甘めのコーヒーを1杯

新卒1年目noter。コンサルしてます。仕事が忙しいので更新頻度はめっきり遅い。

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  • 挑戦者!

    僕の趣味はいろんなことに挑戦することです。挑戦した話を投稿してみなさんに良い情報を伝えれたらと思います!気軽に見に来てください!

  • 「週刊 絶品ブログ旅」まとめ

    僕が全力でスキした記事のなかでも、特に強烈な影響・感動を貰った記事を厳選して紹介しています。

  • 空想学

    フィクション(アニメや物語など)がもし現実になったらどうなるのかを全力検証していくコーナーです。ちょっとした勉強にもなると思うのでぜひ読んでみてください!

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旅への準備運動

電車は乗り始めは楽しいが、だんだんと飽きてくる。手許には尾道行きの切符。旅のスタート地点はまだまだ遠い。 さて、今回の旅の目的は「24時間歩行」。24時間連続で歩いたら人間はどうなるのかを知るために旅をする。被験者は僕と友人一人。友人というのも、脳筋な企画には大体参加している、毎度お馴染みの超健康優良児バカ一徹である。 しかし、友人は何故か今回の旅にあまり乗り気ではなく、説得(洗脳)するのに時間がかかった。親友の再三の誘いにも応じず、彼は日本のどこかにあると言われる秘境紛

    • そして新たな季節はやってくる

      ここ一週間は、あまり外に出ていなかった。卒論執筆も佳境に入り、修行僧の如く部屋に籠ってひたすら文字化していた。実際、念仏も少し唱えていた。念仏の内容は非常に汚汚としていたが(ex. だるい、うぜぇ、めんどい)、ひたすら神仏にお祈りしていた点において同質である。 そして先日、指導教員の前で卒論の発表をした。最大の鬼門は脱した。最終調整しなければならないのでまだまだ卒論提出とはいかないまでも、あとはコツコツと追加調査・執筆に勤しむだけである。 余裕が出てくると、今まで見落とし

      • 【旅話】箱の中の猫

        果たして飛行機は遅延した。1時間20分もの大遅刻。空は快晴なのに、俄かに暗雲が立ち込めるような、そんな心地だった。 2泊3日の旅程で、日本の頂「富士山」を攻略する。それが今回の旅行の最大の目標だった。 元々2,3年前から少しずつ計画はしてきていたものの、何だかんだが色々あり実現できずにいた。長年共に富士山登山を志してきた友人も、度重なる延期や計画の見直しを経ていくうちに、「大学在学中に登頂は無理そうだな」と感じていたらしい。 それが今回、お互い就活も終わり(恐らく)最後の夏

        • 「どこか遠くに行きたい」を英訳した日

          梅雨の季節、若しくは秋晴れの日は、どこか懐かしい気持ちになる。昔考えていたことが、スッと頭の中に入ってくる瞬間がある。 つい先日もそうだった。土砂降りの窓の外を見たときに何だか心地いい鬱屈さを覚えて。「あれこんなムズムズする気持ちどこかで……」って疑問に思っていたら、案の定昔も同じような感覚に陥っていた。 ・・・・・・ 中学三年生のとき、同じように窓の外を見ながら「どこか遠くに行きたい」と思っていた時期があった。「どこか遠くに行きたい」と思いながら、どこにも行けない現状

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        記事

          Bの効力

          バーナム効果で有名な例は血液型占いだろう。例えば「A型は真面目が多いよね」という話を聞いたとき、「ああなるほど、確かに僕の身近にいるA型は真面目ばっかりだ」と錯覚する人も多いと思う。しかし「真面目」という言葉自体は極めて概念的で曖昧模糊としており、その気になれば全員に当てはめられそうな特徴だ。それをあたかも特定の人のことを言い表しているように感じてしまうーこれがバーナム効果である。 そして真面目という言葉はよっぽどバーナムに使いやすいのか、 「A型は真面目だよね」 「B型

          逆転のA

          「小さい子供たちと遊んでくれん?」と頼まれた。暇そうな大学生に見られたことは甚だ遺憾ではあったが、「面倒見のいい男子はモテるで」という甘言に騙され、ふにゃふにゃと二つ返事で承諾してしまった。そういうわけで、単身児童会に乗り込んだわけである。 普段小さい子たちと関わる機会が無いので、どんな遊びをするか決めるだけでも手探り状態になってしまう。 手加減するのが苦手な性分で、ついつい本気になってしまい危険だから、スポーツは✕。 ゲームは近くに無いからパス。 お遊戯するほど年少でも

          相対性理論で人生長生きの秘訣を探る

          相対性理論をめちゃめちゃシンプルな言葉で説明すると、「時間や空間は相対性を持つ」となる。要するに観測する人によって、時間や空間の感じ方が異なるという意味である。 身近な例で言えば、『小学校一年生の一年間』と『43~44歳の一年間』の長さは全然違うものに感じるだろう。もちろん客観的観測では同じ長さの時空だが、何故か明らかに前者の方が長く感じてしまう。皆さんも経験則で何となく共感していただけると思う。 一方で、アインシュタインは「光の流れは絶対的」としている。慣性系(恒星とか

          相対性理論で人生長生きの秘訣を探る

          言葉税

          もしも、今目の前に「綺麗な花」があったら、皆さんはなんと言うだろうか。 僕はきっと「綺麗だ」とは言えない。「色鮮やかで透明感のある花だ」とか「雄大な大地を想わせるような花だ」とかなんとかかんとか言うだろう。 聞いている人からしたら、言葉が寧ろ邪魔くさく感じるに違いない。綺麗なものは「綺麗だ」、そっちの方が余程聞いている人の心を動かすと思う。 それでもやっぱり無駄に言葉を尽くしてしまうのは、その花をただ「綺麗だ」一言で終わらせたくない、そんな心情が動くのだと思う。 ……流

          全天決行、全然結構!

          「旅先の空はやっぱり青天が良い」、と思い始めてしまったのはいつからだったか。 先日、僕は友人と旅行計画を練っていた。僕とその友人は同じ日程のインターンシップに参加する予定だったので、インターンシップの合間に行けるような旅行プランを作っていた。旅先は僕ら史上初上陸となる地。否応にも旅行計画の議論は白熱する。 そんな中、僕は無意識に「当日晴れだったら良いんだけどなあ」と呟いていた。何の変哲もない、ごく普通の心情だ。どうせ遊ぶなら晴れの方が良いに決まっているし、実際僕も僕の友達

          全天決行、全然結構!

          「これがサイダーの飲み方だぜ。」

          小学生の夏。 当時ボール遊びが苦手だった僕は、木陰で涼みながら友達の野球を観戦していた。目の前がグラグラと揺れるような猛暑の中で、よくそんなに運動できるなと半ば呆れながら観戦していた。 どんぐりの背比べのような、一進一退ではあるけれどもどこかじれったさのある野球。そんな試合でも軸となる選手はいるようで、一際俊敏な動きで奮闘している奴がいた。彼の奮闘の甲斐もあってか、見事そのチームが勝利。喜びに沸くナインの中心には、やはり彼がいる。 試合後、彼は陽の当るところでサイダーを

          「これがサイダーの飲み方だぜ。」

          夏目漱石は今どき流行らない

          ※夏目漱石を馬鹿にしているわけではありません。 手前勝手の経験則だが、日頃から小説を読むような人は、文学気質の人が多いと思う。 文学気質。つまり婉曲表現を多用する傾向があり、例えば(単なる)青空を「蒼の階段」「眼前に広がる群青日和」などと表現しがちだということだ。 これは別に悪いことではない、と僕は思う。表現のしかたが秀逸であれば、読み手を一気に文章の中に引き付けることが出来るからだ。 ただしある程度の理解力や想像力を読み手に要求することになるため、真意が上手く伝わら

          夏目漱石は今どき流行らない

          人は24時間歩くとどうなるのか

          僕らは旅路の全行程を終えてホテルに到着した。今、ホテルの名物である温泉に入ってきたところだ。風呂上がりで心地悪い疲労感に襲われている。 友人はというと、傍らのベッドにめり込むようにして眠っている。「ホテルに着いたら完全踏歩を祈念して美味しいものを食べよう」と思っていたのだが、こんな感じだと今日は夜ごはんを食べずに眠り続けることになるだろう。 かく言う僕も身体各所がものすごく重いし睡魔が迫ってきている。食欲どころか睡眠欲だ。もしかしたら本記事を書き上げる前に寝てしまうかもし

          人は24時間歩くとどうなるのか

          【旅話】旅路の最終局面

          (前書き) 長かった24時間歩行企画。 漸く旅路が終わろうとしている。 夏疾風が薫る旅路に休止符が打たれようとしている。 僕らは今治に渡る最後の橋を歩き始めている。 ……。 つい先刻まで最悪だった空気。「休憩するか、休憩せずに歩き続けるか」で意見が割れた僕たちは、二人とも無言でトボトボと歩いていた。 と、傍らを歩く友人が、急に前を向いてものすごい勢いで坂を駆けあがった。慌てて僕は友人の後を追おうとしたが、生半可な早歩きでは追いつけそうになく、小走りで追いかけた。

          【旅話】旅路の最終局面

          【旅話】歩いて夜を明かせ

          午前五時半。僕らは公園のベンチに座ってぐったりとしていた。すぐ目の前には見飽きた瀬戸内海が広がっていて、徐々に明るくなっていく空を鮮明に映している。 企画開始から12時間。遂に歩いて夜を明かしてしまった。 近くをおじいさんが犬を連れて散歩している。早起きは大変結構なことだが、僕らは夜を徹して歩き続けたのだ。「よほど俺たちの方が健康的だな!」と、僕は半分喘ぎながら横に座っている友人に話しかけた。話しかけたが友人はうんともすんとも言わず、不審に思って横を向くと彼は白目を剥いて

          【旅話】歩いて夜を明かせ

          【旅話】100のネタを持とう

          友達から「一緒にやろう」と誘われ何となく始めた文章投稿。気が付けばもう二年が経過している。 最近、「noteを続けている理由って何だろう。」と、ふとした瞬間に疑問に思うことがある。 文章を書くのは好きだ。好きだが、文章を量産するのは難しいし、正直めんどい。質の悪い文章は投稿したくないという想いがあって、面白いアイデアが浮かんでも、上手く言語化できないようなら諦めることもしばしばある。見栄やら虚勢やらがじゃまをして想い全開の記事もなかなか書けない。 noteを通して世界が広

          【旅話】100のネタを持とう

          【旅話】世界渡りの楽しみ方

          しまなみ海道は、今治と尾道の間にある島を結んで出来ている。島と島の間には必ず橋があるので、しまなみ海道を徒歩で踏破するなら避けて通れない道だ。 さて僕らが通った島は全部で7つある。渡った橋も8つだ。橋の長さは一定でなく、300mくらいで渡り切れる橋もあれば、3000m歩いてもまだ終わらない橋もある。僕らは大体15分/㌔で歩いていたので、約1時間かけて漸く渡り切れた橋もあった。 しかも厄介なことに、どの橋を渡るにも急傾斜の山道を登り下りする必要があり、毎回かなりの疲労が蓄積

          【旅話】世界渡りの楽しみ方