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西洋文明のリセット常用

前に書いた
日本に革命はあるか|鈴木良実 (note.com)
の中で

西洋文明のリセット的性格

があると書きました。

この理由を、もう少し検討します。

私は

西洋文明の思考は
特定の理想化の上で行う
従って
その理想化(モデル化)が不備なら
新しいモデルの上で検討

が必要なため

更地からの検討
つまりリセット

が行われると考えます。

例えば、テイラーが科学的管理を、考えたときは

感情を持たずに機械的な作業者

と言う理想化で、作業の効率化を考えました。しかしながら、追従研究を行ったメイヨー達は、ホーソン実験などから

人間関係などが重要

と言う新しい見方を示します。こうして、テイラーからの理想化がリセットされて、別の人間関係モデルに切り替わりました。

このような発想の根底には、古代ギリシャの哲学者プラトンが示した

人間は神ではなく限られたモノしか見ない
そこで本質に迫るイデアで考える

と言う発想があります。この発想なら

よりよい見方でのイデアができれば
そちらに乗り換える

となります。

つまり

神ならぬ人のすること
それなら
ましな方に乗り換える

発想です。


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