見出し画像

「品性」と「知性」の関係性


「品性は知性から」

「上品な人は教養が身についてる」

など、品性を身につけるために「知性」が必須であると多くの場所で耳にします。

私も普段から思うのですが、上品だなと感じる方とお話ししていると、やはりどことなく知性を感じます。
語彙が豊富だったり、なぜその分野のことまで知っているの?なんて会話の引き出しの多さに驚くことがあります。

知性がありさえすれば上品になる、訳ではないですが、やはり知識や教養というものは「上品さ」を感じさせるために必須であるかと思います。

では、なぜ知性と品性が結びつくのか、私が思う理由についてお話ししていきます。

1.高級感が出る

これは「人としての深みが出る」と同じニュアンスですが、「高級感」という表現にしてみました。

芯がなくいつもふわふわと他人の意見に流される人に対して、魅力的だと感じることは少なくありませんか?

反対に自分がある人、その人が求めている目標にひたむきに努力している人に惹かれることはないでしょうか。

多くの場合、知的な人は、語彙が豊富で色々な言葉や言い回しを知っています。
そうした人が語る言葉には惹きつけられますし、知識が豊富な人の言葉には深みが出てきます。

そんな人は他人を惹きつけます。

2.余裕が感じられる

上品な方というと、柔和で穏やか、嫌なことがあっても声を荒げたり、取り乱したりせず、落ち着いていて余裕を感じるイメージがありますよね。

知性を感じる=知識がある、つまり「余裕」が出てくるのです。

知識があると視野が広くなり、視野が広くなると様々な角度から物事を捉えることができます。
人の言葉を表面的に捉えるのではなく、
「そういう考え方もあるのだな」
「こうした価値観から生まれた発言なんだな」
と相手の言葉に隠された意味まで考慮しているように見えます。

その結果、余裕を感じさせるように思います。

3.どのような会話でも楽しめる

往々にして、知性がある方は好奇心がある方が多いです。
新しい知識を吸収することにも貪欲です。

自分が知らない話題だとしても、
「知らなーい、興味ない」
といった反応ではなく、
「もっと教えてほしい!」
と目を輝かせます。

相手が自分の話に興味を持ってくれると嬉しくなり、
沢山話したくなります。

「あの人だったら話を聞いてくれるだろうな」
「話を聞いてもらいたいな」
と思ってもらえるような人になれるのです。

4.ミステリアスな魅力を感じる

ただ塩で味をつけただけのスープと、にんじん、玉ねぎ、鶏肉とローリエその他沢山の具材を何時間も煮込み、漉しながら作られたコンソメスープ。

どちらの方が美味しい、と感じるでしょうか。
どちらの方が忘れられない料理になるでしょうか。
そして、どちらの方が味に「深み」があるでしょうか。

言うまでもなく、コンソメスープであるかと思います。沢山の具材から作られた丹精込めたお料理であるほど、
何が使われているのか、全てを当てることは難しいでしょう。
それが、想像力を掻き立てられる「ミステリアスな魅力」になります。

人間も同じです。

2-3回会えばなんとなく人となりが分かるような人よりも、
会うたびに新しい一面が見られる人、
そして「私が持っている魅力はこれだけじゃないのよ」とでも言われているような余裕がさらに他人を惹きつけます。

終わりに

「品性」と「知性」が結びついていること、
知性を身につけることでどれほど魅力的になれるのか、と言うことをお話しました。

では、「知性はどのように身につけたら良いの?」
と言うことで、知性の身につけ方については、また別途記事を作成して見たいと思います。











この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?