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【2022年4月後半】平凡なサラリーマンの資産運用という脱獄記録

このnote記事を要約します。

・決算シーズン本格化!グロース×、しかし全体としては○
・アメリカ株式マーケットは調整局面入り
・米国経済はギリギリ耐えている状態か?
・今後どうする?

■起きていること

●アメリカ10年債利回り

4月の米国10年債利回り

1ヶ月を通してみても金利は上昇して4月が終わりました。5月4日のFOMCでは0.5%の利上げは確実視されています。

●経済指標観察

-ネットフリックス1日で約6.5兆円吹き飛ばす
4月20日に発表されたネットフリックスの決算が悪く、同株価は1日で-35%(約6.5兆円分)の暴落をしました。売上高、ガイダンスがコンセンサス予想を下回り、有料会員数は過去10年で初めて減少となりました。これを受けてディズニーなど有料動画サービスを展開する他社も株価を落としています。コロナ特需は完全に終わったとマーケットに訴えかけているようです。

翌日にテスラも決算発表をし、こちらは好決算。EPSのポジティブサプライズ幅、粗利益率が凄まじいです。

その他の決算ですが、今の所以下が印象的です。
・Google:×
・アマゾン:×
・マイクロソフト:○
・アップル:○

-FRBパウエル議長発言
21日にFRB議長のパウエル氏が次回のFOMCで0.5%の利上げを改めて示唆しました。この辺りは織り込んでいたと思ったのですがやはり金利及び株式マーケットは反応し金利は↑、株式は↓の動き。

-フランス大統領選挙
現職大統領マクロン氏 VS 極右政党ルペン氏の選挙が4月25日に行われ、マクロン氏の再選が確実となりました。調査会社によると、得票率マクロン氏58%、ルペン氏42%とされ、接戦だったようです。この結果により、ロシアへの対応が欧州で足並みがそろうことが想定され、ロシアからの石油禁輸が現実味を帯びてきました

-米国 消費者信頼感指数
予想:108.5
結果:107.3(前回:107.5)
予想、前回ともに下回った結果でした。米国の消費者は“まだなんとか耐えている”という表現になるのでしょうか。4月に石油や天然ガスなどのエネルギー価格のインフレがピークアウトの兆しを見せた事で、先行指数は僅かに改善しました。

-米国 個人支出 (前月比)
予想:0.7%
結果:1.1%
個人支出は、自動車などの耐久財、衣類などの非耐久財、旅行などのサービス支出の3つを集計したものです。直近の決算を眺めていると、モノの消費ではなく、旅行などのサービス支出に引っ張られて予想を上回っているのだと考えます。

-米国 国内総生産 (前四半期比)
予想:1.1%
結果:▲1.4%
これはすこしビックリでした。米国経済が暗転しているのか?と考えましたが、株式マーケットは反応しませんでした。どうやら米国の輸入急拡大(貿易赤字)が国内総生産にマイナス影響を与えており、経済そのものが暗転しているわけではないとの見方。

-米国 ミシガン大学消費者信頼感指数
予想:65.7
結果:65.2(前回59.4)
予想を若干下回りましたが前回よりは上回りました。インフレの影響はあるものの、賃金の上昇でなんとか持ち堪えている印象です。

■4月後半に私がしたこと

●保有銘柄決算精査

4月27日 $GOOG
2022年 Quarter Ended mar 31
売上高;予想 $68.07B 結果 $$68.01B ×
EPS ;予想 $25.93 結果 $24.62 ×

2022年 Quarter Ended jun 30
売上高;予想 $72.05B 新ガイダンス $‐
EPS ;予想 $27.44 新ガイダンス $‐
悪い決算でした。売却します。コロナショック以降、1度も決算ミスせずに、グロース株らしく成長してきましたが、成長鈍化の印象です。直近の相場環境でズルズル下げてきて、決算後にアフターマーケットにて大きく売られていますので、損切りになりますね。

●ポートフォリオ調整

来るべく調整時までは、キャッシュ比率40%でいたいと思っていて、しかし、美味しそうな部分は食べたいというパラディソ。

$NAT(ノルディックアメリカンタンカー)をポートフォリオに加えて$CRWD(クラウドストライク)を半分利確しました。

●「DEI WITH ZERO/ビル・パーキンス」 読破

良書でした。私も資産形成期真っただ中です、主には米国株式や全世界株式を中心に資産形成をしている途中ですが、出口を考える時間は少なく、資産形成の目的や出口、更にもっと大きな人生の終わりである”死”を見つめ、カネよりももっと大切なことを見つめ直すいい機会になりました。印象的なキーワードとしては「思い出の複利」です。

■5月前半に私がすること

●2022年は積極的にリア充

上記、DEI WITH ZEROの言葉を使えば、「思い出」の蓄積と「思い出の複利」の効果を得るためにも、今だから出来る事、今経験したほうが幸せになることに積極的に時間を使おうと思っています。

子どもたちや家族、友人との時間は無限のように見えても、残酷なまでに有限だと認識しています。自身の健康問題、子供たちの成長は待ってはくれません。

と、言うことで、ゴールデンウィークは家族とキャンプ&サーフィンに行ってこようと思います。新しいアイテムも揃えたので使うのも楽しみです。

●保有銘柄決算精査
5月12日 $NCLH
2022年 Quarter Ended mar 31
売上高;予想 $737.48M 結果 $
EPS ;予想 ▲$1.53 結果 $

2022年 Quarter Ended jun 30
売上高;予想 $1.35B 新ガイダンス $
EPS ;予想 ▲$0.44 新ガイダンス $

■まとめ

最後まで読んで頂きありがとうございました。
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米国株式マーケットは2022年、厳しい相場環境が続いています。

上:NASDAQ 下:S&P500

上はNASDAQ、下はS&P500指数ですが、今年の最安値にタッチ、NASDAQに関しては割り込んでしました。トリプルボトム形成失敗かもです。

NASDAQはハイテク企業が多いので、ダウ、S&P500と比べても下げがきつい状況。2021年からNASDAQに投資した人は全員含み損状態ですね。

S&P500の4月セクター別パフォーマンス

S&P500を眺めてみても4月を通じて大きなマイナスです。生活必需品セクターのみ緑で、あとはほぼ真っ赤な状態。

正直、今後どれだけ下値を試すのかも、どこが底なのかも、どれぐらいの期間厳しい相場が続くのかも、はっきりしたこと、未来のことは私には分かりません。

各企業の決算内容も、全体としてみれば予想を超える良い決算を出している企業はまだ多い状況ですが、ハイテク企業、グロース銘柄は決算をミスする企業が目立っているように感じます。

最近の下げ相場は金融引き締め懸念だけでなく、アメリカを代表するハイテク企業が高い成長率を維持できなくなってきたという業績面の不安を反映しているように見えます。

こんな時は無理することなく、「生き残ること」を最優先にキャッシュポジションでリスクコントロールし、積立投資だけは今までと変わらずコツコツ継続しながら、相場から離れるというのも立派な戦略だと思っています。


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