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自分の給料交渉するためのノウハウ

 日本では馴染みがない自分の給料交渉に関してノウハウを書いていきます。海外で、自分の給料交渉は当たり前です。何もしなかったら良くて据え置き、最悪の場合は給料が下がります。基本、年棒制なので月々の給料ではなく、次の1年はいくら欲しいと言うように交渉します。この点が日本と大きく違う点です。

 給料交渉は年に一度の大仕事。今年の実績を加味し、自分はいくらぐらいの価値があるを査定していく

1. ベース給料の査定方法

 最初にベース給料の査定方法を説明します。日本と違いアメリカはインフレです。だいたい1年間で2%程度物価が上がっています。住んでいる場所にもよりますが、私が住んでいるSilicon valley近辺は大体3%程度物価が毎年上がっています。なので住み続けるためには最低ラインとしてインフレ率以上の給料アップが必要となります。つまり全く給料が上がらなかったとしたら実質2%の減給と同意です。厳しいですね。。。

 インフレ上昇率は最低限必須、それを考慮しないとジリ貧になるので注意。住んでいる地位いきによってインフレ上昇率が違うので日頃から物価の変動に注意を払う事が重要。

2. 成果分の給料策定方法

 ベース給料分の査定方法は分かりましたので、次は成果分となります。ここで重要ポイントは、自分の成果を定量的に、かつ正確に評価してもらう事です。これ無くしてはかなり厳しい戦いとなります。
 どの企業も必ず査定面談が上司とあります。この中で自分の実績をレビューします。このレビュー内で自分の成果をアピールする必要があります。日本では馴染みがないですが成果アピールがキーポイントとなります。
 上司は、レビュー後にそれを上位会議に持っていき全体のバランスが良くなるように給料配分を決定します。なので上司が上位会議であなたの成果をアピールし易いようにまとめるのもありかと思います。

 成果はアピールするもの、上司があなたの成果を他者に向けてアピールし易いようにまとめる必要がある。つまり定量的にかつキャッチーにするのが良い

3. 給料交渉方法

 まず、前提としてあるのがあなたの給料交渉に応じられる範囲は決まっていると言う事です。上にも書きましたが実績レビューを実施した時点で給料配分がほぼ決まっています。なので給料交渉の面談時に上司があなたの給料をアップできるマージンはほとんどありません。この事を念頭に置いてください。
 面談時に新しい給料が納得できないからあと3%UPとか交渉し始めると、最悪の場合Fireされます。どうしても納得がいかない場合は上司と揉めるのではなく、転職を考えた方が良いです。アメリカは給料UPのために転職するのは当たり前ですし、それを承知の上で会社の方も給料を決めています。なので、どうしても納得いかないのであれば転職を考える事をお勧めします。
 上司も人間なので、なぜ給料が足りないのかを説明して納得できれば可能な限りUPをしてくれます。ただし1%さらに上乗せとかはほぼ不可能なのでそれは頭に入れておいてください。

 どうして給料に納得がいかないのであれば、上司とは揉める事はせず転職を考える。相手も人間なので給料がもっと欲しい理由を納得させる事で多少はUPを狙える。

 今回は給料交渉についてまとめました。 
 

 

アメリカSilicon Valley在住のエンジニアです。日本企業から突然アメリカ企業に転職して気が付いた事や知って役に立った事を書いています。