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創作料理。サバ缶とほうれん草のパスタ

本日は休みであったため、昼食は自分で作った。四十四歳独身男性の私は毎日、七十の母の手料理を食べて生活している。自分で作れるようになりたい。
で、本日はまたパスタを作った。
サバ缶とほうれん草のパスタだ。
前回は、コンビーフとキャベツで作って美味かったので、今回は「サバ缶」という冒険をした。

*材料

・パスタ・・・・・適量
・サバ缶・・・・・一缶
・ほうれん草・・・適量
・塩こしょう・・・少々
・オリーブオイル・適量


サバ缶はこれを使った

まず、ほうれん草のあく抜きをした。私はもしかしたらほうれん草を調理するのは初めてだったかもしれない。
そのあと、パスタを茹でながら、ほうれん草をオリーブオイルを使いフライパンで炒めた。パスタが茹であがる前にサバ缶をフライパンに投入した。つゆも全部入れた。つゆを全部使うことでパスタに塩こしょうなどをかけなくてもいいと思った。
そして、茹であがったパスタを投入。
あとはフライパンの上で絡めて出来上がりだ。
ひとくちめ、「う、まずい」と思った。パスタに味がなく、サバ缶の臭みだけが際立った。やはり、パスタに塩こしょうをかけなかったのがいかんと思い、塩こしょうを振った。そうしたら、美味いというレベルには達しなかったものの、まあ、食べられるようにはなった。不味くはなかった。
やはり、料理とは塩梅が一番大事だと痛感した。
総評として、これは自分のレパートリーには入れないことにする。誰かに振る舞うほどの美味さではないし、私自身また食べたいという気持ちにもならないからだ。次の機会があれば別の缶詰を使ってみようと思う。

失敗は成功のもとと言うが、今日のような失敗は必ず次に生きてくると思う。料理に限らず、失敗から人は学ぶものだ。
私が今回トライしたのは、パスタのアレンジで、料理としては初歩の部類に入るだろう。私は最初から絶品を目指していない。自分で食べる物だから、失敗してもそのまずい物に文句を言うことはない。
私は山登りをするが、今年は初めて剣岳に登った。この山は日本百名山のうち一番登ることが難しいと言われている。そこに挑戦するにはそれ以前に経験を積んでおかねばならなかった。私は十年前から単独登山を始めた。きっかけは、高校時代に山岳部に所属していて、その道具がまだ家にあったことだ。道具さえ揃っていれば、あとはやる気次第である。
まずは簡単な山から登った。
南アルプスの鳳凰三山が最初だった。これは高校時代に登ったことがあるから、ハードルが低かった。
それから、南アルプスに毎年登って、北アルプスは槍ヶ岳に登った。去年は奥穂高岳に登った。そのとき「次は剣岳だ」と決めて、日頃から近場の山に登りトレーニングした。
剣岳でも失敗はあった。転倒して、手の指の皮がべろんと剥けてしまったのだ。私は絆創膏の類いを持っていなかった。従って、出血に任せ自然治癒を待った。その指で鎖場などの険しい剣岳に登った。指の痛みが私に緊張感を与えていた。失敗が私を守ってくれていたと言える。次は絆創膏など最低限の医療品は持って行こうと思った。
私はパスタをいろいろアレンジすることに少しハマりつつあるが、登山も同じで、最初は簡単な山を登る。そこから徐々に難しい山に挑戦していく。あるいは山小屋泊に慣れたら、テント泊に挑戦するとかである。最初からプロの登山家みたいにはいかないが、徐々にそれに近づいていくのが楽しい。
料理も失敗と成功を重ねてレパートリーを増やしていこうと思う。

ごちそうさま

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