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男性の抜け毛はサブスクで治す時代?!

レディースデー、女性専用車、女性専用ジム・・・
なにかと女性に特化したサービスや商品が蔓延る今日この頃・・・。
(女性である私にとっては有難い限りですが)

himsという男性特有の悩み(抜け毛、EDなど)に対するお助け商品を販売するD2Cブランドがアメリカにあるのだとか。

サイトを実際に見てもらうと分かるんですが、トップページからして抜け毛対策やらを扱っているとは到底思えないスタイリッシュさ。

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そしてキャッチコピーも面白い。

Guy.
Against staggering odds, two things happened: one, the universe, two, you. Let’s walk at our full height, honor the forebears, have a smile and for god’s sake, floss.

男性よ。
驚異的な可能性に反して、2つのモノが生まれた。
一つは宇宙。二つ目が君だ。
背筋を伸ばして歩こう。先祖を敬おう。笑顔になろう。そんでもって、見せびらかそう。

2文目は皮肉なので、日本語に訳すとニュアンスが伝わりにくいですが・・・。
君は宇宙と同じくらい可能性があるってことですね。

「性」に特有の商品たち

生理用品のサブスクがアメリカでいくつか立ち上がっているのは以前から知っていて、日本の生理用品にはあり得ないオシャレさに度肝を抜かれました。(KaliLOLA など)

その時に、こういう「性」に固執した商品ってやっぱりその性で生まれてきた人たちにしか思い浮かばないよなーなんて思っていました。

男性には、女性が生理中にどんな気持ちになって、どんな商品やサービスがあったら嬉しいか、というのは自発的には分からないですよね。

と、その時点では完全に女性目線でしか考えていなかったわけですが・・・
男性にだって男性にしか分からない悩みが当然あるわけですよね。

himsの記事を読んではじめてそのことに気付いた自分がなんだか情けなくなりました・・・。
(日常的に色んなアングルから物事を見ている方だと思い込んでいたのですが、まだまだでした!)

私は男性になったことはないので(そりゃそうだ)、実体験として何か語ることは出来ないのですが、himsを見て思い出したことがあります。

それは、20代前半でハゲはじめた塾の先生のことです。笑

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リー〇21に通う大学生

中学時代に通っていた塾の先生(今思えば大学生バイトだったのでしょう)が、ある日の授業中、

「俺、まだ若いのにハゲはじめて困っている」

と当時中学2年生の私たちに言いました。

教室中にどっと響く笑い。
14、5歳の中に向けてその類の話を始めれば、ウケないはずがないのです。ハゲネタゆえにその先生は非常に人気でしたが、20代前半からハゲ始めるって、本人からしたらショックが大きかったでしょう・・・。

そして、初告白からしばらく経った頃、今度は、

「リーブ21に通い始めたんだ」

と頼んでもいないのに報告してくれました。笑

その時に言っていたのは、「施術をしてくれるのがおっさんならまだいいが、結構若めのおねえさんなのがすごくイヤだ」ということです。
こいつ、若いのにもうハゲてるよ、クックック・・・と思われてるんじゃないかってずっと考えていたそうです。

たしかに、自分が恥じている部分を異性に見せるって気が進まないですよね・・・。
自分に置き換えてみれば、脱毛を若い男の子にやってもらうということかな・・・。(絶対にイヤだ!)

私はエステやら脱毛やら行ったことがありますが、施術者は100%女性でした。女性の私からすると、同性にやってもらうのは何の嫌悪感もないわけですが、男性からしたらどうなんでしょう?

himsは、まさにこの先生が抱えた悩みに重なる悩みを救ってくれる救世主なのでは?!と思いました。

従来は、対面で診察を受けないと貰えなかった薬を、オンラインで購入できる。
仕事を抜け出して病院に行く必要もなければ、薬局で薬を受け取るときに恥ずかしい思いをする必要もない。

これこそオンラインの強みが活きているな、と思います。

全く同じことを日本でやろうとしても、薬事法の観点で引っかかる点がありそうな気がしますが・・・
(日本でも生理用品のサブスク立ち上げられないかな?と思ってちらっと調べていた時に、日本の薬事法のめんどくささを知りました。笑)

この文脈そのものは、ほかの商材にも適用できるのではないか?!と思いました。

恥じらいは、ビジネスになる。のかもしれない。

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