カモ理論

これは与沢 翼さんが昨日LINEで載せたコラムのテンプレです。

皆さんに共有しようと載せました。

自分なりに大事なところを太字にしました。

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今日は投資の考え方についてです。

よく聞いて下さい。

私は基礎理論や基礎知識10%の上に残りの90%は実践からノウハウを構築してきました。

また上場企業を創業したり、大きな組織の長などではなく、ただの一個人から再出発しているため、このノウハウは多くの人に役立つと確信しています。

まず一つ目ですが、

カモ理論についてです。

ポーカーをやり始めて20分たっても、まだ誰がカモかわからない人は、自分がカモなのだ。

これはバフェットの名言の一つですが、私は昨今このカモという言葉についてずっと考えてきました。

そのきっかけは2つあって、仮想通貨市場においては実際に儲けを出して確定的エグジットをした実現益を出せている人は限りなく少ないことを知り、まして現状含み益の人でさえ10%にも至らないというデータを見たからです。

また自分の読者さんに向けてツイッター上で種々のアンケートを取ったことがあり、そのデータと同じ結果が出たため、この数字はおおよそ信頼できると考えています。

もう一つは、ドバイ不動産を投げ売る外国人の存在と直接取引で対峙して思ったことです。

カモになる、まさか自分が。

そもそもカモになっていることなど誰もが気づいていません。

例えば、キャバ嬢達は、叔父様達や、うだつの上がらない客をカモにし大金を稼ぐことで知られます。

もちろんそのキャバ嬢たちの中にも収入分布や実力格差は広くあるものでキャバ嬢全てが勝っているわけでは当然ないです。

しかしながらここでは、成功しているキャバ嬢を例に、彼女達がその後どうなっているかという経済性に注目してみました。

例えばキャバ嬢がホストやブランド品に大金を使うことはよく知られています。

おじさんや非モテの顧客から回収した大金で、今度はホストやブランドにカモられています。

一方キャバ嬢をカモったホストは、例えば直後に投資詐欺や仮想通貨のカモになっていたりします。

カモの連鎖ではないですが、カモった奴がその後、勝っているかというと、カモった奴が全く異なるベクトルで今度は別の誰かにカモられていたりすることが往々にしてあるわけです。

この例だけでなく、本業ではものすごく優秀な会社の経営者が、投資ではからっきしカモられてばかりということもあります。

投資は必ずしも投資詐欺だけではなく自分で株を売買するような場合も、損切り続きで結果1年で資産が減ったという人は実に9割にも達するそうです。

このデータには偏りがあるかもしれませんが、ある人のツイッター上でのアンケートを論拠にしています。

つまりカモられるというのは本業では優位性を持っていても別のことでは手玉に遊ばれているようなことです。

例えばお金持ちであったとしても女に使いこめばそれは女にはカモられているわけです。

もし、あなたが勝ち続けたいなら、このカモの連鎖にはまることがないようしなければなりません。

あなたが誰かをカモることがあっても、あなたが誰かにカモられてはならないわけです。

カモるというと酷く悪いことのように感じますが、実は、カモるということ自体には2種類あって積極的に悪意でカモってやる場合と、合法的にやる場合です。

結果的に勝つ人は自然に合法的に人をカモっているという場合です。

例えばバフェットも自分の株を他の誰かが自分が取得したよりも高値で買ってくれたからこそ金持ちになったわけです。

高値で買ってくれた人がその後暴落に見舞われようと低い投資収益になろうと、そんなことは知ったこっちゃないわけです。

特に株式市場は売買の相手の顔は見えないようになっていますので、心理的にも何も苦痛はありません。

この現象を見て高値で売り付けて!という表現をするのは被害を被った買い手になりますが、その値段で買うことを自分で決定した以上、全ては自分の責任です。

高値で売り付けてなど、誰もしていません。高値で買ったあなたがいるだけですね。

そこに脅迫や脅し、有形、無形の圧力がかかっていた場合のみ売り付けられたと言うことができますが、ほとんどの場合は買い手が勝手に判断したことなのです。

また、ブランド会社の粗利率一覧を見ると分かりますが、製造原価1割とか2割のブランド品を10割で買う我々消費者も、カモられていると言えばそうなりますが、結局買い手がその値段に合意しているだけ。

売っている人は合法的にカモっているともいえますが、この話は全ての商売で言えることであって、原価5割のものを10割で売るのはいけないことかと言うと、いけないわけがありません。

問題は、優秀な人は常に合法的に誰かをカモっています。一度あえてそう捉えてみて下さい。

企業も商売上手な起業家も。

しかし、一方でカモっている人が今度は直ちに消費者としてあるいは投資家として、あるいは投機家として誰かにカモられているわけです。

カモり続けて自分がカモられることがないのは、バフェットやその他の伝説的な投資家や起業家のみです。

簡単に言うと、多くの人は、会社で労働者(従業員)として企業にカモられ、ついで、なけなしの自己資金はまた他の誰かにカモられているのです。

なぜ従業員がカモられていると断言できるかと言うと、それは、ある営業が1億の粗利を稼ぎ出してきてもその人に与えられるのは500万しかないような雇用契約を見れば明らかです。

もっとも会社にはその人以外の経費があり、それがあったからこそ1億の粗利を出せたことを考えると無理もない話です。

ただそうは言っても、仮に本当は3000万はもらっても妥当であったとしても、それを後から要求することは無理があります。

なぜなら500万で一年働くことに安売りの同意をしたのは他でもない労働者の方だからです。

にもかかわらず、後から私は1億売ったので3000万くれと言うのは、高値で買ってしまった株を買い戻してくれと言うのと同じぐらい無理があるわけです。

そう考えると、従業員は自分の意志でカモられているということです。

一方で今回の不動産を475万から330万まで145万ディルハムも損切りして私に売った人は、私にもカモられていますし、エマールにもカモられたことになります。

ただし、損切りして私に売ったのも、オリジナルプライスで2014年に買ったのも他でもないその投資家自身なのです。

誰も強制もしていない。

当時の営業トークにオーバートークがあったかもしれないし、それは私には分かりません。

ただ契約書面上にそのオーバートークが記載されない限りは、契約書面外で営業マンがなんと言おうと法治国家においては無意味なんです。

オーバートークというのは、ただの例でそんなことがあったかは知りませんが、いずれにせよ営業マンは常にオーバートーク。これが普通です。

オーバートークが本当かどうかも踏まえて自分が診断できる判断の眼を養う以外はないのです。

私もそう考えると、リップルで3か月半で十数億円を利益確定し実際の現金にできたことを考えると、400円付近で買ってくれた人がどこかにいるからこそでその観点で言うと、その意思はなく、攻められる筋合いもないですが、誰かをカモったと言えるわけです。

一方で、エマールからオリジナルプライスの定価で不動産をドバイに着いてすぐ大量に買ったのは、考え方によっては、エマールにカモられたとも言えます。

ただし、リップルの事例においても買った人は、自分で決めており、エマールからプロパーで買った私も自分で決めているわけです。

ここで思ったのは、仮想通貨や株式、FXで上手く振舞っても、私自身も他の誰かにカモられていたら何も意味がないのだということです。

合法的にカモる人は、ご法的にカモられないようにしないと、+カモ−カモでトータル0なんてことにもなりかねません。

+カモ−0にし続けないとバフェットのような成功者にはなれないということです。

ここで挙げた狭い事例だけで考えないで下さい。

何かで勝っても何かで同じくらい負けたら意味がないということです。

勝つときは自分の優位な舞台であるはずです。

一方負ける時は自分が不利な舞台であるはずです。

結局やるべきドメインをしっかりと定めて、不利な舞台は一切無視するのが良いです。

バフェットが自分の土俵をセクションごとに決めて、それ以外の銘柄に手を出さないのも、自分がカモることができても、自分がカモにされてはならないことを本能的に気づいている証拠です。

経済はカモの循環で回っているというのが私が行きついた結論ですが、カモの循環に自分がはまったら意味がないのです。

詐欺師が自分の身内に騙されるようなものです。+1−1=0 元の木阿弥

結果私が決めたことは、

いかる投資においても有利な状況でしか入らない

理解していない舞台ではほぼ確実にカモられるため、有利な舞台以外では戦わない

ということです。

このことは、EMAARの不動産をたくさん買った経緯からNo1デベロッパーであっても100%信じることなどできないということです。

もちろん100%など最初から信じてはいませんが、他のデベや他のエージェントなどよりはエマールダイレクト購入を信じてきました。

しかしながら例えば、営業マンは、ドバイヒルズシドラ(ヴィラ)などは、私が2016年4月に500万ディルハムで買った時、完成時点では800万ディルハムぐらいになるであろうと私に契約書面外で明言、断言していました。

しかしながら、2018年4月現在、このシドラはオリジナルプライスから10%OFFぐらいで投げ売りされたりしています。

もちろん完成は2019年4月なのでまだ経過途中ではありますが、とてもじゃないですが、1年後に800万AEDは、現時点では私には見えません。

もちろんその言葉をそのまま信じてはいませんでしたが、心の中での期待は若干はありました。

しかし、10%OFFで投げ売られるというのは、あまり想像していませんでした。

つまり後から買っても同じようなものということです。

ただ実際は転売市場で買うとエージェントコミッションが入ったり、支払いサイクルが急激であったり、メリットばかりではありません。また、私の場合は、現金一括で7%割引の提案をしていたため、まだなんとかなってはいますが、その意欲的な購入にほとんど意味はありませんでした。

ということで、私が確定的に全てカモられたと思ったわけではありませんが、もっとうまく取得することは可能であったし、相場推移については営業マンやエマールが想定していたものとは異なっているのは事実なんです。

そういう意味で言うと、ある意味私も部分的にカモられたということです。

経済上はなるべく完璧に振舞おうとしてきた自分にとって、今後を生きる上で、この出来事は大きなきっかけとなりました。

そこで、

デベロッパーから買うなら眺望、階層共に最上級のもののみを初動中の初動のVIP待遇でのみ買う

 → 階数は最上から数えて上から3つまで、眺望は間違いなく最強の方向のみ

EMAARのオフィシャルプライスは必ずしも信頼できない

 → 今後EMAARから買うことはほとんどない。もちろん悪いわけではなく、平均的投資収益は長い目で見れば得られるであろうと思いますが、キャッシュの用意できる私からすると投げ売りを取った方が大幅な利、あるいは安全な利を短期間に取ることができ、1のものを0.7で買い0.9で手短かに売ることの方がより堅実なのです。

常にPSQFの単価で考える

 → 感覚ではなく、平米やスクエアフィート単価を各市場ごとに頭に叩きこみ、相対的にどうかを常に考えること

良いエリアの良い立地のプロジェクトだけを買う

 → これは既にわかっていたことですが、例外は決して許されません。例えば東京なら都心3区のみだし、ドバイならクリーク、ダウンタウン、マリーナの中でかつ川の前、海の前、ハリファの前のみと限定すること。

オフプランには完成に近づくにつれ常に投げ売りがありうる

 → 買った後、払えなくなる、払いたくなくなる人は常に一定程度どこの市場にもいる。それだけを探すことは投資機会になる。

こんな感じです。

今日は書き切れないですからこの辺りにしますが、

カモってもカモられたら意味ない。

カモられるだけの人生の人もいる。

カモってもカモられない人が大金持ちになる。

ということは覚えておいて下さい。

3年と莫大なコスト、費用、手間、労力をかけて私が気づいた真実です。

一方でカモられるのが怖いから何もしないのが良いと思っている人ほど、カモられていたり、動かないことが最も安全と思ってそのこと自体でカモられている人もいるので注意です。

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