに
そのまま受け入れる

人が多いと思います。

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