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アメリカにいると予想以上に働く事になる

 働き方改革が日本で施行されて、日本人の働き方も少しは変わってきていると思いますが、今回はアメリカでの働き方と日本での働き方を少し比較したいと思います。

公休日は日本の方が圧倒的に多い

 アメリカと日本の公休日について比較します。2019年は以下のようになっています。
 
 ・日本   22日
 ・アメリカ 10日

 日本の公休日は約2倍です。日本人は休まずに働きずめと言うのは嘘です。圧倒的に日本の方が休んでいます。アメリカはクリスマス休暇等を長くとるじゃないか?とよく言われますが日本の正月休みと重なる部分があるので実質+3日程度が増える感じです。なので差は9日程度になります。それでも日本の方が長いです。実はこの部分が隠されて報道されている部分です。

労働時間の違い

 日本だと、朝から夜中まで働いて1日に12時間や15時間労働が多いと聞きます。アメリカは裁量労働なので残業代はありません。なので成果さえ出れば8時間以下でもOKです。
 ここがポイントで、私の周りで8時間以下の労働で成果を出している人は見たことがないです。ですが、会社の人たちは5時や6時になると一斉に帰り始めます。
 大抵の人は家に帰って、家族と夕飯を過ごして一息すると皆働き始めます。夜12時や1時にメールしても直ぐに帰ってくることが多々あります。つまり会社では8時間労働だが、自宅での労働も入れると12~15時間となっています。
 なので、私の感覚から言うとアメリカと日本とで労働時間の差はほとんどないと言う認識です。

休日の過ごし方

 完全にOFFになる人は結構まれです。必ずメールを確認しています。最近ですとPCが無くとも携帯電話に転送できるので、常にメールは見ている状態です。連休でもメールは見ている人は多いです。

仕事効率

 仕事効率は圧倒的にアメリカの方が高いです。日本と違いボトムアップで仕事内容が決まるのではなく、トップダウンでしかもトップが直接進捗管理や指示を出すので、日本のようなすり合わせはないです。
 すり合わせを否定するわけではないですが、責任が曖昧になりがちなので時々、互いにお見合いになったりすり合わせる会議が多発したりします。アメリカではこれがないので、仕事効率は高いです。
 あと、特徴的なのは仕事がアサインされると、その人に全権権限が委譲されるため、準備および決定まで全て一人でできたりします。この点も違うところです。

まとめ

 アメリカにいると、まず驚くのが休日が少ないのと日本以上に働いている人がいるところです。日本と違うのは効率です。こちらの方が圧倒的に効率がよく権限も委譲されているため身動きが軽いです。
 終身雇用ではないので、会社に強制されて死ぬまで働く人はいないです。それよりも自分のスキルアップを目的に死ぬギリギリまで働く人が多いです。



アメリカSilicon Valley在住のエンジニアです。日本企業から突然アメリカ企業に転職して気が付いた事や知って役に立った事を書いています。