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続・貴方は今の会社に勤務して13年が経ちました

約2年前の2022年に書いた記事があります。

いつものようにスマートフォンをいじくっていたところ、Gmailフォルダにあの時と同じ1通のメールが入っていました。

こちらに目が留まり、以前noteに書いたタイトルを思い出したという運びです。

ふと、2年前の自分と今の自分で何か変化はあったのだろうか?と思う。

そこで、当時のnoteを見返してみた所感と現在との変化を本記事の材料にしたいと思います。


悟りの境地か


まず当時の記事にはこう書かれていました。

「少々恵まれている経済的待遇は過去の時間を含めた我慢料なんだと理解している」

https://note.com/sw24653/n/n5153c54a70a0

なんだか辛いことでもあったのでしょうか(笑)、我ながら辛辣ですね。

とは言え、2年前と状況や環境が大きく変わったこともなく、上記意見を訂正するつもりもありません。

筆者はいわゆる大手企業に勤めたことがないので、大きな組織での苦労や心労は分かりません。

また、起業経験もないので、自分でビジネスを回す苦労や大変さ、プレッシャーもホントの意味では分かっていません。

筆者はこれまでに中小オーナー企業での勤務経験が3社ほどありますが、ベンチャーや中小のオーナー企業で働くことはまぁ大変です。これだけは実体験をもって理解しています。

多くの場合、この手の組織はオーナーに嫌われることが死を意味するくらいオーナーの権力が絶大なので、色々な意味で大変です。

我儘な人が多いですし、往々にして気まぐれです。

一方ビジネス環境も多くの場合、殿様商売ができる競合優位性や特別な何かを有している組織である可能性は低いので、競合他社や市況変化へ機敏な対応、変化が求めれられるが故、オーナーの方針に時には形だけでも乗っかった風を装いながら、足元の業績を力技で作っていく胆力が求められ、さらにオーナーの機嫌も損ねないようにと、正に四面楚歌なのが特徴的だと思います。

そこで、雇用されている身であるものの、気持ちの上では「代金を払ってくれるクライアント」だと思うことにしてなんとかやり過ごしていると言っていいでしょう。

ただ、やっぱり自分は恵まれているのだなとも思っています。

今日明日を食うに困る生活をしているわけでもなく、家族全員健康に過ごせていて、ある日突然ミサイルが飛んでくる環境で生活しているわけでもありません。

幸せの探求をしていては幸せを感じることが難しいと、どこかで聞いたことがありますが、今あるものへの感謝と幸せを自覚することも重要なんだという気もするのです。


投資方針に変更は無し


株式による資産運用のスタイルに関しても当時、下記の様に言及していました。

ここ数年、特にコロナショック以降は個別株投資(アクティブ運用)で資産形成を加速させましたが、私にベストなスタイルはパッシブ運用だと思います。

https://note.com/sw24653/n/n5153c54a70a0

2021年後半から2022年は筆者の投資戦略を大きく舵切りしたタイミングでポートフォリオも大きく変更しています。

今現在採用している”90:10のコア・サテライト戦略”構築を進め始めたのもこの辺りだったと記憶しています。

この点に関しては現在も全く変更はありません。

自分で決めたルールの範囲内で個別株投資やトレードも行いながら、コア形成に関しては引き続き粛々と励行するのみです。

なお、パッシブ運用は時間がトモダチなので、向こう10年20年単位での戦略変更は無いと思います。


心穏やかになった


2022年、35歳の筆者はこう書き残しています。

歳を重ねると、若かった頃と違い、薄っすらと自分の未来や行き着く先、限界みたいなものが見えてくると言われています。諦めとはまた違う感覚なんだと感じていますが。

これはミッドライフクライシスとも呼ばれてるみたいですね。

一方で、自分の中ではまた違う自分がいて、それぞれが対立します。
自分の限界を自分で決めるな、とか
たゆまぬ上昇志向を持ちたい、とか

https://note.com/sw24653/n/n5153c54a70a0

故・山崎元さんも最後に書かれたその著書の中で「人材価値のピークは35歳前後で訪れる」と仰っていましたので、筆者自身も例に漏れず、何か自身の限界のようなものを感じていたのでしょう。

ここ2年で自分の限界を突破をしたり、環境を変えたりということはなく、月日は残酷なまでに淡々と過ぎていきましたが、現在の方が心穏やかにウキウキしながら日々を過ごせているように感じます。

その理由を自分の中に探っても明確な回答が見つかりません。

あるとすれば、ビジネスキャリア面での”人材価値”に起因することではなく、新たに知り合った人たちとの関係構築が進んだり、積極的に利害関係のない人たちとの時間を確保するようにしたからであろう、と回想しています。

インターネットの発展と共にオープンワールド化した現世では、他者と繋がりやすくなった一方関わり方は希薄なりました。

他者との交流は時に複雑で面倒ごとも引き寄せますが、社会的な生き物である人間である以上、日々に刺激と喜びや感動をトッピングしてくれるのもまた他者との交流なのでしょう。



振り返り


時間軸としては2年なので、筆者の嗜好や価値観のベースはそこまで大きな変化をしていません。

ただ、過去のnoteに記した文面から浮かび上がるニュアンスを感じ取ると、どこかトゲトゲしく、悲哀に満ちているなと感じます。

いまはどうか?と問われれば、幾分マイルドになったのではないかと思っていますが、時間がそうしたのか、環境が変化したのかは分かりません。

他方、2年という歳月を経て、数字で見え易い所は変化していました。

◇年齢
35歳 ⇒ 37歳

◇サラリーマンとしての年収

2022年 ⇒ 2024年:+¥1,500,000
※月額に直せば額面+¥125,000円(手取り:約¥93,000円)

総資産
2022年3月 ⇒ 2024年4月現在:+¥14,000,000 

定量面以外でも実感をもって変化した部分があります。

それは、様々な残り時間を意識するようになったということ。

妻との残り時間、子育ての残り時間、健康に不自由なく過ごせる残り時間、感性の残り時間、欲望の残り時間・・・等々。

この変化を自己認知してから、お金の使い方にも変化が出てきたかなと思っています。

2022年まではストイックに資産形成のための入金力強化へ資金を充てていましたが、現在は今を楽しむことにお金を使うことが多くなったと思います。

引用:日経新聞

自分の健康寿命(フィジカル・メンタル含)がどこでどう減衰するのか、またいつ死を迎えるのかは全く読めませんが、「出来るうちにやっとけ」という親父の教えが、自分自身が40歳に近くなって思い出されるのです。



つづく(たぶん)

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